三春だるま市|Web資料館|三春町歴史民俗資料館
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三春だるま市
両目が入った、赤い顔のダルマが並びます。
三春だるま市は1月第3日曜日に開催され、大町おまつり道路に、ダルマを売る店や露天が軒を連ねます。
ダルマのほかに縁起物も販売されていて、福まさる(「去年に勝る」・「魔去る」に通じる土鈴を弓につけた縁起物)や干支の張子人形も購入することができます。
ダルマは、高柴(郡山市西田町)で作成されていて、三春ダルマ・南瓜ダルマ・本陣ダルマ・雪村ダルマ(顔の色が濃く、袈裟を纏ったような古代ダルマ。別名、雪村ダルマ)などがありますが、三春だるま市で、三春ダルマ以外はなかなか見ることができません。
三春ダルマの特徴は、最初から目が入っていて、頭が平ら、横幅に対し背の高い東北型で、顔一面に淡い色を施し、眉は長めでヒゲが濃く、顔の縁取りは鮮やかな藍がかった青色で、きつい顔つきです。
高柴が発祥の地なので、「高柴ダルマ」とも呼ばれています。