令和5年度予算説明
令和5年度の町の予算を紹介します。町の財政状況や事業を町民のみなさんに知っていただくことで、町民のみなさんの声をお聴かせいただき、身近な行政運営を進めてまいります。
令和5年度三春町の基本目標と予算規模
基本目標
わが国の経済状況は、コロナ禍からの社会経済活動の正常化が進みつつある中、緩やかな持ち直しが続いている一方で、世界的なエネルギー・食料価格の高騰等の影響により、わが国を取り巻く環境は厳しさを増しています。今後も世界経済の減速は見込まれるものの「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」の効果の発現を本格化させ、人への投資や成長分野における官民連携の下での投資が促進されることにより、民需主導で持続可能な成長路線に乗せるための施策を推進するとしています。
本町においては新型コロナウイルス感染症の影響による個人所得の減少は回復傾向が見られ、町税の増収が見込まれるものの、依然として自主財源の確保が課題となっています。また、依存財源である地方交付税等の比率は高い状況にあります。
これらの状況を踏まえ、令和5年度の予算編成に当たっては、将来に向け持続可能な行財政運営を確立するため、事業のコスト意識を持ち、効果を十分に検証し、継続ありきではなく積極的に見直すこと、町民の声を施策に適切に反映することとし、真に必要とする内容を精査したうえで財源を確保するなど、健全財政を維持できるよう努力したところであります。
一方で、令和7年4月に開園を予定している幼保連携型認定こども園建設事業に関する経費、田村広域行政組合解散に伴い町が管理運営を行う田村西部環境センターに関する経費、小中学校や公共施設等の改修に関する経費、さらには、町民が安心して生活するための社会保障費などに財源を重点的に配分し、予算を編成したところです。
予算の執行に当たっては、町民や議会、各種団体等からのご意見を聴くとともに、課の枠組みにとらわれることなく協力体制を整え、組織横断的な連携を図りながら取り組む考えであります。
施策への取り組みを通じ、町民が自立的で豊かに暮らすことができるような「夢」や「将来への希望」を持てるまちづくりを進め、第7次三春町長期計画に掲げる将来像である「豊かな自然・歴史・文化に育まれ未来に輝く元気なまち 三春」を実現してまいりたいと考えております。
会計別予算規模
令和5年度の予算総額は、151億4,071万円となり、令和4年度と比較すると6億2,092万円の増、増減率では4.3%の増となっております。
また、一般会計の予算規模については、88億9,544万円となっており、令和4年度と比較しますと7億8,140万円、9.6%の増となっております。
<一般会計とは>
町税や地方交付税などを主な財源として、福祉や教育、道路や公園の整備など、さまざまな分野の仕事を行うための会計で、多くの事業やサービスは、この一般会計で行っています。
<特別会計とは>
国民健康保険や町営バスのように、保険料や使用料などの特定の収入により特定の事業を行うため、一般会計と区分して設けられている会計です。
<公営企業会計とは>
地方公営企業法の適用を受けて、地方公共団体が経営する病院や水道事業のように、その事業収入により経営を行うために設けられている会計です。
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財務課 財務グループ
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