三春周辺の岩石・地質:お城山の白河層
印刷用ページを表示する 掲載日:2012年2月24日更新
お城山の白河層
お城山の砂レキ層の上部には、石英アンザン岩質ギョウカイ岩がたい積しています。
このギョウカイ岩は、多量の石英と角閃石と、少量の輝石を含む灰色の岩石です。
特に硬い溶結ギョウカイ岩は、石垣などの石材に利用されます。
このギョウカイ岩が、今から約160万から110万年前に那須連峰の鎌房山あたりから、噴火の際に生じた熱雲によって火砕流として運ばれたものと考える人もいます。
このような白河層は、町内や近辺の小高い丘陵の頂上部で見ることができます。