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図書館:カミキリムシについて

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年2月24日更新

カミキリムシは、アジアから南アメリカを中心に世界中で約20,000種、そのうち日本には約800種が棲息しています。
カミキリムシのアゴは、『髪をも良く切る』ということからその名前がついたと言われています。
その噛む力を人に置き換えると、なんと約1トンにもなります。そんなカミキリムシの世界をのぞいてみましょう。

特徴

カミキリムシの特徴は、長い触角です。一般的に、触角が長いのがオス、短いのがメスと区別します。
そして、名前の由来にもなったアゴ、本当に髪の毛が切れます。カミキリムシのアゴをアップで見ると、歯が鋭いうえにノコギリのようになっています。カミキリムシと同じアゴの構造を持つクワガタムシと比べると噛む力を比べてみると、カミキリムシが959g、クワガタムシが646gとなりました。測定したカミキリムシの体重は45gなので、体重の21倍ほどの力で噛むことができます。

カミキリムシの写真

食べ物

カミキリムシの幼虫は、強いアゴを使って木を食べます。
しかし、大人になると種によって食べ物が変わります。主に(1)植物の葉や茎を食べるもの、(2)木の皮を食べるもの、(3)花の蜜を吸うもの、の3つに分けられます。
カミキリムシの口は食べ物の種類によって、向きが変わります。口が下向きについているカミキリムシは、葉や茎、木の皮などを食べます。逆に、ハナカミキリ類は、花の蜜を吸いやすいように、口が上向きについています。

役割

カミキリムシは樹木を枯らす害虫と思われがちですが、森を枯らす仲間はわずかで、多くのカミキリムシはすでに枯れた木の掃除屋です。カミキリムシがいないと、枯れ木の分解が進まず、森の世代交代が停止してしまいます。
そして、生木食いの仲間(ゴマダラ、シロスジなど)は弱った木、年老いた木が分かる能力があり、それらを早く処分する役割があります。
カミキリムシは、このような自然のサイクルをスムーズにするために非常に大切な昆虫なのです。
松枯れの犯人は、カミキリムシに寄生するマツノザイセンチュウなのです。

カミキリムシに会おう

【春】・・・カエデやモミジ類の赤い小さい花、コデマリの花、クリの花など

【夏】・・・ノリウツギ、リョウブ、ショウマなどの白い花など

午前9時から11時ごろに多くのカミキリムシがこれらの花に集まります。
天候は快晴がベストで、曇りでも会うことができます。

貯木場に置かれた伐採木や積んであるマキにカミキリムシは集まってきます。また、この材のある周辺にヤブや木などがあれば、その草や葉によくひそんでいます。時間は、午後がベストです。

ライト

カミキリムシは明かりに集まる習性があります。集まる場所は、周辺に林や森がある、街灯近くの白い壁、駅構内、高速道路のサービスエリアなどです。なるべく月が出ていない、曇りの蒸し暑い夜が良いようです。

観察を終えたら、元の場所に戻してあげましょう。

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