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平成17年9月三春町議会定例会会議録

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三春町告示第51号

平成17年9月三春町議会定例会を、次のとおり招集する。

平成17年9月1日

三春町長 鈴 木 義 孝

1 日 時 平成17年9月8日(木曜日)午前10時
2 場 所 三春町議会議場


平成17年9月8日、三春町議会9月定例会を三春町議会議場に招集した。
1、応招議員・不応招議員
1)応招議員(18名)
1番 萬年 智
2番 橋本 敏昭
3番 加藤 徳治
4番 渡辺 泰譽
5番 五十嵐 信安
6番 佐久間 茂
7番 栗山 喜一
8番 上石 直寿
9番 村上 瑞夫
10番 渡辺 渡
11番 日下部 三枝
12番 ?山 ?夫
13番 佐藤 一八
14番 儀同 公治
15番 渡辺 勝雄
16番 三瓶 正栄
17番 柳沼 一男
18番 本多 一安
2)不応招議員(なし)

2、会議に付した事件は次のとおりである。
議案第54号 専決処分につき議会の承認を求めることについて
議案第55号 字の区域の変更について
議案第56号 三春町認可外保育所条例の制定について
議案第57号 三春町情報公開条例の全部を改正する条例の制定について
議案第58号 三春町個人情報保護条例の全部を改正する条例の制定について
議案第59号 三春町税特別措置条例の一部を改正する条例の制定について
議案第60号 三春町重度心身障害者医療費の給付に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第61号 三春町町営住宅条例の一部を改正する条例の制定について
議案第62号 教育委員会委員の任命につき議会の同意を求めることについて
議案第63号 固定資産評価審査委員会委員の選任につき議会の同意を求めることについて
議案第64号 平成17年度三春町一般会計補正予算(第3号)について
議案第65号 平成17年度三春町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について
議案第66号 平成17年度三春町介護保険特別会計補正予算(第1号)について
議案第67号 平成16年度三春町一般会計歳入歳出決算認定について
議案第68号 平成16年度三春町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
議案第69号 平成16年度三春町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について
議案第70号 平成16年度三春町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について
議案第71号 平成16年度三春町町営バス事業特別会計歳入歳出決算認定について
議案第72号 平成16年度三春町水道事業会計歳入歳出決算認定について
議案第73号 平成16年度三春町下水道事業等会計歳入歳出決算認定について
議案第74号 平成16年度三春町宅地造成事業会計歳入歳出決算認定について

報 告
報告第 5号 専決処分の報告について
報告第 6号 平成16年度三春町財政構造改革プログラム実施状況報告について
報告第 7号 平成16年度三春町事務概況報告について
報告第 8号 平成16年度三春町土地取得基金運用状況報告について
報告第 9号 平成16年度三春町物品調達基金運用状況報告について
報告第10号 平成16年度三春町高額療養費貸付基金運用状況報告について
報告第11号 平成16年度三春町刊行物等管理基金運用状況報告について
報告第12号 平成16年度三春町第三セクターの経営状況報告について


平成17年9月8日(木曜日)
1、出席議員は次のとおりである。
1番 萬年 智
2番 橋本 敏昭
3番 加藤 徳治
4番 渡辺 泰譽
5番 五十嵐 信安
6番 佐久間 茂
7番 栗山 喜一
8番 上石 直寿
9番 村上 瑞夫
10番 渡辺 渡
11番 日下部 三枝
12番 ?山 ?夫
13番 佐藤 一八
14番 儀同 公治
15番 渡辺 勝雄
16番 三瓶 正栄
17番 柳沼 一男
18番 本多 一安
2、欠席議員は次のとおりである。
なし
3、職務のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
事務局長 田中 金弥
書記 今泉 喜徳
4、地方自治法第 121条の規定により説明のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
町長 鈴木 義孝
助役 橋本 健夫
行財政改革室長 遠藤 誠作
総務課長 橋本 国春
住民税務課長 宗像 正英
保健福祉課長 村上 正義
産業建設課長 影山 常光
会計室長 織田 芳子
企業局長 松本 正幸
教育委員会委員長 深谷 信吾
教育長 橋本 弘
教育次長兼教育課長 湯峰 初夫
生涯学習課長 原 毅
農業委員会会長 加藤 武彦
代表監査委員 野口 ?彦
5、議事日程は次のとおりである。
議事日程 平成17年9月8日(木曜日) 午前10時6分開会
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 会期の決定
第 3 諸般の報告
第 4 議案の提出
第 5 町長挨拶並びに提案理由の説明
第 6 議案の質疑
第 7 監査報告
第 8 議案の委員会付託
第 9 陳情事件の委員会付託
第 10 報告事項について
6、会議次第は次のとおりである。
(開会 午前10時6分)

【開 会 宣 言】

○議長 ただいまの出席議員は18名であります。
定足数に達しておりますので、平成17年三春町議会9月定例会を開会いたします。
ただちに本日の会議を開きます。

【会議録署名議員の指名】

○議長 日程第1により、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第113条の規定により、1番萬年智君、2番橋本敏昭君のご両名を指名いたします。

【会 期 の 決 定】

○議長 日程第2により、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日より9月16日までの9日間といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。
よって本定例会の会期は、本日より9月16日までの9日間と決定いたしました。
なお、会期日程につきましては、お手元に通知しました日程表のとおりといたしますので、ご了承願います。

【諸 般 の 報 告】

○議長 日程第3により、諸般の報告をいたします。
出納検査の結果について、監査委員より、平成17年度第3回、第4回、第5回の例月出納検査報告がありましたので、その写しをお手元に配布しておきましたからご了承願います。

【議 案 の 提 出】

○議長 日程第4により、議案の提出を行います。
提出議案は、お手元にお配りしました「議案第54号 専決処分につき議会の承認を求めることについて」から「議案第74号 平成16年度三春町宅地造成事業会計歳入歳出決算認定について」までの21議案であります。

【町長挨拶並びに提案理由の説明】

○議長 日程第5により、町長挨拶並びに提案理由の説明を求めます。
鈴木町長!
○町長 9月定例会の開会にあたり、ご挨拶と提出議案の説明をいたします。
朝夕は日ごとに涼しさを増すようになりました。月日の経つのは早いもので、議員の皆様とともに今任期の中間点を迎えました。
この2年間を振り返ってみますと、昨年は築城500年、今年は三春町合併50周年という節目の年でありました。また、これらを記念して、事業委員会を中心に多くの事業が実施され、多くの町民の参加をいただいて開催しております。この秋も記念式典をはじめ、産業祭などの秋祭り、シンポジウムなどが予定されておりますので、多くの町民のご支援とご協力をお願いするものであります。
次に8月から9月にかけて、全国的に大型台風の襲来や大雨の災害が発生しておりますが、わが町におきましては、8月の大雨で床下浸水、停電などはありましたが、大事に至らずほっとしているところです。大雨のたびに改めて桜川の改修事業を急がなければと感じているところでございます。桜川の改修事業につきましては、事業主体である県も力を入れておりますので、町も従来にも増して取り組んでまいる考えであります。
また、今年度の重点事業の一つであります県立三春病院対策につきましても、議会と町民代表の三春病院対策委員会と協議しながら進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
最後になりますが、本定例会には条例の制定・改正、人事案件をはじめ、平成16年度の決算、各種事業などの報告をいたしますので、よろしくお願いいたします。
それでは、議案説明書により説明をいたします。
(別紙議案説明書により説明)
以上、説明といたしますが、十分ご審議を賜りますように、そしてご議決いただきますようにお願いを申し上げて挨拶といたします。

【議 案 の 質 疑】

○議長 日程第6により、会議規則第37条の規定により、提出議案に対する質疑を行います。
これは、議案第54号から議案第74号までの提案理由の説明に対する質疑であります。
議案第54号、「専決処分につき議会の承認を求めることについて」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第55号「字の区域の変更について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第56号「三春町認可外保育所条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第57号「三春町情報公開条例の全部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第58号「三春町個人情報保護条例の全部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第59号「三春町税特別措置条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第60号「三春町重度心身障害者医療費の給付に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第61号「三春町町営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第62号「教育委員会委員の任命につき議会の同意を求めることについて」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第63号「固定資産評価審査委員会委員の選任につき議会の同意を求めることについて」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第64号「平成17年度三春町一般会計補正予算(第3号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第65号「平成17年度三春町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第66号「平成17年度三春町介護保険特別会計補正予算(第1号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第67号「平成16年度三春町一般会計歳入歳出決算認定について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第68号「平成16年度三春町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第69号「平成16年度三春町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第70号「平成16年度三春町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第71号「平成16年度三春町町営バス事業特別会計歳入歳出決算認定について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第72号「平成16年度三春町水道事業会計歳入歳出決算認定について」を議題とします。
収益的収入支出・資本的収入支出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第73号「平成16年度三春町下水道事業等会計歳入歳出決算認定について」を議題とします。
収益的収入支出・資本的収入支出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第74号「平成16年度三春町宅地造成事業会計歳入歳出決算認定について」を議題とします。
収益的収入支出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)

【監 査 報 告】

○議長 日程7により、監査報告について。
監査委員から、平成16年度に関する各種会計決算審査の意見についての報告を求めます。
野口監査委員!
○野口監査委員 おはようございます。それでは、平成16年度の各会計の決算審査についてご報告をいたします。
監査委員は、私、野口と萬年智委員でございます。
まずは、審査の期間でございますけれども、平成17年8月2日から5日まで、それから8日から10日まで、そして18日の、計8日行いました。
審査の対象は、平成16年度三春町一般会計決算から括弧9番の平成16年度宅地造成会計までの9件でございます。
審査の方法でございますけれども、町長から提出いただきました平成16年度一般会計・特別会計歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書及び平成16年度基金運用状況調書、並びに、平成16年度公営企業会計決算書、収益費用明細書、固定資産明細書、企業債明細書について、それぞれの書類が関係法令に準拠して作成されているか、計数は正確であるか、予算の執行は法令に準拠し、適正かつ効率的であるか、財政の運営は適正であるか、また、財産の管理は適正であるか、基金の運用は適正であるか、などに主眼点を置いて、例月出納検査及び定期検査の結果を踏まえて、審査を実施いたしました。
審査の結果を申し上げますと、これら審査に付された各会計決算書に基づき、関係諸帳簿及び証拠書類、それらを照合審査した結果、計数はいずれも符合して、誤りのないものと認めました。
それでは、審査の概況について申し上げたいと思います。
第1番目は、一般会計についてでございます。
決算収支でございますけれども、一般会計の財政収支は別表に記載のとおりでございますけれども、平成16年度の歳入総額は75億7,173万9千円、歳出総額は72億8,212万4千円、歳入歳出差引額は2億8,961万5千円でございます。
予算の執行状況でございますけれども、歳入決算額は、予算現額に対して1億4,176万3千円増となっております。予算現額に対する収入率は、101.9%でございます。また調定額に対する収入率、これは99%と前年度を0.1ポイント上回っております。歳入未済額でございますけれども、7,047万8千円は、前年度に比べまして319万4千円増えております。
一方、歳出決算額でございますけれども、予算現額に対して98%の執行率で、不要額は1億4,785万2千円となっております。
次に、町債の残高状況でございますけれども、別表に記載しております対前年度3億9,969万4千円減の128億2,309万1千円でございます。
それから、財政の構造に関わって、歳入の構成でございますけれども、町税等の自主財源、それと地方交付税等の依存財源についてそれぞれ別表のとおり記載いたしております。前者が42.6%、後者が57.4%でございます。
歳出の構成でございますけれども、性質別に区分をして記載をしておきました。以上のとおりでございます。
それから、毎年これは判断をしているわけでございますけれども、財政構造の弾力性についてでございます。別表にまとめておきましたけれども、財政力指数は16年度は0.429、経常収支比率が83.0、公債費比率が23.6、準公債費比率が28.9、起債制限比率が15.4でございます。財政力を判断する指標として、財政力指数というものがあるわけでございますけれども、16年度はただ今申し上げましたけれども0.429で、前年度に比べて0.07ポイント上昇しているということでございます。以下の数字につきましても、経済収支比率、公債費比率、準公債費比率、起債制限比率、これは前年度に比べてちょっと悪い方向の決算となっております。
以上が一般会計についてでございますけれども、第2は特別会計でございます。
平成16年度4特別会計について決算の収支状況を見たわけでございますけれども、別表のとおり4会計合わせまして、歳入総額が46億786万2千円、歳出総額が43億3,918万5千円、差引は2億6,867万7千円でございます。
特別会計、個別といたしまして、第1に三春町国民健康保険特別会計の決算収支状況でございます。
16年度の国民健康保険税における現年課税分の未納額は3,092万6千円、これに滞納繰越分を含めた未納額は9,805万6千円となっております。保険給付費は、11億5,766万4千円、これは前年度に比べ1億6,772万2千円増加をいたしております。また、老人保健拠出金は3億4,638万9千円、これは前年度より4,836万5千円減少しております。介護保険給付金は、介護納付金は1億554万円と対前年度1,552万円増加しております。
次に予算の執行状況でございますけれども、歳入決算額は予算現額に対し1億790万1千円の増収となっております。予算現額に対する収入率は106%となっております。また、調定額に対しては、収入率は94.9%と前年度を0.3ポイント上回っております。
一方、歳出決算でございますけれども、予算現額に対して92.8%の執行率でございます。不用額 は1億2,825万6千円となっております。
それから、三春町老人保健特別会計の収支でございますけれども、別表に記載をいたしておきました。
予算の執行状況でございますけれども、歳入決算額は、予算現額に対して2千円の増収、予算額に対する収入率は100%でございます。また、調定額に対しては、収入率は100%。
一方、歳出決算額は、予算現額に対して100%の執行率となっており、不用額は1万2千円でございます。
それから、三春町介護保険特別会計、それから三春町町営バス事業特別会計、それぞれ別表のとおりまとめておりますけれども、収支状況、予算の執行状況は別表のとおりでございます。
第3は、公有財産管理でございます。土地及び建物、それから物権、有価証券、出資による権利、それぞれを別表にまとめておりますので、ご了承を賜りたいと存じます。
それから第4に基金の状況でございます。運用基金、積立基金、特別会計基金、それぞれの残額については、別表にまとめておきましたので、ご了承を賜りたいと存じます。
第5には、企業会計でございます。その一つに三春町水道事業会計がございます。事業の状況は、給水人口、普及率等々、別表のとおりまとめておきました。
それから収支の状況でございますけれども、別表のとおりでございますけれども、事業収入は3億4,795万6千円、事業費用は3億5,093万7千円で、298万1千円の損失ということになっております。
次に資本的収入と支出でございますが、これは税込みでやっておりますけれども、収入は工事負担金、他会計出資金、加入金等、総額で5,729万7千円となっております。
一方、支出でございますけれども、建設改良費、企業債償還金、他会計長期借入償還金等、総額1億3,780万円となっております。資本的収入額が支出額に対して不足する額につきましては、8,050万3千円は、現年度損益勘定留保資金で補てんをいたしております。
それから、会計の状況に関わるものとして、企業債、他会計長期借入金については、別表にまとめておきました。
次に、利益譲与金でございますけれども、先ほど申し上げましたように本年度は純損益が298万2千円となっております。前年度の繰越利益剰余金2,360万円5千円と合わせて、未処理利益剰余金は2,062万3千円となり、翌年度繰越利益剰余金も同額となるものでございます。
次に、財産管理でございますけれども、有形固定資産、無形固定資産、繰延勘定については、別表にまとめておきました。
2番目は、三春町下水道事業等会計でございます。公共下水道事業、農業集落排水事業、個別排水処理事業のそれぞれの状況については、別表にまとめておきました。
これら収支の状況でございますけれども、事業収入と事業費用は別表のとおりでございますけれども、事業収入は2億1,249万5千円、それに関わった事業費用は2億7,548万3千円、6,298万8千円の損失を計上いたしております。
資本的収入及び支出でございますけれども、3事業全体で、収入は、企業債、負担金、分担金、補助金、出資金等で、総計2億2,687万円となっておりまして、支出につきましては、建設改良費、企業債償還金等、1億8,886万6千円となっております。
また、企業債、平成16年度借入れ及び償還等につきましては、別表に記載のとおりでございます。
次に、財産管理ございますけれども、有形固定資産、投資、繰延勘定については、別表に記載をしておきました。
三つ目は、三春町宅地造成事業会計でございます。事業の状況、収支の状況を別表にまとめておきましたので、ご覧いただきたいと思います。
以上で、各会計についてのご報告とさせていただきますけれども、次に結びを申し上げたいと思います。7項目にまとめておきました。
1番は、先ほども申し上げましたけれども、平成16年度一般会計及び特別会計、並びに公営企業会計を審査した結果、決算の係数に誤りは認められず、予算の執行、財産管理、基金の運用等は、適正に行われていると認められました。
それから、町の財政状況でございますけれども、先ほど弾力性のところでご報告申し上げましたけれども、経常収支比率、公債費比率、準公債費比率及び起債制限比率はいずれも前年度より悪化しております。依然として、厳しい状況であると言えるのではないかと、思っております。
三つ目には、財政再建をめざして、県の支援を受けて、16年度12月から始めました三春町財政構造改革プログラム、これを作成いたしまして16年12月から実施したわけでございます。このプログラムの主な内容につきましては、経常経費の削減、それによる町債の繰上償還、そして15年度末に約132億円の普通会計の町債を、平成18年度末には120億円に圧縮するということが目的になっておるわけでございます。
16年度の実施状況をみますと、経費削減につきましては、計画額を880万上回る1億3,918万円の実績額となりました。また、町債の繰上償還については、経費削減による捻出分のほかに、減債基金を1億円取崩し、計画額を約3千万円上回る2億749万円の繰上償還を行っております。その結果、平成16年度の普通会計の町債残高は、前年度に対し3億9,969万円減少して、128億2,309万円となっております。国の「三位一体の改革」によって、地方交付税及び臨時財政対策債が前年度から約3億4,000万円減額された中で、当該年度の目標を達成したことはひとつの評価をあたえてもいいのではないかと考えております。今年度17年度以降も更に取り組みを推し進め、自主自立の町として、財政再建を軌道に乗せるよう努めていただきたいと考えております。
5番目は、学校問題でございます。少子化傾向が進む中で、町では小中学校の統廃合について、地域の意見を聞きながら、検討を進めております。児童・生徒の登下校時の安全や、教育環境の向上、教育費の効率的な執行を考慮すると、早期実現が望まれるわけでございます。更に地域との話し合いを重ねて、住民の理解を得ながら積極的に取り組んでいただきたいと考えております。
6番目は、公共下水道並びに農業集落排水、これは特に中妻地区でございますけれども、この区域の平成16年度のいわゆる下水道加入率、これは前者が48.3%、後者が54%。これ半分ということでございますので、低いということでございますけれども、事業運営並びに機能面で、著しく不効率・不経済な現状にあります。今後は、「三春町下水道水洗化促進要綱」に基づくとともに、個別的な事情を把握しながら、きめ細かな対応策をもって加入促進に努めていただきたい。
7番目は、三春まちづくり公社及び三春の里振興公社の決算状況について、検討を行ったわけでございますが、まちづくり公社については、減価償却費を相当額計上した上で、経常損失は前年度より減少しております。経営は改善方向にあるのではないか、と。しかし、今後の人口減少等によって住宅需要の減退、消費の減少等により、経営に悪影響を及ぼす恐れがあるということも予想されますので、引き続き注意が必要ではないかということでございます。一方、三春の里振興公社については、売上は昨年度よりは伸びているわけでございますが、経営改善には至っていないのではないか。減価償却費は、限度額1,952万円のうち100万円を計上しているわけでございますが。昨年度は借入金の返済期間を10年延長し、単年度の負担を軽減しましたけれども、年度末には短期借入を行うなど厳しい状況が続いているようでございますので、抜本的な対策を検討する必要があるのではないかということでございます。
以上でございますが、なお、付記といたしまして、5つばかり書いておきました。
一つ目は、各会計地方債残高一覧表、2番目に債務負担行為額、3番、地方交付税等の推移、4番、三春町職員退職手当負担金総合収支、5番は三春町財政構造改革プログラム実施状況。これらについては、付記の中に記載しておるとおりでございます。
以上が、ご報告でございます。

【議案の委員会付託】

○議長 日程8により、議案の委員会付託を行います。
ただいま議題となっております「議案第54号から議案第74号まで」は、お手元にお配りしました議案付託表のとおり、各常任委員会に付託することに、ご異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。
よって、各常任委員会にそれぞれ付託することに決定いたしました。
なお、付託以外の議案についても、各常任委員会において審査されるようお願いいたします。

【陳情事件の委員会付託】

○議長 日程9により、陳情事件の委員会付託を行います。
陳情事件の付託は、お手元にお配りしました陳情事件文書表のとおり、文教厚生常任委員会に付託することに、ご異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。
よって陳情事件文書表のとおり、文教厚生常任委員会に付託することに決定いたしました。

【報 告 事 項】

○議長 日程第10、報告事項について。
報告第5号、専決処分の報告について。
報告第6号、平成16年度三春町財政構造改革プログラム実施状況報告について。
報告第7号、平成16年度三春町事務概況報告について。
報告第8号、平成16年度三春町土地取得基金運用状況報告について。
報告第9号、平成16年度三春町物品調達基金運用状況報告について。
報告第10号、平成16年度三春町高額療養費貸付基金運用状況報告について。
報告第11号、平成16年度三春町刊行物等管理基金運用状況報告について。
報告第12号、平成16年度三春町第三セクターの経営状況報告について。
町長より報告がありましたので、お手元に配布しておきましので、ご了承願います。

【散 会 宣 言】

○議長 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
これにて散会いたします。大変ご苦労様でございました。
(閉会 午前10時55分)

平成17年9月9日(金曜日)
1、出席議員は次のとおりである。
1番 萬年 智
2番 橋本 敏昭
3番 加藤 徳治
4番 渡辺 泰譽
5番 五十嵐 信安
6番 佐久間 茂
7番 栗山 喜一
8番 上石 直寿
9番 村上 瑞夫
10番 渡辺 渡
11番 日下部 三枝
12番 ?山 ?夫
13番 佐藤 一八
14番 儀同 公治
15番 渡辺 勝雄
16番 三瓶 正栄
17番 柳沼 一男
18番 本多 一安
2、欠席議員は次のとおりである。
なし
3、職務のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
事務局長 田中 金弥
書記 今泉 喜徳
4、地方自治法第 121条の規定により説明のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
町長 鈴木 義孝
助役 橋本 健夫
行財政改革室長 遠藤 誠作
総務課長 橋本 国春
住民税務課長 宗像 正英
保健福祉課長 村上 正義
産業建設課長 影山 常光
会計室長 織田 芳子
企業局長 松本 正幸
教育委員会委員長 深谷 信吾
教育長 橋本 弘
教育次長兼教育課長 湯峰 初夫
生涯学習課長 原 毅
農業委員会会長 加藤 武彦
代表監査委員 野口 ?彦>
5、議事日程は次のとおりである。
議事日程 平成17年9月9日(金曜日) 午前10時1分開会
第 1 一般質問
6、会議次第は次のとおりである。
(開会 午前10時1分)

【開 会 宣 言】

○議長 ただいまの出席議員は18名であります。
定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。

【一 般 質 問】

○議長 日程第1により、一般質問を行います。
議会の申し合わせにより、一般質問は、質問席において、一問一答により行います。
質問の全体時間は、再々質問まで30分以内の時間制限であります。
通告による質問を順次許します。
8番上石直寿君!質問席に登壇願います。
質問を許します。
○8番(上石直寿君) ただいま議長より質問のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。
私は町職員の採用方法についてお尋ねをいたします。
現在までは、町職員の採用は三春町住民並びに近隣市町村の応募者の中から採用してきたように思いますが、現在、非常に就職難の折から、また財政面の中からも、町職員の採用は三春町住民の中から採用すべきと思いますが、当局の考えをお伺いいたします。
○議長 質問に対する当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○町長 8番議員の質問にお答えいたします。
現在の町職員の採用方法は、町村会の統一試験により第1次競争試験を行い、更にその成績上位者を第1次合格者として選抜し、第2次試験の面接・小論文の結果により、最終的な採用を決定しております。この職員採用試験の受験資格としては、町では年齢用件と地方公務員法に規定する欠格条項の制限を設けておりますが、それ以外の条件は定めておりません。
ご質問の趣旨は心情的にはよく理解できますが、地方公務員法の「平等取扱の原則」や「成績主義の原則」に照らし合わせますと、町民を限定にした採用条件とすることはできないと考えております。
なお、臨時職員の募集・採用に当たっては、なるべく町内の方を優先に緊急雇用対策として行っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長 再質問があればこれを許します。
上石直寿君!
○8番(上石直寿君) ただいま、町長よりご丁寧な答弁をいただき、ありがとうございました。今、町長がおっしゃった中に、地方公務員法或いは県の市町村の一般試験があって、それを受けて更に面接、小論文という方法で採用していくんだということでございますが、これはもっともだと思います。ただ、これは日本の法律も、或いは地方公務員法も、法というのはやはり国民のため、町民のため、役に立つものが法であると私、考えます。ですから、すべて法に従わなっかなんないということでもないんでないかなと。この辺もやはり、これだけ財政が逼迫している現在ですので、その点も少し考えていくべきだと考えます。
それから、私は「三春町の生まれ育った方を重点的に採用してください」と言ってるんではなくて、三春町民の中から、すなわち三春に生まれ育たなくても、三春町の住民の中から採用すべきであるということを申し上げたいわけであります。
それから今、町長の答弁の中にもありましたように、「臨時職員に対しては、できるだけ町の住民の中から採用している」ということでございますが、三春町では就職に困っている方のために、緊急雇用対策を設けております。半年間採用して、また仕事が忙しければ、あと半年間お願いするという方法を取っております。今現在もスタートしていると思いますけれども、この経過をお聞かせいただきたい。
それから今、町長が言った、臨時で使っている、例えば学校の給食婦、或いは保育園の保育士。こういったのも臨時で使っている方がいるんじゃないかなと思います。ですからこの辺の人数と、更に町内と町外と、お答えをいただきたいと思います。
○議長 当局の答弁を求めます。
橋本総務課長!
○総務課長 それでは、ただいまの再質問にお答えしたいと思います。
緊急雇用対策につきましては、国の制度として、職に就けない人を緊急的に雇用するという制度をつくられましたので、三春町でも国の制度に則って実施しておるということであります。緊急雇用の方と町が臨時で働いてもらっいる方、例えば臨時の方については11か月の人、それからパートで働いている方、職種によっていろいろな働き方でお世話になっていますけれども、その方の人数がですね、臨時の方ですんで、職場に行かれれば辞めていただくという場合もありますんで、今現在ということでいいますと83名の方が今、臨時で働いております。それは緊急雇用の方も含めてであります。83名のうち町外の方は7名ですんで、76名の方は三春町の人に働いてもらっているというのが現状であります。以上であります。
○議長 再々質問があればこれを許します。
上石直寿君!
○8番(上石直寿君) ただいま、総務課長から答弁いただきありがとうございます。臨時で使っていただいている方は、非常に経過的にいいんでないかなと思います。83名中76名が町内の方と。あと7名が町外の方ということでございます。
ただ、現在の町職員につきましては、30名弱が町外の方なんです。ですから、例えば30名の方が三春町に住民票があった場合、三春町では30人、人口が増えるわけです。更にこれは住民票があれば町民税も三春町に落ちます。それから所得税。これは三春町に入るんではないですけど、一端国に入りますけど、いずれはこれの何分の一かは地方に、町に入ってくるわけでありますので、やはりたかが1人、たかが30人といわず、三春町の町民で、表現悪いですけど、間に合うんであれば町民の中から町職員を今後、採用していく心構えでいっていただきたいと思います。
更に、これは総務課長は一番三春町の財政のことが詳しい方だと思いますけれども、平成16年・平成17年度の予算を見ますと、平成16年から17年に至っては、約9億円、三春町の財政面で収入が少ないわけです。これを何とかカバーしようとして町長自ら給料の20%カット。更に助役さんと教育長さんは15%カット。確かに口で「20%削減」と簡単に言いますけど、本人にとってはたいへんなことだと思うんです。「町長は給料高いんだから20%いいべ」と言うんではだめだと思うんです。お金を取る方は、かかるからお金を取るんだと思うんですね。更に職員の方も自主的に給料の中から、6等級以上は給料の5%削減、或いは6等級以下の方は4%削減という努力をしているわけです。

以下、佐久間茂議員の第5の質問までは、録音機操作誤りにより未収録のため、要旨を記載

更に我々議員18名もわずかですけども給料の5%を削減しております。このような状況でありますので、今後の職員採用については、三春町に住民票のある方を優先して採用すべきと思いますが、当局の考えを伺います。
○議長 当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○町長 役場は法律に基づいて仕事をするのが基本でありますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長 6番佐久間茂君!質問席に登壇願います。
第1の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 第1の質問は、アスベスト不安に対する町の取り組みについてであります。
アスベストが大問題になっていますが、わが社民党の前身である社会党の国会議員が、1992年にアスベスト規制法案を提出したにもかかわらず、業者団体である日本石綿協会が反対文書を配り工作したため、審議もされず廃案になってしまった事実があります。全く残念であります。
まず、町の公有施設にアスベストが現存しているかどうかの調査は完全に終わったか、について聞きたいのです。
次に、民間住宅についても、5戸に1戸は巨大メーカーが大量に製造したアスベスト瓦が使われているという報道で、町民にも不安が起きていますが、住民の安心安全のために、町はどのように対処するのかについて聞きたいのです。
○議長 第1の質問に対する当局の答弁を求めます。
影山産業建設課長!
○産業建設課長 建物には、防火、吸音断熱等の目的で「吹き付けアスベスト」が使用されており、吸引による健康被害等、大きな社会問題となっております。
また、屋根、天井、内外壁、床材等にアスベストが混入された成型板として建材が広く使われております。
今後、これらの建物の多くが寿命を迎え、解体や改修工事を行う場合、適切な対処方法が求められると考えております。
町有施設にアスベストが現存しているかどうかの調査につきましては、竣工図面及び現場での目視により判断可能な吹き付けアスベストの使用状況について調査を実施しております。
その結果、町営住宅77棟、341戸については、使用されていないことが確認されております。
また、学校施設についても、平成8年度以前に建設された建物について同様の調査を行い、使用が確認できませんでした。
なお、福祉施設等についても、引き続き調査を進めております。
竣工図面及び現場の目視のみでは使用されているか判断不可能な「建材等に含まれているアスベスト」については、アスベスト含有製品リストを基に調査を進めているところであります。
この建材等に含まれているアスベストについては、通常の使用状態であれば粉じん飛散の恐れは無いと言われており、解体時に飛散防止対策が必要となります。
調査の結果を管理台帳として整備し、解体する際に適正な処理ができるよう周知徹底を図りたいと考えております。
民間住宅については、福島県との連携により延べ面積100平方メートル以上の大規模建築物を抽出し、所有者に調査の依頼を行っております。
また、それ以外の一般建築物については、福島県のホームページにおいて相談窓口を設置し、相談受付や情報提供を実施しております。
町においても、産業建設課を相談窓口として「広報みはる」等でお知らせしてまいりたいと考えております。
○議長 再質問があればこれを許します。
佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 大体理解できる答弁だと思います。再質問したいこともありますが、このアスベスト問題については、13番議員・15番議員も質問を予定されているので、再質問はあえて行わないことにいたします。
○議長 第2の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 第2の質問は、悪徳リフォーム等からの高齢者世帯保護についてであります。
まず、悪徳リフォーム・不要高価商品の押し売り等々について、町で把握している実態はどうか、お答え願います。
この問題については、今回、質問通告書を提出した翌日に「広報みはる」が配布され、悪質なリフォームや訪問販売の予防策が掲載されていたので読みました。
その「広報みはる」に掲載された「予防策」というものは、
1.玄関の戸をあけない。接触しない。話をしない。家に上げない。
2.必要ないものであれば、きっぱりと「いらない」と断る。家族など身近な人に相談してから判断するようにし、その場で契約することは避ける。解約の取り決めのない契約書にはサインしない。
というものであります。
この問題を、「広報みはる」で取り上げたことについては評価いたしますが、これでは不十分です。
「玄関の戸をあけない」ということでさえ、簡単ではありません。
ましてや、話のうまい、しつこい相手に、きっぱりと「いらない、帰ってくれ」と言って拒絶することは、認知症の方々はもちろん、高齢者の皆さんにとっては難しい。高齢者でなくとも容易ではありません。
そこで、私は提案したいのです。
こういう文書、或いはポスターを配ったらどうか。(実物を傍聴者にも示す)
「私は役場との約束で、リフォーム・訪問販売等は、すべてお断りしています。ご不満なら役場に行ってください。」
これを玄関に掲示しておくのです。或いは、しつこい訪問業者が来たときに「わりいない。おら家では、こういうことにしているんだわい。」と言ってこれを示すのです。必ず相当な効果があるはずです。実行に向けて検討を望みたいのです。
○議長 第2の質問に対する当局の答弁を求めます。
橋本総務課長!
○総務課長 近年、高齢者を担う悪質な訪問販売が、全国各地で増加しています。
特に最近では、判断力が低下している認知症の高齢者が、複数の業者に自宅のリフォーム工事を繰り返され、蓄財をすべてなくすという事件が報道されました。
訪問販売業者の中には、高齢者が一度商品を購入したり、工事を依頼すると、相手の支払い能力を考慮せず、次々と商品を売り込んでくるような悪質な業者がおります。
これらのことから、町では被害を防ぐため、一人暮らしの高齢者と接する機会が多い民生委員の協力を得て、普段から高齢者への注意を呼びかけたり、今月の町の広報紙に予防策や町・県の相談窓口などを掲載し、対策を講じているところであります。
現在のところ、町民からこのような被害を受けたとの報告や相談はありませんが、引き続き、被害の未然防止や被害救済のための情報提供などに努めていきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
なお、ご提案につきましては、検討したいと思います。
○議長 再質問があればこれを許します。
佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 「現在のところ、被害の報告や相談はない」という答弁ですが、被害にあった人は、恥ずかしいから黙っているのです。既に相当の被害はあるはずです。
今の私の提案に、傍聴者の皆さんからも「同感」を意味するような声援がありました。
町は、きわめて困難な財政状態の中で、お金がかかる住民サービスは確かに困難な状況にあると思います。
しかし、この提案は、実行にお金がかかりません。しかも、町民の安全・安心が守られるのです。そして、町民と役場の絆も強くなります。
だから単なる「検討」に終わらないで実行してほしいのです。
○議長 当局の答弁を求めます。
橋本総務課長!
○総務課長 前向きに検討したいと思います。
○議長 第3の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 第3の質問は、防災無線の運用改善についてであります。
「防災無線は防災を全てに優先させるべきだ」という全く当然の意見があります。
現在までに警報発令放送などの脱落はなかったか。運用について改善計画はあるか、ということについて質問します。
○議長 第3の質問に対する当局の答弁を求めます。
橋本総務課長!
○総務課長 防災行政無線による通信については、運用の細則を定め、その内容は、地震、台風などに関する予報、警報の伝達などの防災行政に関する事項と、役場等からの行政に関するお知らせとしております。
このため、緊急事態が発生したり、または発生が予測されるような場合には、緊急通信を行うこととされており、警報が発令され非常事態が予測されるような場合には、ご指摘のような通信漏れがないよう伝達しております。
今後とも、防災情報の伝達には万全を期してまいりたいと思います。
次に、運用に係る改善計画でありますが、町では昨年度、全世帯を対象とした防災無線のアンケートを実施しました。
平成8年の運用開始から10年近くなるため、使用状況の実態や今後の放送のあり方等を検討するため実施したものであり、全世帯の67%にあたる3709件の回答を得ました。
結果については、今年の3月の町広報紙でお知らせしたとおりでありますが、130件を上回る未設置世帯や、雑音で聞きにくいなどの意見があったため、未設置世帯には年次計画で設置し、聞きにくい地域では電波強度状況の測定を実施して、その改善策を検討しているところであります。
また、放送内容については、町からのお知らせである一般放送が必要との意見は9割近くあったため、引き続き、内容を精査しながら放送することとしますが、それ以外の放送については、運用細則に沿った内容で検討したいと考えております。
なお、今までは深夜に警報が発令された場合などは、放送をしておりません。
○議長 再質問があればこれを許します。
佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 今、「夜遅くの警報は放送しなかった」との答弁がありましたが、それは間違っていると思います。災害は昼夜を問わず襲ってくるものです。各家庭でテレビを見ていない時間帯こそ、速やかに放送すべきです。
また、「夜遅く」ではなかったにもかかわらず、8月15日には警報の放送がなかったではありませんか。
○議長 当局の答弁を求めます。
橋本総務課長!
○総務課長 8月15日の盆踊りの際は、放送しておりません。また、例えば8月25日につきましても、警報が出たのが午後9時27分であり、夜遅いということで放送はしておりません。
なお、放送のあり方につきましては、今後、検討いたします。
○議長 第4の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 第4の質問は、町の第3セクターに関する支援についてであります。
株式会社三春の里振興公社・株式会社三春まちづくり公社について、今回、議会に提出された町の評価書によれば、「公的支援は妥当と判断する」としています。
現在行っている何を公的支援と考えているか。
今後考えられる公的支援は何か。明らかにしていただきたい。
○議長 第4の質問に対する当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○町長 第3セクターの公的支援についてのお質しですが、現在、三春の里振興公社に対しては、職員2名の派遣と3億円の損失補償を行い、三春まちづくり公社へは、中心市街地活性化事業交付金として280万円及び1億8,500万円の損失補償を行っております。
第3セクターの役割ですが、三春の里振興公社においては、地域農業の振興と併せて、魅力ある田園生活文化の創造を図ろうとするものであり、また、三春まちづくり公社は、活気ある中心市街地の再生を図るため、商店街の活性化を推進するものであります。
このように、一般的な民間企業では担いがたい事業の牽引役として位置づけており、営利目的だけでなく、政策的な見地に基づいた事業を担う役割を併せもつものであるものと考えております。
こうした事業の推進に際しては、官民が一致協力して進めることが必要不可欠でありますが、第3セクターは両者の介在役としての事業調整など、非収益的な事業も多く、これらに対しての公的支援の必要性はあるものと考えております。
また今回、町が評価したように、経営内容については健全であるとは言いがたい状況にあります。
このような状況を鑑み、今後は専門家による経営分析や診断等を行うなどして、公的支援のあり方について再検討しなければならないと考えているところです。
○議長 再質問があればこれを許します。
佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 大体、予想していた答弁だと思います。
「三春まちづくり公社」に対する町の援助には「交付金」があまりますが、三春の里振興公社にはありません。これは現在も人件費の補助金と見てよいのでしょうか。
○議長 当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○町長 まちづくり公社への交付金については、年々額を減らしてきております。また、三春の里振興公社については、経営分析を行うため町の幹部職員を派遣し、また、研修を目的に若手職員を派遣しており、結果的に人件費の補助となっております。
今後は、専門家の意見を仰ぎながら、経営改善に向け、努力してまいります。
○議長 第5の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 第5の質問は、「三春町立で民間病院が運営する病院」についてであります。
先月、町は「三春町移管予定施設調査業務委託」という名称の、県立三春病院施設についての「劣化診断・改善策の提示・費用の算定、改修・増築構想の提案、改修計画の立案・改修費用の算定等」を内容とする業務を入札で発注しました。
その結果は町民に公表されるのでしょうか。
その他に、町は町民に、どのような資料を、県と町の協定締結に至る過程において公開し、意見を求めるのでしょうか。
○議長 第5の質問に対する当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○町長 県立三春病院問題は、三春町にとって歴史的な大きな問題であります。
町は、議会三春病院対策特別委員会、三春病院対策委員会並びに町振興対策審議会との協議を経て、6月29日、廃止についての対処方針を決定しました。更に7月1日には、この方針を県知事・副知事に伝えたところであります。
これを受けて県は7月28日、県立病院改革実行方策を決定しました。その内容は、県立三春病院の廃止時期を19年3月末とし、三春町に移譲するというもので、今後の具体的な工程表も示されました。
このように県から移譲時期が示されましたので、町は今後、対処方針に基づいて県との間で、移譲条件の交渉を進めることとなります。
ところで、現三春病院は昭和50年の建設から既に30年が経過し、老朽化が懸念されるため、建物や設備の劣化調査が必要であります。更に改修費用の概算額も把握したいことから、専門家に調査を依頼したものであります。
また、改修に当たっては、今後、どのような病院にするのか、整備の仕方や、改修と新築した場合の経済比較も必要でありますので、それらを含めて、検討のための資料づくりをお願いしたものであります。したがいまして、この調査はあくまでも県との交渉資料と考えております。
さて、病院の移譲を受けるにあたっては、今後、県との協議を重ねながら合意を目指すことになります。この進め方については、三春病院問題の大きさからして、協定や契約など重要な事項については、町・議会・対策委員会の三者が合意のもとに進めるという確認書を交わしたところでありますので、今回の調査結果は、これらの会議を通じて公開したいと考えております。本問題につきましては、今までも随時、町広報でお知らせしてきましたが、町民の皆さんには、今後も節目ごとにその内容をお知らせしていく所存であります。
○議長 再質問があればこれを許します。
佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 「町立病院」をつくるというのは、確かに大変な問題です。町・議会・病院対策委員会だけではなく、まさに、町村合併問題時のような町民参加の議論が必要だと考えます。
「こうなっています」「こうなりました」という状況の結果の広報だけではなく、「こうしたいのですが、どうでしょうか」という町民への問いかけも必要不可欠だと考えます。町民の中には、いろいろと意見を持っている、詳しい人がいるのです。
また、今回、この質問をするに当たって、上記の三春病院に関する調査委託の入札時に業者に示した業務内容説明書を、質問準備に必要な資料として請求したのに、改革室長はそれには応えませんでした。これでは議員の十分な質問に支障が生じます。
○議長 当局の答弁を求めます。
遠藤行財政改革室長!
○行財政改革室長 この調査は、県から三春病院の移管を受けるにあたって、県に求める支援額を協議するための交渉資料を整理する目的で実施するものです。
調査内容は、建物の劣化診断、改修費用の概算額の算定、病院改修構想の提案、改築と改修の工事費用の比較などです。委託業務に改修構想が入っていますが、これは、診療科目や病室をどうするかによって改修工事の内容が異なりますので、町が移管を受ける場合に、今の診療科目を基本にしながらも、現在の医療ニーズにどう応えるかも考える必要があるために提案を求めたもので、建築の設計ではありません。
提出を求められた業務内容説明書は特別なものではなく、通常の委託仕様書で、今、申し上げたようなことが列記されているだけのものであります。
調査の成果については、議会の病院対策特別委員会や町の対策委員会に示し、その後の対応についてお諮りしたいと考えております。
○議長 再々質問があればこれを許します。
佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 業務内容説明書を、入札前に「見せろ」と言ったのではありません。
入札時に業者に公開したものを、入札後に見せろと言ったのです。
「業者に公開、議員には非公開」では「密室」と言われても仕方がありません。注意をしておきます。

以下、全文記録

○議長 第6の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 最後の質問は、全国全員対象学力テストについてでございます。
文部科学省は、というよりは、文部科学大臣は、という方が正確だそうですが、文部科学省は、小学6年生と中学3年生の全員を対象に、全国学力テストを実施する方針だという話であります。そして、私の読む中央紙も地方紙も、「全員参加はやめたほうがいい。問題点を深刻化させる恐れがある。」などという社説を展開しております。私、新聞2つ取っておるんですが、これいっぱいありますね。ことごとくが、新聞機関の意見というのは、こういうふうな「これは良くない」というふうな意見で一致しているようであります。したがって、私もほぼ同感、完全に同感ではありませんけれども大体同感であります。
昔と違いまして、今は教育も地方分権が重要だとされております。したがって、さすが文部科学省も今のところは、「参加するかしないかは、最終的には市町村の判断である」というふうなことを言っているようであります。だから、こういうことについては、教育も地方分権の時代なんだから、いち早く教育改革に取り組んだ三春町といたしましては、独自の意見を文部科学省の意見にとらわれないで持つべきじゃないか。
このいろんな新聞記事を見てつくづく感じることは、これは教育行政に携わる人と、教育者の考え方の対立であると思うんです。やっぱり、教育行政は教育者の立場にまず立たなければいけない。そういう意味で考え方を聞かせていただきたいと思います。
○議長 第6の質問に対する当局の答弁を求めます。
橋本教育長!
○教育長 ただいまの6番議員の全国学力テストについてお答え申し上げます。
学力テスト自体そのものは、子どもがどれだけ学習内容を理解しているかを把握するために必要なものと思います。子どもたちの実態を踏まえて、学校が教育課程を編成し一定の教育水準を目指した教育活動を展開していく上でも、欠かすことのできないものと考えております。
そのために、町の教育委員会では、小学校では全学年で国語、算数の2教科で、中学校では国語と社会、数学、理科、英語の5教科の学力テストを町独自で実施しているところでございます。各学校におきましては、その結果を踏まえて、次年度の教育課程編制並びに指導計画に反映させているところでございます。
さて、今、中央教育審議会の義務教育特別部会では、義務教育に関するいろいろな事柄について審議が進められております。その中の一つに全国学力テストもあります。このテストについての審議会の模様の最新情報では、学力テストを実施することに反対はない。ただ、調査・方法として、全員の調査とするのか、学校を選んで抽出の調査とするのか、ということで、大きく意見が2つに分かれているという情報でございます。
その8月24日の会合のあとで、文部調査官が明かしたことの内容が新聞等に出ております。それは、一つは全国学力テストを2007年から実施するということ。それから、対象は小学校6年生と中学校3年生の2学年ということ。それから実施する教科は、国語と算数・数学などということで、まだ具体的には決まっていないということ。そしてそれに加えて、学力テストを実施すれば、今、議員さんからもお質しのように、学校の序列化や競争激化など、学力テスト実施に伴う弊害もいろいろ予想され、それで近く専門者会議を設けて、テストの内容とか結果の公表の仕方、それから弊害をどのようにして防止するかという方策などを議論するということでございます。
現在のところ教育委員会では、今後の様子を見守っていきたいと考えております。ただ、町教育委員会としては、あくまでも子どもの実態をとらえたもの、そして、それが指導の反省と次の指導に生かすための学力テストでありたいと、そう考えております。
○議長 再質問があればこれを許します。
佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 今の教育長の答弁、私もテストそのものについては否定をいたしません。「全員」というところで序列化をすることについて、私は絶対これは認められないということなんであります。これはどこの世の中でも同じですね。私は6月には教師の順番をつけることについて質問しました。今回は子どもの順番をつけることについて質問しているんです。だから、教育行政家といいましたが、教育政治家でなくて、教育者の立場に立って、三春ではやっていただきたい。子どもさんやお孫さんをたくさんお持ちの方もですね、子どもたちに順序をつけてかわいがっているわけじゃないんです。みんな分かっているんです。みんな同じようにかわいがっていかなきゃなんない。その点については、「全員」は無用の混乱を起こす。そういうことで、最後に意見だけ申し上げておきます。時間がもう全くありませんので終わります。
○議長 15番渡辺勝雄君、質問席に登壇願います。
質問を許します。
○15番(渡辺勝雄君) 議長の許しを得ましたので、通告しておきました事項について質問をいたします。
本日は私を含め3名の議員がこのアスベストに対して伺うわけでありますが、それだけに重要な課題であるという証だと思います。
今年の6月に入りまして、大手機械メーカーでアスベスト、石綿被害と思われる死亡者が多発していたことが発覚しております。以来、全国にアスベストに対する不安が急速に広がっていることは、マスコミの報道などで既にご承知と思います。
アスベストはそこにあること自体が直ちに問題ではなく、飛び散ること、吸い込むことが問題で、法律などで健康障害の予防や飛散防止が決められていると。アスベスト繊維は悪性中皮種や肺がんなどの原因とされ、その健康被害はアスベストを扱ってから長い年月を得てから出てくる。例えば中皮種は、平均35年という潜伏期間の後に発病することが多いといわれております。先ほども先輩議員から国際的な取り扱いの中止とか、また、当局の答弁を踏まえての、私のこの項目の質問となるわけでありますが、私なりにこの質問を進めていきたいと思います。
このことについては、人間の命に関わる重要なことであることから、このアスベスト対策を私は強化すべきとの思いで、次の3点について具体的に伺ってまいりたいと思います。
第1点目でありますが、小学校、中学校など公共施設すべての施設でのアスベストの使用状況の把握について伺いたいと思います。
次に飛散防止、解体除去工事、関係者による安全対策の徹底などについて伺いたいと思います。
3番目になりますが、長期に渡る課題であることから、アスベスト相談窓口設置を求めるとともに、町民の不安を取り除くための対応策について伺いたいと思います。以上でございます。
○議長 質問に対する当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○町長 お答えいたします。
学校施設にアスベストが使用されているかの調査につきましては、石綿等の規制が強化された平成8年度以前に建設された建物について、町営住宅同様、竣工図面及び現場の目視により実施しましたが、いわゆる「吹き付けアスベスト」の使用は確認できませんでした。
しかしながら、通常の使用状態であれば粉じん飛散の恐れはないと言われている「建材等に含まれているアスベスト」については、図面や現場の目視のみでは判断不可能なため、施工業者に確認をお願いしているところであります。
この結果報告により、アスベスト含有建材の使用が確認された場合、施設の営繕や老化した建物の解体時、飛散しないような対策が必要となりますので、調査資料等の保管、引継ぎに遺漏のないよう留意し、適正な処理を行ってまいりたいと考えております。
民間の一般住宅については、福島県のホームページにおいて相談窓口を設置し、相談受付や情報提供を実施しております。
町においても、産業建設課を相談窓口として「広報みはる」等でお知らせして参りたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長 再質問があればこれを許します。
渡辺勝雄君!
○15番(渡辺勝雄君) アスベスト問題に対する製品の取り扱いの禁止の種類や、また、用途ですね、使い道。また、取り扱いなど、現在、危険とされているこのことなど、マニュアルを作成してですね、この町民の不安を払拭するために、広報など、また、冊子にしてはどうかと私、思うわけでございます。その件について伺いたいと思います。
○議長 当局の答弁を求めます。
影山産業建設課長!
○産業建設課長 ただいま再質問にございました用途、或いは規制、マニュアルの作成等についてでございますけれども、一口に「アスベスト」と言っているわけでございますけれども、まずアスベストとはどういうものなのか、その辺についても若干、説明を申し上げてみたいと思います。
一口に「アスベスト」と我々言っているわけでございますけれども、これは天然の鉱山から取れる鉱物でございます。そして、1ミリから数センチくらいの長さの繊維でございまして、人間の髪の毛の5千分の1くらいの細さ。そういう鉱物性の繊維でございます。これほとんど日本から産出されておりませんで、カナダとか南アフリカとか南アメリカ、そういう所から輸入されております。
そして、このアスベストなんですけれども、これは主に建材に使われておりまして、先ほども6番議員さんの質問にもありましたけれども、石綿のセメント瓦だとか、或いは煙突ですね。それから成型板とか外壁のサイディングとか、そういうものに使われておりまして、自動車のクラッチ板とか、ブレーキのライニングとか、その摩擦性。そういうものの中でも欠かすことができない内容のものでございます。
そういう中で、一時は我々の生活の中に幅広く浸透していたわけでございますけれども、先ほどありましたように、昭和30年に日本に技術が導入されて、そして50年には吹き付けアスベストは禁止になったわけでございます。そして昭和55年ごろ、学校等でいろんな社会問題、一時なったことございますけれども、それで拭き付けアスベストは禁止になりました。その後、平成7年に石綿、このアスベストの含有が1%を超えるものについては禁止になったということで、そういう経過がございます。先ほど、平成8年以前に建築されたものについて調査をしていると申し上げたのは、そういう内容でございます。
それらのことにつきまして、先ほどの答弁でもお答えしたんですけれども、広く町民の皆さんに実態、どういうものなのかということをお知らせしながら、処分・処理の方法とか、それらについて周知をさせていただきたいと、そんなふうに考えております。以上でございます。
○議長 再々質問があればこれを許します。
(ありませんの声あり)
○議長 11番日下部三枝君、質問席に登壇願います。
第1の質問を許します。
○11番(日下部三枝君) それでは議長のお許しを得ましたので、通告しておきました事項についてお伺いいたします。
職員の職務や事象についての理解や対応の格差について、まず第1問、お伺いいたします。
このところ、同じ事柄や似たような事象について、職員の理解度やそれに応じた対応に格差が見られます。人間一人ひとり顔が違うのと同じように、200人近い職員の考え方が同じとは思えませんし、それぞれの能力にも差があると思いますが、たまたま同じ事柄等に対する理解などが違いすぎるので、ある程度、共通理解を持つことが必要かと思い、その対策について質問をいたします。
その例として、今、社会でいろいろな話になってます、個人情報保護についてですが、この対応と理解について、このようなことがありました。
県のほうからの調査資料がきたときに、ある課の職員からは「このような調査がきましたが、答えをこういうふうに書いていいでしょうか、どうでしょうか」という電話がありました。そして逐一、その場で電話の応対でその回答をしました。そして最後に「住所・氏名を載せるようになっておりますが、それはどうでしょうか。書いてよろしいでしょうか」という問い合わせもありました。特別支障もないので、私は「結構です」ということで話をしました。
また、同じような県の調査資料が別のほうからきました。このときは、別の課の別の方から、県の調査票とともに、これは書くのが当然という簡単な文書とともにその調査資料が届きまして、「提出日はいついつまでです」ということでした。中には住所・氏名、それから自分たちがやっていることへの年間収入などを書き込む欄がありました。
たまたま私はそれがちょっと遅れましたので、その調査について他のほうに電話が行きまして、今度は自分なりの憶測でその年間収入を書かれるような感じの話が出てきましたので、慌てて行きまして、そこで自分で書いて出してきましてけれども、この2つをとっても、個人情報保護についての解釈の仕方、それから対応の仕方、これが全然違うのではないかと思われます。片方の後の部分はもう3年前から2回続けて出しておりますけれど、2年前とは世の中の事情が変化していることを気にも留めていないのではないかなと思っています。
また、ボランティア団体が地区での活動のために住民の住所等が知りたくても、個人情報の面から教えてもらえないということが前からありますが、そのことで自分たちの足で一生懸命調査をしています。しかしその反面、自分たちの作る文書の中には住所や電話番号を何の気遣いもなく載せてしまいます。
次に別な例ですけれども、今、自主防災会が各地区で発足していますが、今度の台風14号の被災者の年代を見ると、高齢者がたくさんおります。少しでもそういう人たちが、災害のときに被災しないように安全に過ごせて安心できるようにと、この組織が発足しているのだと思っております。
また、消防団の人たちの奮闘も頭の下がる思いですが、少しでもお役に立てればと思い、もし災害が起きたときに、少しでも自分たちの地区を自分たちの力で守ることができたらと、自主防災会の中で防災訓練をするような活動も出ています。もちろんみんなボランティアで、時間と手間を惜しむことなく、こういう活動をしているわけです。
この訓練のために必要な物品や人材の紹介などお願いに行っても、ここで対応が2つ変わります。一つは、なんのかんのと理由をつけて協力しない事務局があるかと思えば、別の地区では趣旨を理解し必要なものは即貸し出ししてくれるように動く課もあります。住民サービスが仕事であることを理解しているかどうかの違いかなと思えるところがあります。
先日、ある店で買い物をしたときに、若い店員さんが保証書に必要な電話番号を入れる作業がありましたが、そのときに丁寧に「電話番号をお聞きしてよろしいでしょうか」と応対されました。こんな小さいところでも徹底しているのかと、内心、感動して帰ってきました。
このように、理解度や対応がばらついていると、町そのもののまとまりにも不安を感じます。合併しない町。これから三春病院という大きな課題があるときに、町長が常に言葉にしている「正面からぶつかっていく」。そういう態度で皆さんがいればいいのですが、共通理解を持ち、住民サービスが仕事であるという再確認をいただきながら、前向きに住民に対応できるような対策が必要かと思いますが、町の考えをお伺いいたします。
○議長 第1の質問に対する当局の答弁を求めます。
橋本助役!
○助役 職員には、常日頃から町民に対する接遇と服務規律の徹底、これを図っているところであります。特に、本年4月からは個人情報保護法が施行されまして、職員の個人情報等に対する理解、或いは考え方に格差があったということは、否定できない事実であると思います。
そのため、去る6月と7月の2回にわたりまして、職員の研修を行いまして、職員の個人情報等に対する理解の向上と格差の是正を図って、その取り扱いには万全を期しておるところでございます。
また、私たち職員は町民の信頼を得て公務に努めなければならないわけであります。そのような中で、町内の各種団体の方々との連携も大変重要なことでありますので、相手の立場も十分に考えて行動するよう、職員の意識向上を図って公共の利益の実現をより一層目指してまいりたいと思っております。
また、いろいろ自主防災会、その他の問題の具体的なお話もございましたが、たいへん良い参考意見となりました。今後とも町民サービスの質を高めるべく対応してまいりたい、こう考えております。
○議長 再質問があればこれを許します。
日下部三枝君!
○12番(日下部三枝君) 今、質問したことに2つ共通することが私、あると思います。一つは町民に厳しくて自分たちに甘いという感じがするのです。町民は分からないこともたくさんあるし、高齢化になれば、なかなかうまく話すことも出ませんし、できればその逆であって、町民にはやさしく、自分の仕事には厳しく、というのも共通理解の中に入れていただきたいと思います。
また、もう一つ共通していることの中に、社会情勢の変化に敏感でないのではないか、敏感でなくてはならないのではないか、と思います。先ほど話をしました店員さんたちは、個人情報保護法とか、そういう難しいことは、たぶん分からないと思います。わけは分からなくても、このことは聞かなくてはならないというマニュアルをきちんと作って、そのとおりにやって、そして社会変化に対応した接客をしているのではないかと思います。全部理解するというのはたいへん難しいことですけれど、こうすれば今の世の中にマッチした対応になるという簡単なマニュアルで練習してみるとか、そういうことも必要なのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長 当局の答弁を求めます。
橋本助役!
○助役 全くおっしゃるとおりであると思います。今後、十分注意してまいりたいと、このように考えております。
○議長 再々質問があればこれを許します。
(ありませんの声あり)
○議長 第2の質問を許します。
○11番(日下部三枝君) それでは、第2の質問に移ります。
農業の振興についての質問をさせていただきます。三春の農業の現状についてお伺いします。農業に精通している方々には「何を聞くか」とお叱りを受けるかもしれませんが、町の農業について

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