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平成16年12月三春町議会定例会会議録

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三春町告示第91号

平成16年12月三春町議会定例会を、次のとおり招集する。

平成16年12月9日

三 春 町 長 鈴 木 義 孝

1 日 時 平成16年12月16日(木曜日)午前10時
2 場 所 三春町議会議場


平成16年12月16日、三春町議会12月定例会を三春町議会議場に招集した。
1、応招議員・不応招議員
1)応招議員(18名)
1番 萬 年 智
2番 橋 本 敏 昭
3番 加 藤 徳 治
4番 渡 辺 泰 譽
5番 五十嵐 信 安
6番 佐久間 茂
7番 栗 山 喜 一
8番 上 石 直 寿
9番 村 上 瑞 夫
10番 渡 辺 渡
11番 日下部 三 枝
12番 ? 山 ? 夫
13番 佐 藤 一 八
14番 儀 同 公 治
15番 渡 辺 勝 雄
16番 三 瓶 正 栄
17番 柳 沼 一 男
18番 本 多 一 安
2)不応招議員(なし)

2、会議に付した事件は次のとおりである。
議案第87号 三春町財政構造改革プログラムについて
議案第88号 地方道路整備臨時交付金事業町道富沢平沢線道路改良工事請負変更契約について
議案第89号 三春中学校屋内運動場改築建築主体工事請負変更契約について
議案第90号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第91号 三春町税条例の一部を改正する条例の制定について
議案第92号 三春町納税組合報奨条例の一部を改正する条例の制定について
議案第93号 平成16年度三春町一般会計補正予算(第3号)について
議案第94号 平成16年度三春町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について
議案第95号 平成16年度三春町介護保険特別会計補正予算(第2号)について
議案第96号 平成16年度三春町水道事業会計補正予算(第1号)について
議案第97号 平成16年度三春町下水道事業等会計補正予算(第2号)について


平成16年12月16日(木曜日)

1、出席議員は次のとおりである。
1番 萬 年 智
2番 橋 本 敏 昭
3番 加 藤 徳 治
4番 渡 辺 泰 譽
5番 五十嵐 信 安
6番 佐久間 茂
7番 栗 山 喜 一
8番 上 石 直 寿
9番 村 上 瑞 夫
10番 渡 辺 渡
11番 日下部 三 枝
12番 ? 山 ? 夫
13番 佐 藤 一 八
14番 儀 同 公 治
15番 渡 辺 勝 雄
16番 三 瓶 正 栄
17番 柳 沼 一 男
18番 本 多 一 安

2、欠席議員は次のとおりである。
なし

3、職務のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
事務局長 市 川 昌 勝 書記 今 泉 喜 徳

4、地方自治法第 121条の規定により説明のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
町長 鈴 木 義 孝
助役 橋 本 健 夫
行財政改革室長 橋 本 国 春
総務課長 湯 峰 初 夫
住民税務課長 影 山 常 光
保健福祉課長 村 上 正 義
産業建設課長 宗 像 正 英
会計室長 欠席(橋本光家)
企業局長 遠 藤 誠 作
教育委員会委員長 深 谷 信 吾
教育長 橋 本 弘
教育次長兼教育課長 田 中 金 弥
生涯学習課長 原 毅
農業委員会会長 加 藤 武 彦
代表監査委員 野 口 ? 彦

5、議事日程は次のとおりである。
議事日程 平成16年12月16日(木曜日) 午前10時開会
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 会期の決定
第 3 諸般の報告
第 4 議案の提出
第 5 町長挨拶並びに提案理由の説明
第 6 議案の質疑
第 7 議案の委員会付託
第 8 請願陳情事件の委員会付託

6、会議次第は次のとおりである。
(開会 午前10時)

【開 会 宣 言】

○議長 ただいまの出席議員は18名であります。
定足数に達しておりますので、平成16年三春町議会12月定例会を開会いたします。
ただちに本日の会議を開きます。

【会議録署名議員の指名】

○議長 日程第1により、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第113条の規定により、8番上石直寿君、9番村上瑞夫君のご両名を指名いたします。

【会 期 の 決 定】

○議長 日程第2により、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日より12月22日までの7日間といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。
よって本定例会の会期は、本日より12月22日までの7日間と決定いたしました。
なお、会期日程につきましては、お手元に通知いたしました日程表のとおりとしますので、ご了承を願います。

【諸 般 の 報 告】

○議長 日程第3により、諸般の報告を行います。
出納検査の結果について、監査委員より、平成16年度第6回、7回、8回の例月出納検査報告がありましたので、その写しをお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。
定期監査の結果について、監査委員より、定期監査の結果について報告がありましたので、その写しをお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。

【議 案 の 提 出】

○議長 日程第4により、議案の提出を行います。
提出議案は、お手元にお配りいたしました「議案第87号、三春町財政構造改革プログラムについて」から「議案第97号、平成16年度三春町下水道事業等会計補正予算(第2号)について」までの11議案であります。

【町長挨拶並びに提案理由の説明】

○議長 日程第5により、町長挨拶並びに提案理由の説明を求めます。
鈴木町長!
○町長 12月定例会の開会にあたり、ご挨拶と提案理由の説明をいたします。
月日の経つのは早いもので、12月定例会を迎えました。この1年間を振り返ってみますと、国際的にはイラクの戦後紛争が続く中で自衛隊の復興支援活動が行われております。現在、郡山、福島駐屯地からも隊員が派遣されており、我が三春町出身の隊員も含まれていると聞いております。無事任務を終え、帰国されることを願っております。
国内的には集中豪雨や度重なる台風による被害、更には追い討ちをかけるような新潟中越地震など災害に見舞われた年でありました。中越地震では多くの町民の方々より、義援金や生活物資の協力をいただき、お礼を申し上げたいと思います。また、復興支援活動に町職員も11月9日から30日までに12人で述べ63日間参加いたしました。災害にあわれた方々には向寒の折、一日も早く普段の生活ができることを願ってやみません。
さて、我が町にとりましては、今年は築城500年の大きな節目の年でありました。築城500年の記念事業は春のイベントから始まり、各種団体による冠事業、また、11月の記念式典、各種団体と多くの町民に参加いただいた産業祭と、築城500年の節目の年にふさわしい1年でありました。
次に、今年度計画しておりました各種事業につきましては、ほぼ予定通り進んでおりますが、今後は今回の補正予算に計上いたしました災害復旧事業などに取り組むことにしております。
一方、町財政は厳しさを増しております。特に歳入では国の三位一体の改革による地方交付税などの削減、歳出においては扶助費、特別会計などへの繰出金の増額に加え、一般会計、企業会計を合わせた約191億円の借入金の償還が重くのしかかっております。過日、平成15年度県内市町村の決算結果が公表されましたが、我が町の財政指標は一番悪い方の位置にありました。町の財政状況は正に非常事態であると言わざるを得ません。
そのようなことから、県の指導・支援を受け、平成16年度から平成18年度までの3年間の三春町財政構造改革プログラムを作成し、財政再建に取り組むことにいたしました。このプログラムは集中的に経常経費などの削減と歳入の確保を図り、借入金の償還に努め、3年間で一般会計の借入金残高132億円を120億円にすることを目標としました。先日、全職員に町の財政再建に当たって、町長が先頭に立って借入金減らしを実行するので協力してほしい旨のお願いをしたところであります。議員の皆さんをはじめ町民の方々にもご理解をいただき財政再建に努める覚悟でありますので、どうかご理解とご協力をお願い申し上げます。
それでは、提出議案の説明をいたします。
(別紙議案説明書を朗読)
以上、提案理由の説明といたしますが、十分ご審査をいただき、議決賜りますようにお願いを申し上げまして終わります。よろしくお願いいたします。
(議案説明書を読み違えたため、訂正のために登壇)
○町長 議案第93号の下から4行目。歳入歳出それぞれ6,266万円を4,200と読んだということでありますので、訂正してお詫びをいたします。よろしくお願いいたします。

【議 案 の 質 疑】

○議長 日程第6により、会議規則第37条の規定により、提出議案に対する質疑を行います。
これは、議案第87号から議案第97号までの提案理由の説明に対する質疑であります。
議案第87号、「三春町財政構造改革プログラムについて」を議題といたします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第88号、「地方道路整備臨時交付金事業町道富沢平沢線道路改良工事請負変更契約について」を議題といたします。
これより質疑を許します。
10番!
○10番(渡辺渡君) 1点だけ質問をいたします。この議案については6月に議決した工事でありますけれども、6月議決の時点での我々に提出された議決に対する資料で我々は判断しておるわけですが、8,500万の工事請負に対して870万超の変更ということになりますと、1割を超えるわけですね。とすれば、6月の説明時の設計並びに積算についての信憑性がかなり失われる事態になっているのではないのかなと、そのように思われるんですが、今回のこの議案に対しての積算、それから設計についての信頼性、信憑性について説明を求めたいと思います。
○議長 答弁を求めます。
産業建設課長!
○産業建設課長 ただいまのご質問でございますが、6月の時点での議案として提出した内容とだいぶ違うんではないかということでございますが、今回の変更の一番の原因は岩石破砕等を追加するということでございますが、これについては、6月の段階では岩石破砕については設計に当然見込んでおりませんでした。それは切り土をしていく中で生じたものでございますので、今回設計に一部変更をしたということでございます。6月時点では予測できなかったということでございますので、ご理解をお願いしたいと思います。
○議長 よろしいですか。他にございますか。
9番!
○9番(村上瑞夫君) ただいまの答弁では、「切り土をしていく段階で岩石が」ということでありますが、この議案説明書には岩石破砕等の追加。等でありますから岩石破壊だけじゃないんですね。こちらの説明書を見ると、なんだか我々素人が見たってわけの分からない説明書、説明図でありますけれども、どうやらなにやら側溝の蓋がけだとかがあって、それを含めてトータル1割超ということになっているようでありますが、今の答弁ではこの部分が抜け落ちておりまして、トータルとして一体どのように考えているのかというのは、先ほどの答弁では我々には分からないと思います。そこも含めて今一度答弁願いたいと思います。
○議長 産業建設課長!
○産業建設課長 お答えします。地方道路整備臨時交付金事業として取り組んでおりますけれども、いわゆる補助事業でございますが、事業全体の需要費としては書いておりませんが、その中で当然、設計費、補償費、用地費と工事請負費が事業費の内容になっておりますけれども、トータルの事業費の中で当然調整をするものでございますので、用地補償費等の減額分等を工事請負費に充当しておるということで、一連の補正を9月定例会にお願いをして議決いただいたところでございますので、トータルの補助事業の事業費の中での調整ということで、この事業については継続事業でございますので、来年まで継続ということで、予算の枠組みの中で取り組んでおるということでございます。したがいまして、説明図面の方では、ご指摘のように側溝の蓋がけについても説明をさせていただいておりますけれども、これらについては事業費の調整というふうにご理解をいただきたいと思います。以上でございます。
○議長 他にございますか。ございませんか。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第89号、「三春中学校屋内運動場改築建築主体工事請負変更契約について」を議題といたします。
これより質疑を許します。
9番!
○9番(村上瑞夫君) 本件については8月の全員協議会で、助役ではなかったかと思いますけれども、口頭による説明、助役ではなかった教育長ですか、があったわけです。またその後、別の機会の全協ではなかったかと思います。そちらのときに何か助役の説明によれば、この変更による契約金額の変更はないとのことであったと私たちは理解していたわけであります。9月定例会において、私はこの工法変更に至った主たる要因を問いただしたわけでありますが、そのときの答弁では、この工法変更に至る主たる要因は、設計時における調査不足との答弁があったやに記憶しております。とすれば、変更による費用増分をすべて町がかぶるのは筋が通らないのではないかと、そのように考えるわけであります。増額分を町が支払うべきと判断した根拠をお示し願いたいと思います。更に工法変更についても、どのような工法からいかなる工法に変更したのかが不明で、その内容と変更の経緯及び変更内容が妥当と判断した根拠も一緒に示していただきたいと思います。説明図などを見ても、一体この説明図から何が449万の増になるのか全然分からないわけでありますが、この変更による増分というのは、449万ですべてなのか、それとも、もっとかかったけれども町の分として449万になったのか、そのあたりも説明できれば説明願いたい。もちろん町がこれを契約増額の議決をということで議案として提出している以上、この当初設計の段階で何らかの町の落ち度を認めたとも解釈できるわけでありますけれども、それならば提案の前に何らかの釈明だとかそういうことがあってもしかるべきではないかと、このようにも考えているわけであります。ご答弁願います。
○議長 助役!
○助役 たしか、先月か先々月かの全員協議会のときかと思いますけれども、私の記憶では契約金額云々とは申しませんでした。補正予算で増額をすることは請差の関係の中でできそうだと、こういうお話はした記憶はございます。
○議長 他にありませんか。
○9番(村上瑞夫君) まだ答弁がすべてではないですよ。
○議長 産業建設課長!
○産業建設課長 ご質問にお答えをしたいと思います。たしか9月定例会でご質問をいただきまして、私から結果として調査不足といわれてもやむを得ないというふうな趣旨のお答えをいたしたと思います。そのときも申し上げましたけれども、当然十分な地質調査、一箇所でなくて数箇所、完璧な地質調査をすればこういう事態は防げたというふうに思います。ただ、予算の限りもございますので、当然限定的な地質調査の中で判断をした設計だというふうに思います。ご質問の当初の設計はどうだったんだ、変更はどうなんだということでございますが、当初はこの基礎の土工事につきまてはすべてオープンカット、いわゆる土を上から掘り下げるというふうな工法で原設計は見ております。今回、変更させていただくというのは、地鎮祭等でご存知かと思いますが、あそこが非常に石炭の燃え殻といいますか、そういう特殊な地層でございますので、オープンカットでは土がもたないと。当初は自立してもつというふうなことでございましたが、もたないことが判明してやむを得ずこの山留め工法、H鋼を入れて、それから矢板で抑えるというふうな工法を取らざるを得なかったということでございます。9月定例会で申し上げましたけれども、結果として調査不足ではなかったかというふうに言われればそれまででございますが、ただ事前の設計段階での調査の限界がございますので、その辺ご理解をお願いしたいと思います。
○議長 よろしいですか。
9番!
○9番(村上瑞夫君) 設計者選定に至る議論なども一般質問でしたわけでありますが、その当時、答弁の中で「今回の設計者は三春中学校のことを何でも知っているから頼んだんだ」というふうな趣旨のご答弁もあったやに記憶いたしております。それにしては、このような事態が発生したのはたいへん残念であります。今後、このようなことがないように十分気をつけてやっていただきたい、そのようにご要望しておきたいと思います。結局は台風が来て川があふれたみたいな答弁になってしまったわけでありますが、本当にどこにも責任がないのかどうか、よくよく私も含めて考えてみる必要があるかと思います。当局においても鋭意努力していただきたいと、そのように考えております。何かあれば聞いておきたいと思います。
○議長 その他ございますか。ございませんか。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第90号、「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
これより質疑を許します。
6番、佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 議事進行を含めてお話をしたいんでありますが、今のこの一連のことを聞いていて、9番、10番の質問というのは私はたいへん結構だったと思うんですが、質問はやっぱりすべきだったと思うんです。しかし、従来の慣例からいきますと、今は議案の質疑でありますから、細部にわたって審査にわたることはないということで、私は議員の皆さんは黙っていると思うんですね。だから従来のことではなくて、やっぱり今程度の審査にわたるようなこともするとすれば、私は87号でも或いは90号でも言いたいことは山ほどある。ただ、今までそういう慣例で来たからここでは質問をしない。ただ、今質問がありましたから、今後議運の委員の皆さんの意見も聞きながらですね、私はやるならば堂々とこれを第1読会にして、それから委員会に付託するのは、これもいいことだと思うんで、今後検討していきたい。したがって、私は今日はここでは意見を申し上げませんが、言えというならば言うことは山ほどあるということだけ申し上げておきます。
○議長 議案90号に対して質疑はありますか。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第91号、「三春町税条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第92号、「三春町納税組合報奨条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第93号、「平成16年度三春町一般会計補正予算(第3号)について」を議題といたします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
12番!
○12番(?山?夫君) 93号ですよね。その中の三春の里についてお尋ねしたいと思います。これは債務負担行為ですけど、10年延ばすということですね。これは現在の経営状態と、それから10年延ばしてどうなのかというのがたぶんできているんだと思うんですけど、そういったものをお示しいただけないかと思います。以上です。
○議長 産業建設課長!
○産業建設課長 ご質問のことについてお答えをいたします。当然ながらきちんとした説明資料は準備してありますので、後ほど提出したいと思います。
○議長 よろしいですか。その他ありませんか。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第94号、「平成16年度三春町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について」を議題といたします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第95号、「平成16年度三春町介護保険特別会計補正予算(第2号)について」を議題といたします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第96号、「平成16年度三春町水道事業会計補正予算(第1号)について」を議題といたします。
資本的収入及び支出について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第97号、「平成16年度三春町下水道事業等会計補正予算(第2号)について」を議題といたします。
資本的収入及び支出について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
これで質疑を終結いたします。

【議案の委員会付託】

○議長 日程第7により議案の委員会付託を行います。ただいま議題となっております議案第87号から議案第97号までは、お手元にお配りしました議案付託表のとおり、各常任委員会に付託することにご異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。よって、各常任委員会にそれぞれ付託することに決定しました。
なお付託以外の議案についても、各常任委員会において審査されるようお願いをいたします。

【請願陳情事件の委員会付託】

○議長 日程第8により請願陳情事件の委員会付託を行います。
請願陳情事件の委員会付託につきましては、請願陳情事件文書表のとおり各常任委員会に付託することにご異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。よって、請願陳情事件文書表のとおり各常任委員会に付託することに決定いたしました。
以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
これにて散会をいたします。ご苦労様でございました。
(午前10時40分)
(午前10時42分)
○議長 議長の手落ちでございましてお詫びを申し上げたいと思います。再開をいたしたいと思います。
請願陳情事件、佐久間茂君より提案されておりますので、請願者の説明を求めます。
佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 請願第4号。私が紹介議員になっておりますので、ご説明と申しますか、読み上げることによってご説明を申し上げたいと思います。
「食料・農業・農村基本計画」見直しに関する請願書。
議長、本多一安殿。
請願人は、福島市宮町3-14、食とみどり、水を守る福島県労農市民会議議長、住谷圭造外1名でございます。
請願の趣旨。
現在政府は、2000年に定めた「食料・農業・農村基本計画」の見直しを検討しています。来年3月に策定される新たな基本計画は、今後の日本の食料・農業政策を大きく左右するものです。先に出された「中間論点整理」(中間まとめ)では、(1)担い手政策のあり方、(2)品目横断的政策等の経営安定対策の確立、(3)農地制度のあり方、(4)農業資源・環境保護対策の確立が出されましたが、最大の課題である食料自給率の向上にどのように結びつくのか明確に示されていません。これまでの規模拡大・効率化一辺倒の農業政策を進めてきた結果が、BSEなどの食の不安を引き起こしている現状から、食の安全や環境問題などに配慮した政策の転換が必要です。
私たちは、基本計画の見直しにあたっては、「食料・農業・農村基本法」に基づき、食料自給率の引き上げ、食の安全・安定に結びつく施策を展開することが、日本農業の再生・発展につながると考えます。
つきましては、貴議会におかれまして、下記要請事項の実現に向けて地方自治法第99条の規定に基づき意見書を政府関係機関に提出するよう請願いたします。
記。
請願事項。
1、食料自給率について。
この5年間、食料自給率が横ばいで推移してきた原因と関係諸施策の問題点を明らかにし、生産者と消費者の理解と協力のもと自給率引き上げ政策を推進すること。
2、担い手のあり方について。
(1)政策対象者たる担い手は、「プロ農家」に限定せず、意欲を持つ農業者及び地域で「育成すべき担い手」として推薦される者等を対象とすること。また、集落営農は、地域の条件に見合った多様な農業の展開を可能とするものとして位置づけること。
(2)認定農業者以外の農業者にも生産意欲をもてるよう施策を講じること。
3、新たな経営安定対策(品目横断的政策等)について。
新たな経営安定対策は、農産物価格の構造的な低落をカバーし、耕作意欲をもてるよう本格的な所得補填策とすること。
4、農地制度のあり方。
(1)土地・農地等土地利用規制の体系を整備し、農地を農地として利活用できる法・制度を早急に確立すること。
(2)構造改革特区でのリース方式による株式会社の農地取得・農業参入について、拙速な全国展開を行わないこと。
5、農業環境・資源保全政策の確立。
(1)担い手以外の農家、非農家、地域住民などを含めた農業資源保全の「共同」の取り組みに対する支援策を、経営所得安定対策とセットで導入すること。
(2)環境直接支払制度を創設し、有機農業など環境保全型農業の推進を支援すること。
(3)現行の中山間地域直接支払制度は、拡大・充実して継続実施すること。
以上、貴議会から政府と関係省庁。関係省庁というのは内閣総理大臣と農林水産大臣でございます。意見書として、提出するよう請願いたします。
以上でございますが、申し添えておきますが、この請願と同様の趣旨を先月22日、町長にも関係者が会って理解を得たところでございます。付け加えておきます。
慎重審議の上、採択されるようお願いいたします。以上でございます。
○議長 ただいまの説明に対する質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
なお、付託につきましては先ほど決していただきましたように、経済建設常任委員会にお願いをいたします。

【散 会 宣 言】

○議長 たいへん議長の不手際で申し訳ございませんでした。陳謝を申し上げて、これで閉会といたします。たいへんご苦労様でございました。
(散会 午前10時48分)

平成16年12月17日(金曜日)

1、出席議員は次のとおりである。
1番 萬 年 智
2番 橋 本 敏 昭
3番 加 藤 徳 治
4番 渡 辺 泰 譽
5番 五十嵐 信 安
6番 佐久間 茂
7番 栗 山 喜 一
8番 上 石 直 寿
9番 村 上 瑞 夫
10番 渡 辺 渡
11番 日下部 三 枝
12番 ? 山 ? 夫
13番 佐 藤 一 八
14番 儀 同 公 治
15番 渡 辺 勝 雄
16番 三 瓶 正 栄
17番 柳 沼 一 男
18番 本 多 一 安

2、欠席議員は次のとおりである。
なし

3、職務のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
事務局長 市 川 昌 勝 書記 今 泉 喜 徳

4、地方自治法第 121条の規定により説明のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
町長 鈴 木 義 孝
助役 橋 本 健 夫
行財政改革室長 橋 本 国 春
総務課長 湯 峰 初 夫
住民税務課長 影 山 常 光
保健福祉課長 村 上 正 義
産業建設課長 宗 像 正 英
会計室長 欠席(橋本光家)
企業局長 遠 藤 誠 作
教育委員会委員長 深 谷 信 吾
教育長 橋 本 弘
教育次長兼教育課長 田 中 金 弥
生涯学習課長 原 毅
農業委員会会長 加 藤 武 彦
代表監査委員 野 口 ? 彦

5、議事日程は次のとおりである。
議事日程 平成16年12月17日(金曜日) 午前10時開会
第 1 一般質問

6、会議次第は次のとおりである。
(開会 午前10時)

【開 会 宣 言】

○議長 ただいまの出席議員は18名であります。
定足数に達しておりますので、ただちに本日の会議を開きます。

【一 般 質 問】

○議長 日程第1により、一般質問を行います。
議会の申し合わせにより、一般質問は質問席において、一問一答により行います。
質問の全体時間は、再々質問まで30分以内の時間制限であります。
通告による質問を順次許します。
6番、佐久間茂君、質問席に登壇願います。
第1の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 今回、私は4点について質問をいたします。第1点は三春病院の存続についてであります。多くの町民の皆さんは、既に新聞やテレビなどによって県立三春病院の存続が危なくなったということを知っているわけであります。正に何とかしたい、こういう声が町の中に満ちあふれております。私どもも町と或いは区長さんたちと協議もいたしましたが、いろいろ努力をしているところでありますが、その正になんとかしたいという代表的な町民の願いを反映して、既に病院存続の要望書、こういうものが区長さんたちの連名によって町に、町長に提出をされておりますし、議長宛にも出てきて、今議会ではこれを陳情として取り扱うことになっております。
こういう状態の中で、私は町長が今まず、改めて、重ねて、これは今まで何回もやってきたが更にという意味でありますが、改めて、重ねて、福島県立病院改革審議会に対してではなくて、あれは審議会でありますから、それではなくて、福島県知事に対して三春病院の、この「三春病院の」というのは意味深長ないろいろな意味があるんですが、三春病院の病院機能の存続と充実について強く要望をしてもらいたい。ここから改めて町民の願いを実現する本格的な運動に重ねて取り掛かるということにするべきではないかと思うんです。ときあたかも、しきりに言われていることは、国と県は上下関係にないということがしきりに言われております。したがって、佐藤栄佐久知事と鈴木町長とは上下関係にございません、というのが今のはやりでございますから、私は懇願することなく、正面から強く要望をするということを是非要望したいんだがどうかということでございます。これが第一の質問であります。
○議長 第1の質問に対する当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○町長 6番議員の質問にお答えいたします。県立病院改革につきましては、県立病院改革審議会での審議が行われており、審議会における小委員会での三春病院の基本的方向は、新聞などで報道されたとおり「廃止」とされております。
審議会は今後、平成17年1月の全体討議を経て、3月に答申がなされる予定でありますが、県はその答申を受け、廃止や統合の方針、実施年度などを定める実行計画を作成することとなりますので、この計画に三春病院がどう位置付けられるかが焦点になります。
町は、審議会の動向に則して、代表区長、まちづくり協会長と協議した結果、去る12月2日、両者連名による「病院機能を残すため町は努力すべき。」旨の要望書を受け取っております。
この町民からの要望書の主旨を踏まえ、また、三春病院に関しては、位置、規模、交通の利便性、さらには町内医療機関との病診連携など地域医療の役割を担ってきた歴史的かつ社会的背景を総合的に判断し、更には、医療機能の廃止に伴う町民サービスの低下の解消を図るとともに、疾病構造の変化や医療環境の変化に適切に対応できる医療供給体制の確立を引き続き促進するという観点から、現位置から医療機関が全くなくなることは問題も多く、町民の理解を得ることも困難であると考えております。病院機能の存続を県知事に対して要望していきたいと思います。
なお、その時期や要望内容につきましては、議会と協議しながら最善の策を講じて参りたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
○議長 再質問があればこれを許します。
6番、佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 今、強力に県にも申し入れるという答弁をもらいましたけれども、この間、町でも努力をしてきた中の一つとして、町長から聞いたんでありますが、町内のお医者さんと町が懇談をしたと。その際に、町内のお医者さんが一人残らず全員が県立三春病院がなくなったらまったく困ると。どうしても存続をさせなければいけないというご意見をもっておったということを聞いて私は非常にありがたかった。我々から言えば、ともすれば競争相手みたいに思うむきもあるんですが、そうではない。町内のお医者さんもこぞって存続を望んでいる。これは私たちは強い見方であると思うんであります。
新聞を見ますと、既にこれも廃止の瀬戸際にある飯坂の県立のリハビリテーションの病院ですね。あそこも強力な運動を県に対して行うということを決めておりますので。
確かに審議会は専門的な見地、或いは医学的な専門よりもむしろ経営的な専門的見地に立って答申をしようというふうに私には見えるんであります。そして、審議会は陳情も受け付けないという態度でありましたが、私が心配しますのは、やっぱり審議会の答申どおりにそれを実施するような姿勢を県が見せているのかなあというのが非常に危なく思うんであります。審議会は選挙で選んだわけではありませんが、審議会の皆様が本気になって審議するのはありがたいことだと。しかしながら、答申が出る前に出たらそのとおりやりますよ、というのであれば、よく考えてみると県知事や県議会は何であるんだろうと、こういうことになるわけですから、まさか県議会も県知事も私たちの要望をまったく100%無にすることはあるまいということであります。
今、町長の答弁を聞いて私はいろいろと考えたんでありますが、医療機能の維持ということになれば、先日私たちも勉強をしてまいりましたが、福島県の中には国立病院を譲り受けて立派にやっているところや、或いは県立病院がなくなった後を引き受けて立派にやっているところもないことはないんです。非常に困難ではあるけれどもないことはない。したがって町民のために思えば、やっぱり機能の存続と拡大というのは、これは特色を持てば私は必ずしも絶望ではないというふうに思いますので、この辺について町内のお医者さんの強力とかそういうものについて、改めて町長から今後こういうことをお願いしていきたいんだということがあれば、伺っておきたいと思うんであります。
○議長 当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○町長 県立病院が赤字ということで審議会で議論をされておるわけでありますけれども、三春病院は入院、外来を含めまして、年間約7万から8万人の方々が患者として利用されているわけですね。町内の診療所の医師の皆さん方とも懇談をいたしました。近々また懇談をする予定にしておりますけれども、広く町民の声、お医者さんの声、いろんな声を聞きながら、更に県と強力に協議を進めながら、なんとかこの機能を残していきたい。そのために町は最大限、調査研究をしながら努力をしてまいりたいと、こういうふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長 再々質問があればこれを許します。
(ありませんの声あり)
○議長 第2の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 第2の質問は、町とまちづくり協会との協働、「協働」というのはここに書いてありますように、このごろ使われている意味の協働でありますが、町とまちづくり協会の協働についてであります。
最近、町と各まちづくり協会との関係が、何か必ずしもしっくりしていないのかなあというふうに思われるところがございます。ここに2つ例を挙げておきました。
少子化に対応する学校の統廃合についての考え方がしっくりしていないようだということを一つ例に挙げたわけでございます。これはなんて言いますか、少子化に伴って学校統廃合を考えていかないと複式学級なんかができて、教育上非常に子どもたちのためにはならないんじゃないかということで学校統廃合を考える。こういうことで、夏に全地区の7地区で懇談会を開いた。そのまとめをしたわけですが、そのまとめの中にこういうことがあったわけですね。その7地区の懇談会が終わった後に議会の全員協議会に出された文書の中には、その後の対応策として「今後は地区全体ではなく、保護者会・PTAを主体とした話し合いやアンケートなどを実施しながら、少子化対策としての学校適正規模、統廃合も含めたあり方、方向付けを具現化していきたい」こういうふうに議会に報告されたわけです。
したがって、私は「今後は地区全体ではなく」というのは問題ではないかと。今後、「地区全体を含めて」とすべきであるというふうに言ったわけです。「それはそうです」という答えだったので、私はこの文章が直ったものだと思い込んでいたわけですが、この文章が直ることなく各7つのまちづくり協会に届けられてしまったわけですね。これは、字を読める人なら誰でもが「ははあ、これは今後はPTA・保護者会だけでやっちゃうんだな」というふうに思わないのが不思議だと、思うと思うんです。
さて、まちづくり協会は第1回目の懇談会は骨を折って開くのに協力したわけですが、1回終わったから今度はまちづくり協会ははずしてとなっちゃ、いつの間にか決まっちゃうんじゃないかと気をもんだのも、私は至極当然だと。だから中妻にしてみればですよ、これ中妻地区の話ですから、中妻地区にしてみれば、私は古いことを割合知っている方ですから、学校については。鷹巣小学校と中妻小学校が一緒になるときだって、みんながはじめから喜んで待ってましたと言ったわけじゃないんですよ。将来の中妻のことを考え、教育のことを考えて、じゃ協力しましょうということで、2つの学校がなくなって中妻小学校ができた。そうですよね。そのころは中学校もあった。今度、中学校が桜中学校に行って中妻地区ではなくなった。今度は小学校もなくなっちゃうと。すると中妻地区には何もなくなる、こう思うのは私は「そんなのは今合わねんだ」というふうに一言で片付けるのは私は良くないと思うんですよ。
かつて昭和30年頃まで田村郡には21町村あったわけです。いまだにその21町村の中で小学校も中学校も何もないのは、いまだにどこもないと私は思うんです。それが、今度の少子化による町の教育委員会の、こうしたらいいんじゃないかなという考え方を聞いてみれば、今は21に全部あるけれども、三春が真っ先に2つなくなるわけですね。
だから私はこういうことではやっぱりまちづくり協会というものは今後も重視をして、十分話をして、私はどっちの考え方が正しいなんてことはここでは言いません。少なくとも見切り発車を行政側でしてはならないと。とことん話し合って理解の上でなければやってはならないということなんです。
もう一つは、10月の7日に三春のまちづくり協会が主催で三春町の財政を考える意見交換会ということをやってくれた。そこに役場から町長以下の参加をして、そこで三春町の財政を考える意見交換会の資料というものを作って配った。ここに持ってきてありますが、こういうものですね。そこには60名参加したわけですが、参加されなかった方も多いので、まちづくり協会では回覧板の数だけこの資料を増刷しようと思った。というので三春まちづくり協会の機関紙って言うんですか、「三春わが街」というのの号外の最後にこういうことが書いてある。「今回、町役場の対応でちょっと驚いたことがあります。意見交換会の資料を旧町の全戸で回覧するために280部」、これが回覧板の数だそうでありますが、「280部を印刷したのですが、その際、役場の用紙は一切使わないようにと言われました。こうした情報を町が積極的に町民にお知らせすべきなのでは。しかも、三春町が製作した資料なのですから、意見交換会に280人が参加したと思えばいいだけのことなのに・・・不思議です。」とこう書いてあるわけです。
これもやっぱりしっくりしていないですね。私は条例・規則を見てみましたが、まちづくり協会というものの定義がどこにもないんですね。だからこの際、やっぱり町では、例えば今の両方についても言い分があると思うんです。しかし、言い分はお互いに言ったらいいと思うんです。私の考え方では、まちづくり協会と町とは上下関係にはないと思うんです。ときに意見が対立するのはむしろ正常じゃないかと。しかし、対立した場合でもとことん話し合って、理解に達せるものなら達した方がいい。こういうふうに思っているんです。
だからこの際、この2つの例なんかについても、言い分はここでもって遠慮なく言っていただいて、そしてその上でその意思の統一を図っていくということが大事なんじゃないかということで、従来質問したことのないジャンルで質問をするわけでございます。
○議長 第2の質問に対する当局の答弁を求めます。
湯峰総務課長!
○総務課長 お答えいたします。各地区のまちづくり協会は、それぞれの地域の状況や特性を活かしながら活動を展開しております。また、協会が実施する事業の内容やその役割は、地区の住民自治活動の原動力そのものであると考えております。
また、まちづくり協会は発足して20余年を経過し、活動内容も多岐にわたっておりますが、その活動に町が直接関与することはなく、あくまで地区の自主性に基づく活動がなされているということから、町との上下関係などはないものと認識しております。
今後とも、地区での更なる自主的な運営をお願いしたいと考えております。
まちづくり協会と町は、今後とも協同のパートナーであると考え、意見の相違があったとしましても、今まで同様、信頼関係を継続するため、互いに話し合い、理解する姿勢で臨んでまいりたいと考えております。
ご指摘の三春まちづくり協会発行の「三春わが街」に掲載されました、町の姿勢に対する論評でございますが、お互いの信頼関係が誤解されるような内容であったため、編集に携わった協会の方々と、率直な意見の交換の場を設け、相互の理解に努めたところでございます。
町もまちづくり協会も目指すべき目標は同じであります。安心して、住み良いまちづくりのため共に歩んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
なお、学校の統廃合の問題につきましては、教育委員会の方から答弁いたします。
○議長 田中教育次長!
○教育次長 教育委員会関係の説明をさせていただきます。まず質問が2つございましたので、まずそこを明確にお話をしたいと思います。
先日、全体の総括の中で「地区全体ではなくPTA・保護者云々」というふうなことにつきましては、これは地区全体を含めてPTA並びに関係機関とも話していきたいというふうな訂正を今後もしていきたいというふうなことが一点でございます。
最後のお質しの、教育委員会は合議制でございますので、一方的な見切り発車をして、学校の統廃合についての結論は出さないと考えております。
なお、全員協議会のほうで教育長がお話しまして、12月の段階で、いわゆるまちづくり協会、中妻の例が出ましたが、まちづくり協会のほうで学校の保護者のアンケートをやったらどうかというふうなことで、アンケート調査をいたしました。内容については、これに書いてありますとおり、ちょっと数字的にまちづくり協会、いわゆる地区の方々と保護者の方々の差異、違いが若干ございます、統廃合についての。それで全体的なお話をさせていただきます。
保護者会の調査の回収率については、97.59%でございます。その中で、今回の全員協議会の中でもこの報告を教育長のほうからいたしますが、賛成・反対の結果は数字的には判明しております。しかし、賛成にしても反対にしても、それぞれさまざまな意見がございます。単にいわゆるパーセントだけで統合について決定するわけにはいかないと考えております。
お質しの中妻におきましては、ご存知のとおり11月23日のまちづくり懇談会で、大字会を開いて地区全体の考え方をご提示されました。それは、統合については反対であるというふうな地区の考え方でございます。
先ほども申し上げましたとおり、保護者会とまちづくり協会の統合についての考えについては違いがございますので、よってこれからは町の地区全体の問題、あと教育委員会と地域がそれぞれ考えて、子どもたちの教育環境のあるべき姿、これを地域いわゆるまちづくり協会、保護者、教育関係機関団体と、ここにございますとおり協働、一緒に働き考えながら、子どもたちの教育環境をどうしていこうか、統廃合をどうしていこうか、というふうなことで話し合いを続けていく考えでございます。以上でございます。
○議長 再質問があればこれを許します。
6番、佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 総務課長の答弁については、そういう話し合いがなされたんでは、それは解決済みだと思いますが、今回の「紙を1枚も使ってはいけない」っていうのが本当だったとしても、それは担当した職員がいろいろ考えて、今行財政改革で紙を1枚も無駄にしてはならんと、そうすると「まちづくりの方には予算がいってんだからそれでやってちょうだいよ」というつもりで言ったんだろうけれども、額にしてみれば私は2,3千のもの、それにもならないくらいのものだと思うんですね。こういう場合はやっぱり、職員にも有機的に、或いは言い方を注意するとか。役場の職員にはよく言い方の間違いで真意が伝わらないというような役場の職員の方もいますから、その辺のところはやはり注意してもらわなくちゃいけないということで、これは意見でありますが。
教育次長からの話も、それもまたすべてごもっともでございますが、今回私が言わなければならなくなったのは、「地区全体ではなく」を「を含めて」に直してもらったんだと思ったら、もらわないでいっちゃったからそうなったわけですね。だから学校統合については、地区を無視して見切り発車はしないんだという答弁らしいものは今ございましたから、改めて教育次長ではなく教育長の方からですね、見切り発車はいたしませんと答弁していただきたいと思うんです。
○議長 当局の答弁を求めます。
橋本教育長!
○教育長 ただいまの件につきまして、重ねてお答え申し上げます。今お話がありましたように、今後、学校の統廃合のことにつきまして進めていく場合、今次長から説明のありましたとおり、見切り発車等はせず、地区民とまたはまちづくり協会と十分話し合いを進めてまいりたいと、そう考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長 再々質問があればこれを許します。
(なしの声あり)
○議長 第3の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 第3の質問は、入札の改革についてでございます。このことについては、もう何回質問したか忘れたほど何回も質問をしておりますが、最近ですね、この議会の経済建設常任委員会は委員長以下全員が、このたいへんに今の時代に適した重要な研修をしてきた。私も非常に興味を持ちまして、それらの皆さんが持ち帰ってきた議会事務局にある資料を全部、結構詳しく見たわけであります。
秋田県にこういう体育館の建設工事で、従来の一括発注を分割発注にして何億円も安くできたと。体育館を一括発注ではなくて分割発注にして何億円も安くできた。こういう例がちゃんと数字をあげて報告されております。しかもその方式によれば、地元の企業に下請けでなくて直接入札に参加させて落札させることができる。地元に対する経済効果も多いということ。その例の資料を私は見たわけであります。
このように巨額な、ものすごい額の節約が可能な、このいわゆるCM方式というんだそうでありますが、その方式を明日から実施しろっていうことを私は言いません。少なくとも検討を始めるべきではないかと、こういうふうに言いたいのであります。
数字で言っておきます。秋田県の二ツ井町という町の総合体育館の建設工事、これは相当でかいものですね。これは一覧表を見ますと分かりますが、一括発注ならば17億8,177万かかる設計金額だと。それが22の工種に分割して発注したら12億5,701万だと。設計金額がそういうふうに変わって5億2,476万安くなると。だから一括発注からすると30%が安くなる。さらにそれを落札した結果はどうだったかというと、11億8,981万が落札金額。したがって一括発注よりも結局約33%、約5億9,000万円節約されたと。こういうものなんです。これがCM方式です。
こういう問題について今、紙代2千円くらい「そっちを使ってよ」という時代ですから、何億円もというんですからね、検討しないっていうわけにはいかないと思うんです。検討するかどうかお答え願いたいと思います。
○議長 6番議員、(2)の質問は。
○6番(佐久間茂君) 失礼しました。
(2)の質問ですが、これは前回の質問で「予定価格の全面公表はする」ということは既に言ってはあるわけですが、来年あたりからっていうのに、私はもっと早くできないかということを言っておりました。結局、来年の春からかなということと、私はすべてものについて全面公開しろっていうことを言ってるんじゃないことはご理解願えると思うんです。土木とかその他落札率が非常に高いものですね。すでに物品購入では「あら、こんなに安くなっちゃったの」っていうのもありますから、だから落札率が高いところについてはすぐやってもらいたいと思うがこれどうなったかと、これ第2点です。失礼しました。
○議長 第3の質問に対する当局の答弁を求めます。
湯峰総務課長!
○総務課長 CM方式という形式なんですが、コンストラクション・マネジメントというそうでございます。この方式につきましては、コンストラクションマネジャーという方が技術的に中立性を保ちながら、発注者の側に立って、設計の検討や工事の発注方式の検討、工程管理、コスト管理までの総合調整を行うという方法でございます。そして、工事種別ごとに分離発注するというようなものでございます。これらにつきましては、ゼネコンなどの大手事業者の中間マージンを省くなどの効果が得られると言われております。その結果、コストダウンが図れる。そして、工事の透明性が高くなる。また、小規模事業者への発注が可能になる。そして、地元への波及効果が大きくなるなどのメリットがあるというふうに言われてございます。
反面、一括方式によりますので、元受業者が負っておりました工事完成に関するリスクを、発注者が負うことになるなどの問題点もあり、これは全体的な調整役を担うこのマネジャーが十分な責任と機能を果たせるかなど、現在のところは若干不確定な要素もあると言われております。
三春町におきましては、大規模な建築工事を一括発注方式ではなく、建築主体、それから電気設備、機械設備の各工事に分離して発注し、地元業者への受注機会の拡大を図ることを基本としてまいりましたが、今後はご指摘のCM方式導入に向け、現在国土交通省がとりまとめを行っている活用ガイドライン等を十分に検証、検討してまいりたいと存じます。
また、予定価格の全面事前公表についてでございますけれども、予定価格を決定する際の根拠となります積算価格について、土木工事、建築工事等は福島県の積算基準をもとにしており、事前公表になじむものと考えております。
しかしながら、業務委託、物品購入などは、参考見積もり、過去の契約実績等をもとに価格を積算しておりますので、市場価格の動向などにより、入札の結果、大幅なコストダウンが図られる場合がございます。
土木工事、建築工事においても、見積もりを積算根拠とする割合の多い場合等、事前公表になじまないものを除きまして、平成17年4月1日から予定価格の事前公表を実施する予定でございます。
○議長 再質問があればこれを許します。
6番、佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 今の詳細な答弁だったんですが、要するに問題点もあるけれども検討していくというふうに答弁したんだと、いい点も随分あるから検討していくと答弁したんだというふうに解釈をしておきます。以前に入札の透明性をめぐっての陳情などもございましたが、私は革新的な設計者はどんどん研究をしてですね、現に秋田県にはそういうことができる設計業者がいるわけですから、私は検討をして、できるならばそういう業者についても実際研究をしてもらいたいというふうに思っております。それから事前公表につきましては一部、今回のでも2千万円を越えても最近の入札では堆肥センターの機械購入については事前公表しておりませんね。その場合には事前公表をしない理由というものをはっきりさせないと、2千万円以上という条件しか今はないわけですから、その辺のところは十分に注意をしてもらいたいと思うんであります。今のは検討するといった答えなんですね。アメリカでは通常やっておるそうだというふうに私は聞いおるんです。三春もだいぶアメリカに行く方多いわけですから、行ったときにはそういう勉強もしてもらうと無駄じゃないなというふうに思うわけです。
○議長 湯峰総務課長!
○総務課長 今後、勉強させていただいて、十分検討してまいりたいと思いますので、ご理解のほどをよろしくお願いしたいと思います。
○議長 再々質問ございますか。
(なしの声あり)
○議長 第4の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 第4の質問は、第3セクターについてであります。これももう何回も質問してまいりましたが、今回の質問は株式会社三春の里振興公社の今年度上半期の6ヶ月の経営状況はどういうふうになってんのかということであります。なるべく簡単に分かりやすく説明していただきたい。
○議長 当局の答弁を求めます。
宗像産業建設課長!
○産業建設課長 お答えします。株式会社三春の里振興公社の今年度上半期の経営状況についてご説明申し上げます。ダム資料館フォーレを除く、田園生活館の利用客数でございますが、195,210人と、対前年比96.9%でございます。売上額は1億6,123万4千円ということで、前年の上半期と比較しまして102.2%と売り上げが伸びておるということになろうかと思います。
売り上げの内容につきましては、宿泊及び入浴・休憩が対前年度比較で落ち込んでおります。しかし、いわゆる農産物を中心とする食販のかご市、更には豆腐、油揚げ、パン等を使った食彩の地場産品を取り扱う部門の伸びが目立っております。また、2年ほど休んでおりましたかやぶき屋根の建物を利用した地場産の餅・うどんを中心とした里の茶屋としてオープンしたんでございますが、これも好評のうちに推移してきておるというふうに聞いております。
上半期、9月末現在の貸借対照表・損益計算書によりますと、上半期の税引前損益では431万円ほどの黒字ということになっております。ただ、前期からの未処分損失がござますので、そちらのほうは、計算しますと5,185万円の未処分損失ということになります。ただ、現時点では減価償却はまだ計上されておりませんので、決算時に取締役会で検討することになろうかと思います。以上でございます。
○議長 再質問があればこれを許します。
6番、佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 今の答弁では上半期に4百何十万の未処分利益があったということでありますが、これは今回の予算にも関係ありますから詳しいことは省きますけれども、三春の里の未処分利益が半年で420万ではどうにもならないですね、と思うんです。今回、新しく町の幹部職員があそこに行って給与を負担している。それが、その人がもし町で給与を負担していなかったらちょうど半年で4百何十万超える。だから儲けは何にもないと。そうすると、この三春の里田園生活館のリニューアル計画書によれば、去年から毎年2千万円ずつの借金返すことになってんですから、これは問題にならないということだけは今ここで言っておきます。更に今まで過去においては人件費ですね、三春町が8,500万払っているんです。町の会計から払っているんです。あそこに行った職員に。あとJRの皆さんは、これも8,600万過去に払ってんですね。農協だって相当払ってんですよ。これで借金返せない。こういう状態であるということは町民の皆さんにもはっきり言ってですね、どうしたらいいんだというところに行かないと、なかなか私もこの予算案に賛成しろったって「やだ」ってこう言いたくなるんですが、この上半期の、なんか今スムースにこう言っちゃったんで、なんとなく「400万儲かってんのか、よかったよかった」ってなるんですが、私の言ってることなんか間違いがありましょうか。
○議長 答弁を求めます。
宗像産業建設課長!
○産業建設課長 今回、提案した補正予算とも絡むんでございますが、9月定例会でご報告いたしました第3セクター経営状況点検評価で指摘しました事項に、特に三春の里振興公社につきまして、財務内容について経営計画等、見直しの必要があるというふうな指摘をしております。その後、振興公社に対しまして指摘事項について検討を要請したところ、15年度の決算をベースに中期的な経営計画が提出されております。この経営計画は、借入金の返済期間を10年延長するものとなっておりますが、全体としてこの中期経営計画が振興公社の経営の安定に寄与するものと判断いたしまして、今回提出した議案、一般会計提出予算に三春の里振興公社事業資金融資損失補償期間を10年延長する旨の債務負担行為の変更を計上したところでございます。このような形でしっかりと計画の点検をしてまいりたいというふうに思います。以上です。
○議長 再々質問があればこれを許します。
6番、佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 補正予算案の審議内容にわたらない範囲で申し上げておきますが、3億円を借りると、その損失補償を町が行うというときに私は反対をしたんです。しかし、賛成をした方々はこの三春の里田園生活館リニューアル計画書、皆さんがお作りになったこれを信用して賛成したんですよね。そういうのも私は非難はできないと思うんです。私が反対したから私が正しくて他の人が間違ってたなんて言えないんです。みんなが作ったこれを信用したんです。私は信用しなかった。考え方によっちゃ人が悪かったのかもしれない。しかし今になってみれば、これを信用したことを、三春の里の方も一生懸命やっていることを前提にして言わせてもらえば、信用した人を裏切った結果になってしまったんですよ、これは。だから、そんとき三春の里は株式会社だからそっちでつくったんだということじゃなくて、この壇上にいる方々の中で主体的に関わってつくった方もあるんでしょ。だから今度、「これだめになったからこの次また新しく作ったんです。それでやっていきますからどうぞよろしく」っていう分にはなかなかいかないんじゃないかということ。これは意見なら意見でもいいですけれども、それだけは申し上げておきたい。意見として受け止めてもらっても結構です。
○議長 5番、五十嵐信安君、質問席に登壇願います。
質問を許します。
○5番(五十嵐信安君) 私は、少子化について町はどのように考えているかについて質問をします。今年は教育委員会主催の教育懇談会、また、町政懇談会で各地区をまわりましたところ、少子化についての発言がたいへん多く出ました。そこで、私も今まで少子化対策については、平成11年から3回ほど質問しております。いろんな対応策について町の考えを聞いておりましたけれど、平成11年の質問の後には岩江幼稚園の延長保育5時間を現在も行っております。また、岩江児童クラブが開設されました。この2点だけが私が質問した後に少子化対策でなされているものです。
我が町も他町村と違わず核家族が多くなっております。各家庭においては、住宅ローン、子どもの教育費、すなわち1人の子どもが独り立ちするまでに教育費は約1,500万が必要と言われております。このような必要経費を蓄えるために、共働きをして子育てをしている家庭が多くあるのです。前町長は「子育ては家庭で行うもので町がタッチするものではない」と返答されました。このような理想では少子化対策にはならないでしょう。このように子どもが減少している現実を見たとき、行政はどのような手助けができるか、どのようにしていけばいいのかを考える時期ではないでしょうか。今では遅すぎるといっても、何も企画しないのでは減少に目をつぶることでしょう。県では特殊出生率が全国2位を鑑み、子育て支援として、私立幼稚園の延長保育、預かり保育に対して6時間まで補助対象として、12月補正予算に盛り込まれました。母親が子育てをしながら働けるようにとの配慮であります。この補助金は本年の4月に遡って適用されるとのことです。また、人件費は園児15人に対して教諭1人で算定しているのです。子どもは宝です。子どもを生みやすく、育てやすくする手立てをするのが行政の仕事ではないでしょうか。そこで3点についてお尋ねします。
まず一つ。子育て支援を町は今後どのように考えていくのか。特に2歳児以下の子育てをどのように考えているのかをお尋ねいたします。
2つ目。現在、保育所、幼稚園では延長保育は午後6時、すなわち5時間でありますが、午後7時まで行う考えはもっているのかどうか。
3番目。幼稚園等では1人の教諭が園児30人を見ているわけです。この辺の子どもは教諭の話を聞きません。十人十色です。そういうことを考えた場合、20人にする考えはあるのかどうかお尋ねいたします。
○議長 質問に対する当局の答弁を求めます。
橋本教育長!
○教育長 ただいまの5番議員の質問にお答えします。まず第1の質問についてでございます。現在、三春町ではご承知のとおり、子育て中の保護者の支援に積極的に取り組んでおります。具体的に申しますならば、第一保育所、第二保育所それに中妻保育所の認可保育所におきましては、1歳児から就学前までの保育業務を実施しております。第2保育所におきましては、更に0歳児保育、障害児保育、延長保育並びに子育て支援センターを運営しております。
今後は、更なる社会情勢の変化に伴う子育て中の保護者の方の要望や意見を聴取しながら、将来的には休日保育、一時保育、また、乳幼児をもつ子育て中の親との交流を中心とした「つどいの広場」など、新たな支援策を検討課題として考えております。
また2歳児以下の保育要望が増加している傾向にありますので、既存施設内の改修を考える等の方法をとりながら、保育需要に対応できる保育業務の充実に努めてまいたいと考えております。
次に、第2の質問についてお答えいたします。保育時間の延長につきましては、現在第2保育所におきまして午後6時45分までの延長保育を実施しているところでございます。また、岩江幼稚園につきましては、預かり保育をご指摘のとおり午後6時までの保育時間の延長を実施してございます。
これら保育時間の延長につきましては、様々な意見があるのではないかと思いますが、子どもの体力や健康、それに精神状況等、子どもへの負担等も考慮しながら実施していますので、ただ単に時間を延長すればよいものとは考えてはおりません。
つきましては、保育時間の延長について保護者の要望等を見極めながら、より良い方向を検討していきたいと考えております。
第3の質問、1人あたりの園児数についてでありますが、ご存知のように国の基準によりますと、幼稚園は3歳以上1クラス35人、保育所は3歳児が1クラス20人、4歳児以上が30人と決められているところであります。
過去の議会におきましても何回かご質問されておりますが、その後、子どもたちの保育態勢の改善に鋭意努力を重ねてまいっております。
現在の三春町の保育態勢は、3歳児以上のクラス編成において、どの幼稚園、どの保育所におきましても、国の基準を上回る、1クラスほぼ20人未満となっております。未来を担う子育て支援のため、この態勢の継続をしていきたいと考えておりますので、ご了承を願いたいと思います。
○議長 再質問があればこれを許します。
5番、五十嵐信安君!
○5番(五十嵐信安君) 現在、私は福島民報、11月18日の新聞をもっております。これによれば、県は6時間まで補助拡大と、私立幼稚園のみ延長保育として補助対象となっております。やはりこの辺は町立幼稚園であっても、県のほうにこのことについてお尋ねする考えはあるかどうかお尋ねしておきます。
○議長 答弁を求めます。
橋本教育長!
○教育長 ただいまの件につきましては、調査・検討をして、今後の課題として進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長 再々質問があればこれを許します。
(ありませんの声あり)
○議長 15番、渡辺勝雄君、質問席に登壇願います。
第1の質問を許します。
○15番(渡辺勝雄君) 議長の許しを得ましたので、通告しておきました事項について質問をいたします。
第1の質問ですが、県立三春病院対策について3点にわたり伺ってまいりたいと思います。
この県立三春病院については、先の先輩議員と重複する質問になりますかと思いますが、それだけ町にとって重要課題であると受け止めていただき、質問に入りたいと思います。
県立三春病院については、マスコミでも報道されているとおり、その動向、存続か廃止か、郡内の町村においても、近隣地域の住民も、注目をしております。当然我が町においても、よればさわれば三春病院はどうなるんだと、注目の度合いは頂点に達しているように感じております。また、我が町においても、避けて通れない最重要課題であると私は思います。その上で県立三春病院改革の動向と三春病院の現状及び関係機関団体と協議をされたと伺っておりますが、その概要について詳細に伺いたいと思います。
2点目でありますが、長寿社会を迎えた今日、三春病院の存続は地域医療の確立という観点から、その存在価値は私には図ることはできませんが、廃止を想定した場合、三春町に与える財政上の影響について伺いたいと思います。この財政上の影響ということについて、非常に町民は興味を持っております。今日もたくさんの傍聴が来ております。また、傍聴を聞く町民の方が多くおります。誠意ある答弁を期待しております。
3点目でありますが、県立病院の統合・廃止の報道がされてから数ヶ月経っておりますが、それぞれの地域では既に県知事に対し存続の要望活動を展開していると伺っております。町内においても既に、まちづくり協会、区長会より存続の要望書が提出されていると伺っております。町長は町民の生命を守るという強い決意に立ち、一日も早く存続を表明し、県知事に対し強く要望すべきと思うが、伺いたいと思います。
○議長 第1の質問に対する当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○町長 15番議員の質問にお答えしたいと思います。三春病院につきましては、これまでの県立病院改革の中で、決算に職員の退職金が含まれていないことや、一般会計からの繰出し金が国の基準に合致しないことなどが問題とされてきております。
これらの現状を踏まえ、県は、県立病院改革審議会を設置し、県立病院の経営のあり方や統合・廃止など抜本的改革方策について意見を求めているところであります。
審議会の動向については、6番議員への答弁のとおりでありますが、これまで町といたしましては、代表区長、まちづくり協会長との協議の場を設け、県立病院改革の動きをお知らせするとともに意見をお聞きし、また、まちづくり懇談会でも状況を説明してまいりました。その結果、両者の連名で要望書が出されたことは6番議員への答弁のとおりです。
申し上げるまでもなく県立三春病院は、町にとって入院できる唯一の病院であり、地域医療の拠点として三春町のまちづくりに欠かせない存在となっております。仮に廃止となりますと、利用者の中には家族形態や状況により、郡山市内の病院までの送迎や同行が得られず、三春病院をかかりつけ医としている人も多いことから、これらの人の受診の場をなくすことになる。また、受診は郡山市内の総合病院などに集中することになり、受診者の医療を受ける時間と費用負担の増加をもたらすことにもなります。更には、車という足を持たない高齢者は病院通院のついでに買物をするという人も多く、商店街の売上に影響することもあると思います。
このように三春病院の廃止となれば、地域医療、町民生活そして地域経済など様々な分野に影響を及ぼすものと危惧しております。これら多くの影響を考え、病院機能の存続については、適宜な時期をみて、県、県知事に対して存続の要望を行う考えであることは、先ほど申し上げたとおりでございます。よろしくお願いいたします。
○議長 再質問があればこれを許します。
15番、渡辺勝雄君!
○15番(渡辺勝雄君) 強く要望していくという町長の決意でありますが、このことに町民を上げて、町民の理解を得られて、そして胸を張って県知事に強く要望して、町を上げての要望活動を続けていただきたいと要望しておきます。
○議長 第2の質問を許します。
○15番(渡辺勝雄君) 次に、障害者福祉対策の推進について具体的に伺います。
1点目でありますが、精神障害者が社会復帰を目的とした施設、いわゆる小規模作業所でありますが、その整備状況について伺いたいと思います。
次に精神保健に対する正しい知識の普及と精神障害者福祉の啓発状況について伺いたいと思います。
3点目ですが、共に支えあう福祉の心を育むために、小中学校での福祉教育状況について伺いたいと思います。
4点目になりますが、私は15年9月定例会において、障害児と家族を支援する目的で障害児支援検討委員会の立ち上げについて伺いました。既にスタートされたと伺っておりますが、その状況を伺っておきたいと思います。
○議長 第2の質問に対する当局の答弁を求めます。
保健福祉課長!
○保健福祉課長 お答えいたします。ご質問の中の学校における福祉教育の啓発につきましては教育委員会より答弁いたしますので、ご了承いただきたいと思います。
ご質問の第1点は精神障害者社会復帰施設についてでございますが、精神保健福祉法による施設といたしましては、生活訓練施設、授産施設、福祉ホーム、福祉工場、そして地域生活支援センターの5つの施設が指定されております。これらの社会復帰施設、県中管内には8つの施設がございますが、平成13年度より現在まで町内の利用者はございません。
また、社会福祉事業の一つである小規模通所授産施設と任意団体として運営補助がなされる小規模作業所の2施設も精神障害者の支援施設といえるかと思います。
現在、町内にある精神障害者の施設は、今年9月に田村郡精神障害者家族会「銀河の会」が実施主体となり旧公民館に仮開所いたしました「みはる工房」のみであります。この「みはる工房」、現在利用者6名、職員2名、ボランティア1名の方々が、週に2回活動を行っております。活動内容は、手工芸、ボランティア活動、レクリエーション活動など幅広く、障害者の生活の立て直しや社会参加の機会を提供しております。
利用者は週5日の継続的な通所を目標に、来年3月正式開所を目指しているところでございます。
この他、施設支援以外に、町といたしましては、精神障害者居宅生活支援として、ホームヘルパー、ショートステイ、グループホームといった事業による支援を行っておるところでありまして、平成16年度ホームヘルパー利用の登録者は5名、ショートステイ利用者が1名となっております。
次に精神保健における知識の普及等についてでありますが、まず精神科病院に通院している通院医療費公費負担者数は、12月1日現在194名、また精神障害者保健福祉手帳所持者数は46名であります。
精神障害は「疾患と障害の共存」が特徴であり、疾患が終了して障害に移行するのではなく、相互に関わり共存しております。そのため長期の通院を余儀なくされる方々も多く、精神障害者の生活は医療だけでは支えられないという現状にあります。
精神障害者の地域生活を適切に支援できる体制づくりと、町民への精神障害に関する正しい知識の啓発は、そのような点で重要であると考えております。反面、精神障害についてはプライバシーへの配慮も重要で、地域における精神障害者への支援は、知識の啓発とともに、関わりの繊細さも要求されます。したがいまして、直接的な支援は、精神障害の研修を受けたホームヘルパーや保健師が行うという現状にあります。
知識の普及に関しましては、各地区で行われている健康講座、老人クラブ、高齢者学級等で心の問題を盛り込み、精神保健について触れ、また、全町民を対象に心の健康講座を開催し、精神障害についての正しい知識の普及を図っているところでございます。
精神障害者福祉の啓発につきましては、小規模作業所「みはる工房」を核に連携を深め、展開を図りたいと考えております。
また、精神障害に関連する個人的な支援といたしまして、不安や悩みを持つ本人、家族を対象に精神科医師、臨床心理士の協力の下、ストレスの解消、心の問題の整理、医療機関への受診勧奨の機会として、心の健康相談を隔月で実施しているところであります。
今後につきましても、これらの事業を継続して実施し、精神保健の正しい知識の普及・啓発に努めてまいりたいと考えております。
次に障害児支援検討委員会の実施状況についてでありますが、今年の2月に、障害児の乳幼児期から義務教育終了まで、町行政における教育、福祉の各関係機関の一貫した連携の下、障害児支援体制を整備することを目的に委員会を設置いたしました。
委員会は、幼児教育、学校教育、児童生活、保健福祉等担当職員により構成されております。
委員会の任務は、一つとして、各関係機関の連携の下、障害児を持つ保護者との相談体制の確立、二つ目として、保護者との円滑な相談を行うための情報交換、定期的な協議の場を設定すること、三つ目が、障害児のニーズに合せた支援策の検討を行うこと、四つ目が

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Tel:0247-62-8124  Fax:0247-61-2310

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