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古代ダルマ?雪村ダルマ?それとも座禅ダルマ?

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月7日更新

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古代ダルマ?雪村ダルマ?それとも座禅ダルマ?

古代ダルマ 顔が黒く、身が細い変わったダルマ、古代ダルマ。

 いつの頃からか三春に伝わるこのダルマ。さまざまな名前を持っています。「雪村ダルマ」、「古代ダルマ」そして、「座禅ダルマ」。

 このダルマの会話をしていても、
「雪村ダルマは、厳しい顔をしていていいねえ。」
「そうだねえ。古代ダルマは、他のダルマとはおもむきが違うよ。」

 このように、人によって呼び方が異なるのです。なぜ、このダルマはさまざまな名前を持つのでしょうか?また、正式名称はいったい何でしょうか?こうした疑問を解決すべく、いろいろな方にお話を伺いました。

このダルマの制作元であるデコ屋敷・恵比須屋さんのお話

 昭和40年代に先代が蔵から一体の木型を発見し、「古代ダルマ」と名づけた。発見された木型の複製からダルマを作るため、大きさは一定である。

このダルマを長年購入している方のお話

 修行中の達磨大師をモチーフに制作されたものであり、「座禅ダルマ」と呼んでいる。悟りをひらく前の達磨大師を強調するため、黒い顔、険しい表情、手が描かれる等、非常に人間くささを帯びている。

高柴デコの会著『デコ屋敷』の内容

 昭和40年代にデコ屋敷・恵比須屋の蔵から木型が発見され、「古代ダルマ」と名づけられた。福聚寺に伝わる「雪村筆達磨図」をモチーフに、発見された木型から制作されたものではないか。(「雪村ダルマ」と呼ばれる所以か?)

 以上の、お話・文献から、次のように解釈できるのではないでしょうか。

 このダルマは、昭和40年代にデコ屋敷・恵比須屋さんの蔵から木型が発見され、「古代ダルマ」として生を受けた。悟りを開いた達磨大師をモチーフにした通常のダルマに対し、修行中の達磨大師をモチーフに制作することになり(「座禅ダルマ」と呼ばれる所以)、そのモデルになったのは、福聚寺に伝わる「雪村筆達磨図」だったのではないか(「雪村ダルマ」と呼ばれる所以)。

 このダルマを制作された方が「古代ダルマ」と呼んでいることから、正式名称は、「古代ダルマ」と考えるのが自然だと思います。しかし、はっきりしていることは、さまざまな名称で三春の人々に呼ばれ、親しまれている事実です。多彩でユニークな三春ダルマの代表格として、今後も生き続けることを信じてやみません。

(安達 良平)

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