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三春の歴史こぼれ話6-2 滝桜その2|Web資料館|三春町歴史民俗資料館

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滝桜その2

滝ザクラ
 滝桜

三春町の名が全国的に知られているとすれば、国の天然記念物に指定されている「滝桜」のおかげと言えます。

ところで、滝桜の樹齢は、およそ1,000年とされています。
もちろん木の年齢など簡単には分かりませんから、あくまで推定のものです。
最近JR東日本の車内雑誌を見ていると、「滝桜は樹齢千年」と書いたページがあれば、他のページには「天文年間に植樹された」と書かれていました。
天文年間は1532年から1555年、つまり樹齢は500年にも満たないものとなってしまいます。

こうした矛盾する記述がでてくるのも、結局はよくわからないためなのですが、最近興味深い史料を発見しましたのでご紹介しましょう。
この欄で何度かご紹介した「三春名所旧跡集 松庭雑談」に、次のような記事があります。
なお、( )は後に書き足した部分です。

  龍光寺桜  (此桜明治ノ始メ枯失フ。跡形モナシ。)
右に出す瀧乃桜ハ此さくらの実生也。依之至極の老木也。半ハ枯たるに、糸のことく成枝二筋・三筋、咲初たるハ風情猶深し。

意味は、次のようなことです。

  龍光寺の桜(この桜は明治のはじめに枯れて無くなった。)
右に書いた瀧桜(この記述の前に滝桜の記事が載っています)は、この桜の子どもである。このことから、たいへんな老木である。なかば枯れているが、糸のような枝数筋に花が咲き始めた風情は、たいへんよい。

樹齢千年といわれる滝桜の親が、本当にこの木なのかはもちろんわかりませんが、もし残っていたらさぞ風情のあるものだったことでしょう。

(藤井 康)

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