１．計画の背景と目的

　近年のモータリゼーションの進展や少子高齢化、交通事業者の乗務員不足などを背景に、公共交通の確保・維持・改善がますます厳しくなってきています。

　このことから、持続可能な運送サービスの提供を確保するため、地域の輸送資源を総動員することを趣旨とした「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」の改正が令和２年（２０２０年）に行われました。

　この法改正の趣旨を踏まえ、三春町内の公共交通が抱える問題を明らかにし、さらなる人口減少や少子高齢化、ライフスタイルの多様化などの社会情勢に対応しながら、利便性の高い公共交通がある暮らしを持続できるまちづくりを目指して、地域公共交通のマスタープランとなる「三春町地域公共交通計画」を策定しました。

　今後は、この計画に定める方針に基づき、三春町のより良い地域公共交通を構築するための各種施策に取り組んでいきます。

２．計画期間

　令和５年度（２０２３年度）から令和９年度（２０２７年度）までの５年間

３．基本理念と基本方針

基本理念

『町民の日常の移動を支える利便性の高い持続可能な地域公共交通の実現』

 

〇基本方針１　利用しやすい町内公共交通ネットワークの実現

　現在の公共交通サービスの見直しや新たな公共交通の導入検討を進め、町内での買い物や通院・通学などの移動を支える、利用しやすい町内公共交通ネットワークを実現します。

〇基本方針２　広域的な移動ニーズに対応した公共交通の実現

　近隣自治体と強い繋がりのある町民の日常生活や、地域活性化に向けた本町への来訪者の交通手段の確保のため、広域的な移動ニーズに対応した公共交通サービスの見直しや新たな取り組みの検討を進めます。

〇基本方針３　誰もがわかりやすい・使いやすい交通環境の創出

　町内外の移動に関する情報について、誰もがわかる情報発信を行うとともに、「三春版MaaS」の構築など新しい技術等を活用した取り組みの検討を進め、公共交通環境の創出を図ります。

４．計画の概要版と本編

　三春町地域公共交通計画（概要版）［PDF／1.9MB］

　三春町地域公共交通計画 （本編）［PDF／20.2MB］

※ 令和6年6月に開催しました、令和6年度第1回三春町地域公共交通活性化協議会にて、計画を一部改正しました。

　 変更点については、下記新旧対照表のとおりです。

　新旧対照表(R6.6～) (847.1KB)