図書館:クワガタムシについて
クワガタムシは、甲虫目カブトムシ亜目コガネムシ上科クワガタムシ科に属する昆虫です。
戦国武将の兜の飾り『鍬形』の形に似ているため、『クワガタムシ』と呼ばれるようになりました。
クワガタムシ科の昆虫は日本で約40種、世界には熱帯アジアを中心に約70属1300種あまりが知られています。
特徴
クワガタムシの大きな特徴は、オスの大きく発達した大あご(ハサミ)、そして、木の中やすきまで生活できる平べったい体ですが、他の甲虫と決定的に違うのは触角の第一節(付け根の部分)がとても長いことです。下の写真で、カブトムシと比べてみましょう。
体の大きさ
クワガタムシも、カブトムシのように同じ種類でも体の大きさが異なります。
クワガタムシは、成虫になってから体の大きさが変わることはありません。幼虫の時に、十分に栄養をとれたかで体の大きさが違ってきます。
オスのミヤマクワガタの大きさの違い
アゴのちから
クワガタムシのオスのハサミは、メスやエサ場を確保するための大切な武器です。カブトムシのツノは、皮膚が発達したものですが、クワガタムシのハサミはアゴが発達したものです。
立派なハサミに指を挟まれ、痛い思いを経験した人は多いでしょう。
クワガタムシのアゴの力を、人間の大人の男性に換算すると、約8.2トンもの力になります。ものすごい力ですね。
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