三春周辺の岩石・地質:一本松の大理石
一本松の大理石へ
三春町字一本松地内の国道288号線沿いに石灰岩質の露頭を見ることができます。
以前は、採石加工を行っていましたが現在は行われていません。
阿武隈高地は大部分が花こう岩類でできていますが、一部に石灰岩の見られるところがあります。滝根町や大越町、常葉町とともに三春町の一本松地内の石灰岩は、そのめずらしい例です。
この石灰岩は、今から約3から2億年前、三春町の辺りが海の底だった頃にたい積した石灰質のたい積物が石灰岩になったものです。
その後、地殻の変動が起こり、高温高圧のマグマに変成されながら押し上げられてできたため、化石などは消えて、結晶質石灰岩(大理石)となりました。
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