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まちかど文化財11 田村大元神社の石橋|Web資料館|三春町歴史民俗資料館

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まちかど文化財 11

田村大元神社の石橋

山中にある田村大元神社は、田村義顕が三春城を築いたとされる永正元(1504)年、守山(現在の郡山市田村町)から大元帥明王を移して建てられた神社です。
また、戦国大名田村氏の時代は門前町が形成されるほど賑わい、江戸時代になっても三春藩領内総鎮守という格式を誇り、多くの人々から崇敬をあつめていました。

現在の建物は、江戸時代後半、三春藩主秋田氏によって建てられたもので、秋田家の家紋「檜扇に違い鷲羽」が付けられています。
表門、境内末社の八幡神社・熊野神社、金剛力士像は町指定文化財になっており、歴史的文化財も数多く残されていますが、近年、表門屋根・拝殿、境内末社などの修復が行われています。

田村大元神社の鳥居と石橋
 大元神社の鳥居と石橋

田村大元神社の麓には石の鳥居がありますが、その手前、県道からの入り口に小さな石橋が残されています。
「川が流れているわけではないのになぜ橋が?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここには以前川が流れていたのです。

掲載したのは、宝永4(1707)年の三春城下絵図の一部ですが、ここに描かれたように、桜川は新町登り口の辺りから県道をまたぎ、大元神社の下を進んだ後、再度現在の流れに戻っていたのです。

この石橋は、城下町三春の歴史をうかがわせる貴重な文化財といえるのです。

(2005年2月 藤井 康)

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