図書館:木星について
木星はとても大きく、太陽系の残りの惑星はすべてその中に入ってしまいます。
ステーションの望遠鏡でもよく観察する木星の世界をのぞいてみましょう。
木星の世界
木星は、大部分が軽いガス成分でできています。
直径は、地球の11倍、体積は1320倍、質量は318倍という巨大さです。
木星には現在、約40個の衛星が見つかっています。衛星系の性質が太陽系の惑星と似ているので、『ミニ太陽系』とも呼ばれます。
木星は10時間たらずの高速で自転しているため、つぶれたような楕円形をしています。
ステーションの望遠鏡で撮影
表面温度
木星は太陽から遠く離れており、表面温度はマイナス150度Cという世界です。
しま模様
木星には赤や茶色、白のしま模様の雲が見えます。この鮮やかな雲の色は、硫黄化合物や有機物の微妙な化学反応によるものといわれています。雲の色は、高度に関係しており低い層では青く、高くなると茶色と白、最も高い層では赤になります。
赤い渦巻き
木星の表面で最も特徴的なものは南半球にある大赤斑です。地球が3個も入ってしまうほどの巨大な楕円形の渦です。原因については、大気の下の地形の影響、地球の台風のようなものなどという説がありますが、いまだにはっきりとはわかっていません。発見されてから350年以上も見え続けています。
薄いリング
リングを持つ惑星といえば土星が有名ですが、木星にもリングがあります。リングは、木星の半径の約1.8倍のところにあり、とても薄いために地球からの観測では発見できませんでした。
大赤斑
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