三春町の文化財 馬頭観音堂奉納絵馬九面
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馬頭観音堂奉納絵馬九面 (三春町指定有形民俗文化財)
指定名称
馬頭観音堂奉納絵馬九面(ばとうかんのんどう ほうのう えま)
員数
9面
年代
1762(宝暦12)年~1852(嘉永5年)年 ほか
指定の区分
三春町指定 有形民俗文化財
指定年月日
1977(昭和52)年9月28日
所在地
福島県田村郡三春町字桜谷5(三春町歴史民俗資料館)
所有者
華正院
概要
三春領は全国有数の産馬地であったことから、良馬の産出を祈願する馬頭観音の信仰が盛んになり、馬頭観音堂近辺の町並みは門前町を形成するまでになった。
三春藩の重要産業として藩政でも力をいれたこともあいまって、馬の絵を得意とする絵師・徳田三之丞好時(研山)、その子徳田三平好辰(二代目研山)を輩出した。
これらの絵師が描いた絵馬をはじめ、当時の領民が奉納した絵馬は明治のものも含め数十点にのぼり、当時の信仰の様子や絵馬の変遷を知る資料として貴重である。