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平成15年6月三春町議会定例会会議録

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平成15年三春町告示第49号

平成15年6月三春町議会定例会を、次のとおり招集する。

平成15年6月9日
三春町長 伊 藤 寛

1.期 日 平成15年6月18日(月曜日)午前10時
2.場 所 三春町議会議場

平成15年6月16日、三春町議会6月定例会を三春町議会議場に招集した。
1、応招議員・不応招議員
1)応招議員(19名)
1番 萬 年 智
2番 村 上 瑞 夫
3番 渡 辺 勝 雄
4番 儀 同 公 治
5番 栗 山 喜 一
6番 佐久間 茂
7番 三 瓶 正 栄
8番 五十嵐 信 安
9番 上 石 直 寿
10番 渡 辺 渡
11番 橋 本 敏 昭
12番 渡 辺 泰 譽
13番 柳 沼 一 男
14番 渡 辺 和 明
15番 欠 番
16番 加 藤 徳 治
17番 新 田 正 光
18番 渡 辺 正 恆
19番 本 多 一 安
20番 鈴 木 義 孝
2)不応招議員(なし)

2、会議に付した事件は次のとおりである。
議案第40号 専決処分につき議会の承認を求めることについて
議案第41号 専決処分につき議会の承認を求めることについて
議案第42号 字の区域の変更について
議案第43号 土地の取得について
議案第44号 町道路線の廃止について
議案第45号 町道路線の変更について
議案第46号 三春町税条例の一部を改正する条例の制定について
議案第47号 三春町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
議案第48号 三春町手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議案第49号 平成15年度三春町一般会計補正予算 (第1号) について
議案第50号 平成15年度三春町国民健康保険特別会計補正予算 (第1号) について
議案第51号 平成15年度三春町老人保健特別会計補正予算 (第1号) について
議案第52号 平成15年度三春町土地取得事業特別会計補正予算 (第1号) について

平成15年6月16日(月曜日)
1、出席議員は次のとおりである。
1番 萬 年 智
2番 村 上 瑞 夫
3番 渡 辺 勝 雄
4番 儀 同 公 治
5番 栗 山 喜 一
6番 佐久間 茂
7番 三 瓶 正 栄
8番 五十嵐 信 安
9番 上 石 直 寿
10番 渡 辺 渡
11番 橋 本 敏 昭
12番 渡 辺 泰 譽
13番 柳 沼 一 男
14番 渡 辺 和 明
15番 欠 番
16番 加 藤 徳 治
17番 新 田 正 光
18番 渡 辺 正 恆
19番 本 多 一 安
20番 鈴 木 義 孝

2、欠席議員は次のとおりである。
なし

3、職務のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
事 務 局 長 市 川 昌 勝 書記 今 泉 喜 徳

4、地方自治法第 121条の規定により説明のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
町 長 伊 藤 寛
助 役 橋 本 健 夫
代表監査委員 園 部 甲 三

○総務部門
部門総括 参事(助役兼任)橋 本 健 夫
部門総括兼総務担当 総括主幹 湯 峰 初 夫
財政・企画担当 総括主幹 橋 本 国 春

○町民生活部門
部門総括 参事(助役兼任)橋 本 健 夫
部門総括兼生活環境担当 総括主幹 佐久間 正 生
町民担当 総括主幹 織 田 芳 子
税務担当 総括主幹 影 山 常 光
保健福祉担当 総括主幹 村 上 正 義
敬老園担当 総括主幹 真 壁 岩 友

○事業部門
部門総括 参与 小手川 征三郎
部門総括兼市街地整備担当 総括主幹 深 谷 茂
地域整備担当 総括主幹 松 本 正 幸
農業委員会 会長 影 山 修 一
農林振興担当兼農業委員会事務局 総括主幹(兼局長)(欠 席)大 内 馨

○企業局
部門総括 管理者(職務代理者)局長(総括主幹) 遠 藤 誠 作

○収入役の補助事務会計担当
会 計 総括主幹橋 本 光 家

○教育委員会
教育委員 委員長( 欠 席 )深 谷 信 吾※一般質問には出席
部門総括兼学校教育担当 教育次長(総括主幹) 田 中 金 弥
交流館担当 総括主幹 原 毅
部門総括 教育長 前 田 昌 徹

5、議事日程は次のとおりである。
議事日程第1号 平成15年6月16日(月曜日) 午前10時00分開会
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 会期の決定
第 3 諸般の報告
第 4 議案の提出(一括上程)
第 5 町長挨拶並びに提案理由の説明
第 6 議案の質疑
第 7 議案の委員会付託
第 8 請願陳情事件の委員会付託
第 9 一般質問

6、会議次第は次のとおりである。
(開会 午前10時00分)

【開 会 宣 言】

○議長 ただいまの出席議員は19名であります。
定足数に達しておりますので、ただいまから平成15年三春町議会6月定例会を開会いたします。
ただちに本日の会議を開きます。

【会議録署名議員の指名】

○議長 日程第1により、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第113条の規定により、3番、渡辺勝雄君、4番、儀同公治君のご両名を指名いたします。

【会 期 の 決 定】

○議長 日程第2により、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日より6月19日までの4日間といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。
よって本定例会の会期は、本日より6月19日までの4日間と決定いたしました。
なお、会期日程につきましては、お手元に通知しました日程表のとおりでありますのでご了承を願います。

【諸 般 の 報 告】

○議長 日程第3により、諸般の報告をいたします。
出納検査の結果について
監査委員より、平成14年度第12回、平成15年度第1回、第2回の出納検査報告がありましたので、その写しをお手元に配付しておきましたからご了承願います。

【議 案 の 提 出】

○議長 日程第4により、議案の提出を行います。
提出議案は、お手元にお配りいたしました、議案第40号「専決処分につき議会の承認を求めることについて」から議案第 52号「平成15年度三春町土地取得事業特別会計補正予算(第1号)について」までの13議案であります。

【町長挨拶並びに提案理由の説明】

○議長 日程第5により、町長挨拶並びに提案理由の説明を求めます。
伊藤町長!
○町長 6月定例会の開会にあたりまして、ご挨拶と提出議案のご説明を申し上げます。
最近、三位一体改革が連日マスコミで報道されています。地方自治にとって大きな問題であります。
まず第1に申し上げたいと思いますのは、多少とも宗教や世界の歴史の知識がある人なら「三位一体」という言葉は、このような場合に軽々しく使うべきではない、と考えると思います。国際的な常識をわきまえることのないわが国の政治のありようを、恥ずかしく思います。
第2に、地方への財源移譲・補助金行政の転換・地方交付税制度改革の三つをセットにしてすすめるという課題提起は正しいと思います。
しかし、それは国・県の行財政改革とも深く関連した問題であります。今まで市町村をコントロールする仕事に従事していたお役人や行政コストは、大幅に削減されるはずであります。地方に対して厳しいことを求めるのなら、国・県は,自己改革についても、同様に厳しい数値目標を私たちに示すべきではないでしょうか。
ところが、3つをセットにした改革をめぐって、霞ヶ関や永田町の激しい確執が報道されています。それによって、はっきり見えてきたのは、各省庁も国会も、地方をコントロールする権限を手離す気はないらしいということであります。地方分権は名目だけにとどめたいというのが、本音なのではないかと疑いたくもなります。首都機能移転が掛け声だけで、結局は棚上げにされたように、地方分権もまた、地方にシワ寄せをするだけのことに終わってしまうのではないかと危惧いたします。事柄の本質を深く掘り下げることなく、問題を先送りにして、結局はウヤムヤにしてしまう日本の政治の在りようは、最近とくに顕著になったように思いますが、それを批判する資格が私たち地方自治体にはあるだろうかと、反省してみる必要もまたあろうかと思います。
そこで、三春町の行財政改革はどうなっているのかを、自問自答してみたいと思います。かなり根本的なところにまでメスを入れて、改革の方向性だけは示しているといえるかと思います。
昨年須賀川市で開催された合併講演会で見事な弁舌をふるわれた総務省の山崎重孝氏のことは、議員の皆さんもご記憶かと思います。現在は総務省の「行政体制整備室長」の要職におられますが、先日、東京での首長交流会の折に、声をかけられました。「三春町が高い志を掲げて、非合併を選択し、それにふさわしい行財政改革をすすめようとしていることに、総務省の私たちも関心と期待を寄せています」ということでありました。中央官庁の情報ネットワークは相当なものらしいと思いました。
率直に自己評価をいたしますと、改革の方向性は三春の場合に定まってはいるものの、現実の歩みは、残念ながら、はかばかしくないと認めざるを得ません。組織機構を改めても、それに中味が伴わなければ、改革はすすまないということであります。中味とは何かといえば、新しい行政マネジメントの確立、導入であります。
遅ればせながら、目標管理と行政評価並びにそれの基礎となる公会計改革を柱とする行政マネジメントの手法は、民間企業の取り組みなども参考にしながら、ほぼまとまりました。あとは、行政管理責任者を中心として、それを如何に実行するかであります。
残されている課題のもう一つは、議会改革であります。他人から言われてやるのは、人間誰でも嫌であります。しかし、執行側は、今後とも、議会や町民の皆さんの前に身をさらして、みずからの改革をすすめるつもりであります。議会改革についても、執行者の立場から申し上げたいことはたくさんございますので、もっと議論の輪を広げていただきたいと願うものであります。
さて、平成15年度がスタートしてから、2カ月半が経過いたしました。議決いただいた予算の執行のほかにも、取り組むべき政策課題は山積みしております。以上で述べました行財政改革のほか、築城五百年記念事業並びに非合併自治体にふさわしい「住民自治基本条例」の検討、県立三春病院と地域医療問題、広域的ゴミ処理問題や新たなゴミ収集対策、中心市街地活性化の残された最大課題である商業核対策、少子化傾向に対する総合的な対策などであります。
行政サービスの質の管理や環境問題に関する国際基準の適用(いわゆるISO)に対応できるような行政力を身につけることも目標として掲げるべきかと思います。今後とも、議会の皆さんとともに、政策協議を深めてまいりたいと考えておりますで、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
次に議案のご説明を申し上げます。
(別紙議案説明書のとおり)
慎重ご審議のうえ、それぞれ承認並びに議決賜りますようにお願いをいたしまして、議案の説明といたします。

【議 案 の 質 疑】

○議長 日程第6により、会議規則第37条の規定により、提出議案に対する質疑を行います。
これは議案第40号から議案第52号までの提案理由の説明に対する質疑でございます。
議案第40号、「専決処分につき議会の承認を求めることについて」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第41号、「専決処分につき議会の承認を求めることについて」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第42号、「字の区域の変更について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第43号、「土地の取得について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第44号、「町道路線の廃止について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第45号、「町道路線の変更について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第46号、「三春町税条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第47号、「三春町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第48号、「三春町手数料条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第49号、「平成15年度三春町一般会計補正予算(第1号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第50号、「平成15年度三春町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第51号、「平成15年度三春町老人保健特別会計補正予算(第1号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第52号、「平成15年度三春町土地取得事業特別会計補正予算(第1号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 これにて質疑を終結します。

【議 案 の 委 員 会 付 託】

○議長 日程第7により、議案の委員会付託を行います。
ただいま、議題となっております「議案第40号から議案第52号まで」は、お手元に配りしました議案付託表のとおり、各常任 委員会に付託することに致したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。
よって、各常任委員会にそれぞれ付託することに決定いたしました。
なお、付託以外の議案についても、各常任委員会において審査されるようお願いいたします。

【請願陳情事件の委員会付託】

○議長 日程第8により、請願陳情事件の委員会付託を行います。
請願陳情事件の委員会付託を行います。
請願陳情事件の委員会付託につきましては、お手元にお配りしました陳情事件文書表のとおり、各常任委員会に付託することにいたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。
よって、陳情事件文書表のとおり、各常任委員会に付託することに決定いたしました。
なお、本日の会議時間は、審議の都合によってあらかじめ延長いたします。

【 休 憩 】

○議長 ここで、暫時休憩いたします。
再開は、午後6時といたします。
(休憩 午前10時26分)
(再開 午後 6時00分)

【 再 開 】

○議長 休憩を閉じて再開いたします。

【 一 般 質 問 】

○議長 日程第9により、一般質問を行います。
議会の申し合わせにより、一般質問は質問席において、一問一答により行います。
質問の全体時間は、再々質問まで30分以内の時間制限であります。
通告による質問を順次許します。
○議長 6番佐久間茂君、質問席に登壇願います。
第1の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 第1の質問は、敬老園の改築についてであります。現在の敬老園は職員による管理、清掃が行き届いていて清潔ではありますが、だれが見ても老朽した建物であります。もし、町民各位がここを見学するならば、その100%の皆さんが即刻改築の必要を痛感するのではないかと思うのであります。財政的に即刻の改築が無理であっても、直ちに積み立てなどを開始し、関係者に改築の展望を示すべきではないか、これが第1の質問であります。
○議長 第1の質問に対する当局の答弁を求めます。
伊藤町長!
○ 伊藤町長 敬老園の改築は、振り返ってみますと、昭和61年に策定いたしました新長計のときに、既に政策課題として掲げてあります。考えてみると随分長いこと懸案事項のままになっております。理由は二つあると思います。一つは敬老園は三春町のほか19市町村から委託を受けて、80人のかたがたが生活の場としておられる広域的な施設であります。
しかし、他方、国、県からみられるのは、財政的には措置費として経常運営費だけでありまして、施設の改修費は今までも町が、ずっと単独負担ということで、いろいろ手直しをしてこんにちにいたっております。
そうした町の単独負担と、それから受益の広域性とをどう兼ね合わせたらいいのかということに町としても悩みがあり、県としても、これは例えば田村福祉会のようなところに移管すべきではないかと、そのような立場で指導したいと、そういうお話しもあり、田村町村会のほうにも問題提起をしたことがあります。しかし、それもいろいろ事情がありまして、普通養護老人ホームはどうも気が進まないと、建てるなら特別養護老人ホームを選択したいという構成町村の意向もあったりいたしまして、広域化の方向は実現にいたっておりませんで、こんにちにいたっております。理由の第1であります。
それから第2番目は、普通養護老人ホーム、特別養護老人ホームと違いまして、その位置付け、特に介護保険制度に移行して以降の普通養護老人ホームの位置付けがどうも国県通じて、いまいちはっきりしない、どういう将来見通しを持っているのかと、話をしてみますと、もう普通養護老人ホームは時代的な役割は終えたのではないかという見方もあるくらいであります。
他方、今度はケアハウスとかグループホームなど、いろいろ新しい考え方も出されてまいりまして、正直私たち、現在のような普通養護老人ホーム、敬老園を今後どういう方向にもっていくべきかと、正直気迷いがございます。
あともう一つ、老朽化したとはいえ、ご存じのとおり随分補修には金をかけてまいりまして、それから、お褒めを先ほどいただきましたが、職員も本気になって、環境、生活環境を整えるということに努力してくれているおかげで、非常に最近もむしろ老朽化してはいるものの、敬老園、本当に見違えるようになったねと褒めてくださるかたもあるくらいで、大変うれしく思っております。
最近のことでありますが、郡山市につくられた新しいケアハウスに移っていった人が、やっぱり敬老園がいいといって戻ってきてくれた例もございまして、福祉施設というのは、いろいろ難しい要素を総合的に考えなければいけないものなのだなと、そう痛感しているところであります。当分はまだ必要な補修をこれからも加えながらも、入居者の皆さんがたが、本当に満足して生活していただけるような運営を、当分心がけてまいりたいと思いますし、併せて先ほどご提案のように、この敬老園、そうしたいろいろ制度的にも不明確な点はいろいろありますけれども、研究を重ねながら皆さんがたとともに、やっぱり将来の方向性といいますか、方針だけはしっかりしたものにまとめていきたいなと考えておりますので、今後とも一つ、ぜひ十分ご一緒に検討をお願いいたしたいとそう考えます。
○議長 再質問を許します。
佐久間茂君!
○ 6番(佐久間茂君) 最近、敬老園はすっかり今はきれいになりました、住みよくなりました。私は敬老園はずっときれいだったと思うんです。非常に木造住宅にしては、このごろきれいになったんではなくて、ずっと前からきれいなんです。ただそれは、建物が古くなればきれいにするのにも限度がある。今までの経過、私が質問したのがいっとう最初は10何年前だった。今町長がおっしゃったように、この前の第4次長期計画の中では敬老園の改築というのが入っていたわけですね。その第4次長期計画が終って、第5次長期計画にはこれが入っていないんです。これは今町長がいったように、広域化したほうがいいんじゃないかとか、いろいろな要素があってそれを検討に移したのだろうということで、私もここに入らなかったことについては別に異議は申し立てなかった。こういう経過があるわけですね。
しかし、敬老園は不必要になったのか、今少子化でもって学校の子供がいなくなっちゃうというのが非常に心配されておりますが、それからまた何年か過ぎると、扶養する子供がいないお年寄りが出てくる。それで、今から10年くらい前は、私の記憶では定員一杯にするのが大変だった時代あったんですが、今は定員一杯か、ほとんど定員に近い状態になっている。だから、以前10年ほど前ですか、出されました福祉の長期計画、町のにも、もはや敬老園の使命は終ったというふうにちゃんと書いてありますが、ここにきて私は敬老園の使命は終わらないんだと。そして18町村ですか、そこからおいでになっているかたが暮らしておられるわけですが、一番多いのはどこですか、やっぱり三春町なんですね。
それで、例えば町長が今いわれたように、措置費でくるけれども、改修費やなんかは町で一般会計で出しておった、大きいものについては私もそのとおりだと思うんです。約10年前に5千万円を投じて汲み取り式の便所が水洗便所になった。画期的な歴史だったんです。あれは確か一般会計から出たんじゃないかと思います。しかし、最近の何百万単位のは事業費から出ているんじゃないんでしょうか。私はよくわかりませんけれども、間違っていたら間違っているといってください。そして、毎年やっていく経常経費的なものでいいますと、三春の場合は、以前は三春の敬老園に2千万前後、一番多いときは2千数百万、町から持ち出していたわけです。
今は平成13年度でいいますと敬老園に持ち出しているお金は、町から持ち出しているお金は88万3,687円であります。この節約する努力について、私は非難することはいたしません。しかし現実問題としては88万3,687円。富岡の東風荘というところは1,842万あまり、石川の長生園というところは2,514万円あまり、略しますが、喜多方の松風園というところ、これは収容人数は100人で、三春の80人に比べて多いんですが3,213万1千円、原町の高松ホーム、これも100人ですが3,625万1,609円、こういうことになってます。
三春の一般財源持ち出しの88万というのを落ち着いて考えてみますと、あそこには職員のかたが働いている、雇用を創出されているわけです。そしてその職員、臨時の人もなんでも含めて、これは町民税を払っている。そして、八百屋さんとか、魚屋さんとか、これは給食を民間委託したあともなるべく町の中から買ってもらってる。そうすると、言い方は適当でないかもしれませんが、今や敬老園はこの単年度でみるかぎりでは、私は黒字だと思うんです。だから、黒字であるものを私は1回も広域に移すのに反対したことはありません。いいものができるならば広域でもいいし、なんでもいいっていうことはないですが、住んでいるかたがより快適になるならば、何も町にこだわらない。
しかし一遍、あれは滝根町がほしいといったから譲るかというときあったですよね、10年くらい前ですか、そのときには町の中から澎湃として移すべきではないという声がおこったことがあるわけですから、だから、今長期的に検討するといいましたけれども、ほかのほうでは、つまり1千万円とか3千万円とかかかっているわけだから、皆の努力で給食代を民間委託してみたりなんかして、だんだん少なくしてきたんだから、そのほかのほうで出している普通の額くらいはですね、私は我慢をして、この際、三春の財政の中でも積み立てていく。積み立てていって、それから広域で結構ですなんていうことになったら、これほど結構な話はない。積み立てたお金使い道が無くて困る時代ではございませんから、そういうふうなことで私は一つの問題にこだわりませんから、詳しいやり方でやっていただきたいということなんですが、どんなもんでしょう。
○議長 答弁を求めます。
伊藤町長!
○ 伊藤町長 今、経常収支的な面では、そんなに町持ち出しになっていないということについては、ご指摘のとおりでありますが、それにはやっぱり、ご存じのとおりいろいろ事務費とうんぬんという区分の問題とか、努力があったわけであります。それから私の記憶では、風呂が大変ひどいということで、風呂の改修にもかなり町として金をかけたと記憶しております。せっかく我々の先輩が大事に築きあげてきた福祉施設でありますから、私はこれからも大事にしていきたいという気持ちに変わりはありません。
それから、ただ、これからの時代の福祉を考えてみると、今までのようなああいう形態でいいのかどうかということについても検討が必要と、そのようには思います。どうせやるなら、やっぱり新しい時代のニーズにあったようなものにしたい。そうすると当然、財政負担も生じますので、そこら辺のところ総合的にどう考えるべきなのかということについては、なお今後とも研究を重ねていきたいと、そのように思います。
今日、開会の挨拶に問題の先送りばっかりすると、批判がましいことを言いましたが、そういう批判がこちらに降りかかってこないように、皆さんがたともども勉強していきたいと願っております。よろしくお願いします。
○議長 再々質問を許します。
佐久間茂君!
○ 6番(佐久間茂君) 今町長の考え方を聞きまして、今回は理解することにいたしますけれども、やっぱり前の10年計画のときに載っていた、その次に10年計画に載らないで、一生懸命いろんな経営方式を考えた。そしてまた10年、再来年で経っていく。その間に建物は1年ずつ年をとっていくんです。ちょうど三春中学校の体育館と年齢、ほぼ全く同じなんですね。三春中学校の体育館は改築、私は賛成をするわけです。しかしあそこは24時間使っているわけではありません。敬老園というのは24時間かける40年なんですから、やっぱり常識的なところでいろんな案を実現するようにお願いして、お願いというよりも検討を開始していただきたい、検討を休んでいたように私は思っているんですが、検討を開始すると思ってよろしいかどうか。
○議長 答弁を求めます。
伊藤町長!
○ 伊藤町長 これは議会ともども、一つの政策課題として検討していきたいと、そのように考えます。
○議長 第2の質問を許します。
○ 6番(佐久間茂君) 第2の質問は、公共事業の地元への経済効果についてであります。2003年、本年の4月22日の地方新聞に、祝三春町三春交流館まほら完成という広告が掲載をされました。これでございますが、その中を読んでいきますと、私たちが工事に当りましたという欄に、請負企業と、つまり大林組と、それから下請け企業の24企業名が並んでいるわけであります。しかし、その中に三春町内の企業はもちろん、田村郡内の企業も全く見当たりません。ついでに申し上げておきますと、県外が13企業、郡山市が8企業、福島市が1企業、本宮町が1企業、鏡石町が1企業、三春町ゼロ、田村郡ゼロとこういうことであります。それで、このまほらが完成したわけでありますが、この建設事業による地元への見るべき経済効果、私は孫請けとかひ孫受けとかよくわからないんで、見るべき経済効果があったのかなかったのか、あったとすればどのくらいのものなのかと、これを聞きたいんです。これは3回目くらいのやつですね、質問として、そういうことです。
○議長 第2の質問に対する当局の答弁を求めます。
小手川参与!
○ 事業部門参与 三春交流館まほらの建設事業におきます地元への経済効果でございますが、建設工事におきましては、元請業者へ発注当初より地元企業並びに商店の活用を申し入れておりまして、広告掲載にはありませんでしたが、交流広場整備工事では地元の企業数社が工事に携わっておりました。また、具体的な数字はつかんでおりませんが、工事期間中多くの工事関係者が地元の商店や宿泊施設等を利用しておりました。また備品の購入におきましては、購入品目ごとに細かく設計書を分割いたしまして、より多くの町内企業のかたがたに入札参加の機会をもってもらう工夫をこらしました。その結果、契約の数が13口、消耗品も含めまして約1,700万円あまりを町内企業のかたがたに受注してもらうことができました。
なお、三春交流館の関連工事としまして、交流館の北側にございます町道北町大町線道路改良工事、並びに大町地区内耐震性貯水槽新設工事、これは交流館の中に貯水槽をつくった工事でございますが、としまして約2千万円あまりを町内の企業に発注しているところでございます。これらの点で地元への経済効果はあったと考えております。今後はマチとムラとの交流を活発化させる基盤として建設されました、三春交流館を多くの町民のかたがたに活用していただくことによりまして、より一層町の賑わいが高まっていくことを期待しているところでございます。
○議長 再質問を許します。
佐久間茂君!
○ 6番(佐久間茂君) ご記憶かと思いますが、2000年に地元の大工さんたちの組合から陳情書が出ましたよね。もう仕事がなくてまいってんだと、だから町の仕事も直接的、間接的に仕事を与えていただくようよお願いをしたいということで、いろんな業種の人たちが一緒になって陳情したんです。だから、そのことが出発点でありますから、私はこのことについて何回も質問をしてまいりました。しかし町民センターは残念ながらああいうグレードの高いものは町内、郡内はもちろんのこと、県内でもできる建設業者はだれもいないと。したがって、中央のゼネコンであるということに助役が答えられた。私もしょうがないのかなと。かくなる上は下請けあたりでもってやってもらいたいなと。そうしたらば、業者からは設備工事をはじめ他の職種に関しても地元企業をパートナーとしてとらえ、積極的に採用すべく提携業者を指導いたしますと、こういうことに元請業者がいってくれたということですね。
そして、また別の機会に、これは2002年の9月議会にまた質問をしてみました。そしたら、下請け工事というのは難しい問題も含んでおりますと、しかし町民センターにつきましては、これから内部のいろいろな仕事の中で、あるいは出てくるのかと期待をしておりますという答えをもらったわけです。ご承知のように、町内のいろんな企業が、やっぱり仕事がなくて大変に困っているというふうに私は聞いておりますが、今、周辺の整備工事かなんかに数社が参加していると。私は税務署の関係者ではありませんから、どの企業が何千何百何十何万というようなことを知る必要もないし、知ってはならないと思うんですが、小手川参与がそういう以上ですね、やっぱり具体的な金額をあげてもらいたい。何しろ何か今の感でいうと20億余の金のうち、20億円以上がどうもほかのところにまわっていっちゃったような感じがしますので、改めて数字をいえないのか、いえなかったらばこの次までまとめていただけるのか、こういうことについてお答え願いたいと思います。
○議長 答弁を求めます。
小手川参与!
○ 事業部門参与 ただいま、はっきりした数字をつかんでおりませんので、次回までに検討してまいりたいと思っております。よろしくお願いします。
○議長 再々質問があればこれを許します。
(なしの声あり)
○議長 第3の質問を許します。
○ 6番(佐久間茂君) 第3の質問は、設計入札への地元の全面参入についてであります。今後極めて長い年月にわたって、永久にとはいいませんが、長い年月にわたって交流館のような20億円を超える工事はない、私はそう思います。しかし、三春中学校体育館のような、必要不可欠な工事は不景気の中でも行われるべきであります。そしてまた、これらの建設の設計や工事のすべてに、少なくとも競争には地元も全面参加させるべきではないか、さらにジョイント、つまり地元企業が参加する共同企業体を組織するなどの指導もあえて行うべきではないか、そういう質問でございます。
○議長 第3の質問に対する当局の答弁を求めます。
橋本助役!
○ 助役 入札の指名につきましては、努めて町内業者の受注機会が多くなるよう考慮しながら、現在も指名をしております。しかし、入札の競争性、あるいは経済性、あるいは技術的な問題等々から、工事などによっては町外業者にも指名に加わっておるところであります。
ご質問にある三春中学校体育館に限らず、指名に際しましては、地元業者の育成の観点を考慮しますが、町民の財産を取得すると、工事完成の資格、能力のある業者を指名することが何といっても基本になろうかと思います。今後も入札の指名に際しましては、ご指摘のような地元業者等々も考えながら、総合的に判断して適正に選定してまいりたいと考えております。
またご質問にありましたジョイントにつきつましては、企業の利益追求活動の一環と思います。したがって、行政が指導すべき問題ではなく、企業みずからが努力すべきものとこう考えております。
○議長 再質問があればこれを許します。
佐久間茂君!
○ 6番(佐久間茂君) だらか私はですね、地元に仕事をさせろということをいってません。地元企業にも少なくとも競争の機会を与えろ、こういうことをいっているんです。これを地元だけに限定しろということをいうのを私はいう気はありませんので、そういうことはいたしません。
しかし、現実問題としたら、建設工事については町内に33社が役場に登録をしております。県内が351社が登録をしております。それから設計や測量なんかでは町内では4社、県内では279社が町に登録をしておるんです。そして、建物の大きさによって大変だというふうなことを今おっしゃいましたが、かつて三春内の企業ではなかったんですか、この9億だか10億の建物建てたの。あのときは特殊な事情があったということをいうと、余計おかしなことになるんで、そういうことはいいませんけれども、9億円くらいの建物を建てた業者がいたはずです、地元に。三春というとまたおかしくなりますから、地元という田村郡まで含めていいですから。そういうこともあったわけですから、私は競争に参加をさせること。
それからジョイントですが、このあいだ総合交通対策特別委員会で、ちょっと関東地方に視察にいってまいりました。そこで聞いてきたんですが、ある一定以上ある、ものすごく大きいやつはゼネコン対ゼネコンのジョイントもあると、しかし、何億円以下の仕事については地元企業と地元以外の企業とのジョイントを入札参加させていると。これは指導しているとしか思えません。それを指導することはよくあるんですよ、ジョイント組んで参加しなさいと、よく新聞にも出ておりますが、それは町と企業が癒着することじゃないと思うんです。まさに仕事がなくて困っている地元の企業を考えたらば、それはやって一向に差し支えがないと、後ろめたいようなことをやっては困りますが、公明正大にやっていただけば、何ら問題はないと思うんだが、やっぱりまずいですか、三春では経験がないようですが。
○議長 答弁を求めます。
橋本助役!
○ 助役 十分検討してまいりたいと、こう考えております。
○議長 再々質問を許します。
(なしの声あり)
○議長 第4の質問を許します。
○ 6番(佐久間茂君) 第4の質問は、諸事業の計画段階からの費用対効果の数量明示についてであります。もとより、教育と福祉は費用対効果を度外視してもやらなければなりませんが、今の財政状態の中では、その他の事業については計画の段階から、これにはいくらの予算が必要だというだけではなく、それを実行すれば得られる効果について、例えばその事業をやれば商店街の年間売り上げがいくら増になるなどという、数量的な数計は少なくとも明示すべきではないか。
だから、当面の問題については、中心市街地の二核一軸の中のこれから始まる一核、これ新聞折込みのチラシのほうは一核が一軸となっておりましたが、これは一核が正確なんです。これからの一核についてもそのようなことにして、これだけ金をかければこれだけの効果があると、こういうことを出していただかないと、もうこの辺で具合が悪いんではないかと、活性化、活性化だけで済む問題ではない。こうやればこうなりますと、こういうふうにしておけば、事務事業評価で、そこまでやってだね、そうならなかったらば、反省しなければならないところ反省するというのがこれからの行政だと思うんです。どんなもんでしょう。
○議長 第4の質問に対する答弁を求めます。
橋本助役!
○ 助役 事務事業の費用対効果、この数量を明示することについては、町のほうにも平成12年度からすべての事務事業につきまして、事務事業評価管理表をつくって、その中で費用対効果を含めて計画の妥当性や、効率性などの分析を行っているところであります。行政における事務事業は、特定条件内での仕事も多いと、その性格、性質上、無理に数値化することが必ずしも意味あるものばかりではない。今ご質問のような、例えば福祉、あるいは教育等はそうかと思いますので、満足度や充足度など個人の価値観に依存せざるを得ない部分もあると、一概に数値化の設定だけにとらわれての計画にも問題もあるだろうと考えておるところであります。
従来の事務事業管理表についても現状にそぐわない部分もあり、十分機能しているとはいえないことから、評価管理に関する第2のステップとして今後行政マネージメントの中に位置付けるように、様式の全面改訂を行ってまいります。改定様式では、事務事業の基本的な事項や行政収支の計算書、あるいは決算分析の評価、特定事業に関する事前、中間、そして事後の評価に分けて評価管理を行うということにしております。事務事業評価管理のための費用対効果の分析にあたっては、できるだけ町民の皆さんに理解が得られるような管理指標を設けてまいりたいと、今検討中であります。
ご質問の中心市街地の二核一軸の中の一核についても同様に、事前評価も含めて十分検討してまいりたいと考えております。
○議長 再質問を許します。
佐久間茂君!
○ 6番(佐久間茂君) これはなかなか言いにくい話なんですが、例えば、中心市街地について、全国的に成功した例が極めて少ない。ある硬いことをいう学者は、成功例はないとさえいっているような難しい問題なんです。だから私は、むしろ今活性化という、なんだか、見なさいよ生き生きしているじゃないですかではすまないんじゃないかと。こういうことで私はワーキングチームですか、一生懸命やられているかたには十分敬意を表しながら、一生懸命やればなんとかなるという時代じゃないんだということを理解してもらいたいと思って、こういうことをいっているんです。ただ、今後やりますと最後にいいましたから期待をしておきたいと思います。
○議長 答弁はいりませんか。
第5の質問を許します。
○ 6番(佐久間茂君) 第5の質問は、実践首長会の教育行政改革提言についてであります。去る4月10日、次のような報道がなされました。以下はその記事でありますが、「市町村による教育行政を提言、三春など実践首町会、本県の三春町、会津坂下町など、全国54市町村の首長でつくる提言実践首長会は、9日、教育委員会制度のあり方の見直しなど、教育行政改革についての提言を遠山文部科学大臣あてに提出した。
提言では、住民から直接選ばれた首長が、教育行政を担ってこそ、教育の地方分権が実現できるとしている。具体的には首長が教育委員会の審議に加わることや、教育委員会に代えて、首長の諮問機関の教育審議会を置くなどを提案、都道府県教育委員会がもっている教職員の人事権について市単独、または市町村連合ごとに採用するか、都道府県教育委員会が採用した教職員を市町村が任免できるようにすることを求めている。」
以上がこの記事なんでありますが、これを読んだ町民から、私が教育出身だろうからでしょうか、いろいろあれはどういうことなんだろうかと聞かれます。したがって、公開の議場において、会員である町長からひとつ、この提案に対する見解といいますか、そういうものを聞いておきたいわけであります。
○議長 第5の質問に対する答弁を求めます。
伊藤町長!
○ 町長 提言実践首長会というのは、地域交流センターというところが母体になって全国の元気のいい首長たちが任意参加でつくっている集まりであります。その中には、合併部会とか、行革部会とか、教育部会とか、医療福祉部会とかたくさん部会がつくられて、それぞれその部会に任意に参加をして研究を、討論を重ね、場合によっては国に対しても提言をしていこうと、こういうことで活躍をしております。なかなか私ども積極的に参加するように心がけているのでありますけれども、それぞれの部会ごとに、こんなことまでやっているのかとびっくりするような先進的な事例がたくさんございまして、大変勉強になっております。
さて、ご質問の教育部会でありますが、私はこの教育部会には地域交流センターのほうからかなり強く勧められたのでありますが、遠慮いたしました。といいますのは、あまりにも元気がいい人たちであってついていけないと思ったからであります。教育委員会はいらないと、最初、はっきりとそういいました。今の教育委員会制度はあまりにも矛盾が多すぎる。
それから、文部行政については余りにも中央集権が強すぎると。その中にすっかり取り込まれている教育委員会はいらないということととか、人事権を自治体は、市町村はもっと持つべきであるというようなこととか、それからもう一つ大事な点は、教育行政官制度をつくるべきであるという提案とか、よく議論を聞いてみますと、それなりにうなずける面もあるんでありますが、さて現実問題になると、そう一律にいいきれるもんであろうかと。
いろんな選択の幅を持てるように制度改正をすべきではないかというところあたりが、おとなしいのではないでしょうかと私は大変妥協的な発言をしたくらいであります。最終的な提言のまとめは、その部会長を中心にかなりがんばってまとめまして、私も部分的には賛成、部分的には必ずしも賛成いたしかねるとそういうふうに考えております。具体的な中身については、非常に興味あるものはたくさんあるんでありますが、こういう一般質問の中では時間をとりすぎるかと思いますので、割愛いたしたいと思います。
ついでのことでいいますと、合併部会ではこの提案が早速取り入れられて、地域自治審議会でしたかね、そういうことがあっという間に取り上げられたりいたしておりまして、非常に興味ある交流会であります。
○議長 再質問を許します。
佐久間茂君!
○ 6番(佐久間茂君) そうすると、この提言に教育行政改革断行の提案というものについて、会員である三春の町長は元気がよすぎてついていけないというふうな内容であると、賛成するところもあるが、これはどうもというところもあるというふうに、今の答弁から聞くと、これ防災無線で聞いた町民は受け取るんですが、それでいいのかどうか。これ読んだ町民の中には、新聞記事短いんだが、新聞記事はそれなりによくまとまっているものですから、なんだと、教育長公募までしているのに、教育委員会いらないというところに入っているのかという話なんですよ。だから、今聞いて大分わかったと思うんです。教育部会に入っていない、だから町長もそれには必ずしも参画をしてなかったと。だから賛成するところもあるが、賛成しないところもあると。元気がよすぎてついていけないと、これでいいのかどうか確認しておきたいと思います。私は今回、これいいとか悪いとかというんじゃなくて、聞いているわけですから。
○議長 答弁を求めます。
伊藤町長!
○ 町長 この首長交流会で非常に痛感いたしましたのは、一番参加が多いのは教育部会でした。首長たちが教育問題も捨て置けないということで、かっかと燃えているのに私は正直びっくりいたしました。それで現実にいろんな自治体がここまではやっているというのを聞いて、正直びっくりしたこともたくさんございます。
ああ、やりようによってはここまでやれるのかということであります。そうしたもろもろの問題については、この提言の内容は教育委員会のほうにも回付しておきましたし、確かインターネット等でも見れるかと思いますので、町民のかたで、それはぜひ参考にしてみたいとおっしゃるかたには、資料は提供いたしたいと思います。その中に何が問題かということは、大変興味深く書かれております。
○議長 再々質問を許します。
佐久間茂君!
○ 6番(佐久間茂君) 全国のその元気のいい首長たちは、教育問題、今のままではだめだということをいっているところが非常に多いという話ですが、ある意味では首長さんたちが、今の教育はこれではどうにもしょうがないといっていることが、非常な危険な状態だと思うんです、ある意味ではね。教育委員会制度ができたのは、昔は役場の中に学務課というのあったんですよ、教育委員会とかでなくて、学務課。そして次長みたいな人が学務課長だなんていっていたわけですから、そういう時代からどうしてこうななってきたか、町長が変われば教育がらっと変わると。学校の先生まで全部変わってしまうと。
こういうことでは具合が悪いんじゃないかと、だから教育委員会制度をつくって、原則として素人の人が教育委員になって、そして一生懸命お話し合いをして、間違いのないことをやっていこうと。政治的に中立を守っていこうと。こういうことでできたんで、これはアメリカ流の制度ですが、私は別に悪い制度ではないとういふうに今は思っているわけです。だから、あまり4年ごとに町長は変わりうるわけですから、その間に右に行ったり左に行ったり、おっこっちゃったりしたんでは、これ大変なことですから、私は十分な注意をしていかなければいけないというふうに思ってます。もっとわかりやすくいえば、町長の思うとおり教育が何でも教育がいくんだったらば、これも問題ではないかと思っているわけであります。
○議長 当局の答弁を求めます。
伊藤町長!
○ 町長 現実のその交流会での議論は、そうした町長が権力を振り回して教育行政まで支配下に治めるというような感じとはかなり違った、現実の教育、現在の制度そのものの矛盾に深くメスを入れた意見のほうが多くて、ご指摘のような心配があるというのは、議論の中でも随分出ました。しかし、必ずしもそういう傾向だけではないと私は聞きながら感じておりました。
ただ、私は首長に権限、権力が集中しすぎるということは、よろしくないということは一貫して申し上げていることはご承知のとおりであります。そして、教育委員会解体論についても、必ずしもそれがいい結果を生むかどうかについは、私は意見は留保するというようなことを申し上げたのも、そのような意図からであります。
○議長 17番、新田正光君、質問席に登壇願います。
第1の質問を許します。
○17番(新田正光君) 通告しました質問の第1は、町の人口動態、特に減の傾向を示している現在の人口の原因と対応策についてお尋ねするものであります。去る5月28日の民友新聞、他の地方紙においては日にちは違うかと思いますが、そして、町の市町村の現住人口の表が載りました。これによると全県的には919名増、しかるに我が町の人口は28減の1万9,641名でした。28の減はこの時期としては私としては、就学あり、就職あり、この地域から巣立っていく者が相当いるわけですから、当然このくらいになるのかなと思っておりますが、トータル的なその減少の問題が気になるので、質問するものであります。
過去の人口問題についての討論は平成12年のときですね、私が町広報に載った人口と、国勢調査に基づく人口が差がありすぎるんではないかというような問題、指摘しまして、その結果として調整され、実は当時2万人口、2万人口といっておったものが、1万9,840台、そういう実数であるということがわかりました。
そしてそれ以来、減少の一途をたどっておりまして、このように1万9,600台まで、約5百数十、600近い人口が減っておるわけであります。もちろんこの減少の原因が不況によって、直接間接の影響を受けてなったものと考えられます。特に国勢調査の時点では、みんな、住宅ブームでずっとつくられましたが、リストラ等によって、そのローンが払えず、夜逃げ状態で届けも出さずに出てしまうという問題、重要な原因がありましたが、その後も、やはり誘致工場の中には、本社工場に統一されてしまう、むこうに行くかたは現状維持、地元に残るかたは給与が低くなるとか、そういう形での行ったほうがいいということで減った面もあるようであります。
この人口減少の原因は、これが今年度予算の編成等において、私も痛感したわけでありますが、住民税、さらには企業税とか、そういったのが減少の今年、相当大きな幅で下がったということ、このことがすごくこたえております。かつて町長に自主財源を強めるためにはどうすればよろしいんでしょうかというご質問したことがありましたが、基本的なことだったんですが、人口を増やすことですと、そうしますと税負担をするかたが増えますのでというようなこと答弁いただいた憶えがありますが、今実際はその逆の状況が実現してきているわけであります。
この原因をどのように町としてはおさえられているか、またこれを乗り越えて住民増に転じていくためには、どういう方法が考えられるのか、このことをお答え願いたいものであります。今になって工場誘致などは、そしてここに勤め地を持った人口増ということはとうてい望めないだろうというような感じをしております。そうしますと、第2のよい方法としては、やはり周辺ベットタウンとして住みよい地域をここに実現していくと。だれも三春に行けば自然にも恵まれているし、おだやかに暮らせることができるというような、そういういいベットタウンをつくっていくことが、やはり当面そうではないのかな、なんて思ってますが、町のおさえ方はいかがなものでしょうか。この辺についてお伺いいたしたいと思います。
○議長 第1の質問に対する答弁を求めます。
橋本助役!
○ 助役 我が町の人口の減、それには出生、死亡などの自然的要因、それと転入転出などの社会的要因、これがご承知のとおりであります。出生と死亡を比較してみますと、出生より死亡が増加傾向にあります。この傾向は三春町に限らず全国的に少子化が進んでいる結果だと思われます。また、転入より転出が増加の傾向にありますが、転出の要因には勤務先や、あるいは大学などへの進学等によるもの、分類すれば多くの原因があるんではないかと思い、単に人口減の原因というよりは、いろんなそういう要素が積み重なっているんだと思っております。ですから、実際には人口減ではありますけれども、世帯数はむしろ増えてはおるのが現状でございます。
それから、単に居住人口を増やす対策というよりは、今住んでいる町民のかたがたに満足のいく対策を講じることだと思います。例えば生活道路、上下水道、あるいは学校や保育所などの整備や公共住宅の整備、あるいは福祉設備の整備、町民のかたが利用できる公共施設の整備を今までも進めてまいりました。また、この4月に完成しました三春交流館まほらも、マチとムラの交流事業はもちろんのことですが、一流の芸術、あるいは文化に接する機会を町民のかたがたに身近な場所を提供するというようになり、心の豊かな暮らしにつながるものと考えております。
したがって、今議員提言のとおり、今後も身近な住環境の整備を進めて、住みよい住環境を整備することが結果として定住人口対策につながるんではないかと、こう考えております。
○議長 再質問を許します。
新田正光君!
○ 17番(新田正光君) 考えを認められることはうれしいものでして、そういう点では喜びを感じておるわけでありますが、現実問題としましては、私も所管が文教厚生なものですから、生徒数が各学校が少なくなってきていると、1学級に足りないような状況になってきてしまっているというような問題とか、いろいろぶちあたっている問題があります。あと幼児教育の場合で、なかなか預けにくいというような問題とか、例えば岩江方部にあります民間の保育所の問題とか、過日、政策的にあたりました町の保育料なども結果的には、やっぱり値上げ傾向でこうなってきているという問題もやっぱり負担になってきているのかなというような問題もあります。
そういうところで、郡内の某町では、例えば乳幼児、就学前教育の経費を公費負担にするかなんていうような、そういう試みもなされているとか聞きますが、例えば幼稚園の保育料をどのくらいかかるか、その検討をして無料にしていくとか、そういう方法での、やはりごく一般的にいっても、現実問題として何も実現しない面がありますので、そういう点ではいかがなものでしょうか、お聞きします。
○議長 答弁を求めます。
橋本助役!
○ 助役 現在も幼稚園につきまして、幼稚園の使用料、これは大体郡内統一されております。それから保育料につきましても、確かに高いということあるかもしれませんけれども、実際は国の基準より三春町はかなり低くおさえております。それだけ町のほうの一般会計予算も十分差し込んでおるというのが現状でございます。今後の少子化の問題については別途考えてまいりたいと思います。
○議長 再々質問があれば許します。
新田正光君!
○ 17番(新田正光君) なかなかこういう問題になりますと、はっきりとほかと対比するようなものがなくて、三春はいいところなんだ。私たち三春から生まれ育った人間にとってはすごくいいんですが、ほかから来た人たちにとってはっきり対比するものが出てこないと、なかなかこうお仕事の面では遠距離通勤になってきますし、遠くなってきますし、市内に住んだほうがというようなこと、なってしまいますので、やっぱり具体的に早急に検討なされるべきだとこう考えます。意見として申し上げまして、ここは終わりたいと思います。
○議長 第2の質問を許します。
○ 17番(新田正光君) 第2は交流館が広く利用される見通しについてであります。春の工事中の事故にもかかわらず、懸念された遅れもなくて、交流館が完成され、予定どおりに発足したと思います。そして、4月、5月にかけては広く町民に利用に供されたこと、この点におきましては、何かなしほっとするものがあります。同時にこれだけの建造物を町の中心に建てたこと、多くの人々の移動によって実現したこと、これ町民、もともとそこに住んでいたかたたちですね。それから、先ほどもちょっと触れましたが、町の部分の住民の総体的減少、など考えてちょっとこう不安も感じないわこではないのであります。そこでお伺いするんですが、4月から5月にかけて、町民のかたたちに対する評判は、内外に対する紹介的な利用がなされたわけですが、その反応とか評判はどのようなものであったか、まずお聞かせ願いたいと思います。
次に、かつては民俗資料館が落成され利用に供されたとき、質問にこれはやっぱり私の質問でありましたが、町長は、あることがこの町の風格を高めるんだというような答弁をなされました。しかし、町の中心部に、確かに交流館の完成も町の重厚さを、そのところを示してはいると思います。また、市街地の整備とあいまって本当に整然とした立派な町並みになってきました。これが商工会で、ごちゃごちゃという状態だった。わざわざかぎの手があったり、T字路があったりして狭い路地などが入り組んだりしていた、これが三春町だったのかと思うくらい立派にできたわけですが、問題はこれからその利用だと思うのであります。過日、まほら通信みたいな形でこれから何カ月かにわたって大きい行事、美滝ひろしの公演はじめ、ずっとこう載っておったわけですが、単に今までの公民館活動をそのまま移したような形では、やっぱり違うだろうとこう思うのであります。
そういう点で、あそこに展示されているビラ、ポスターですか、そういったのを見ますと、せっかく交流館にあるにもかかわらず、他町村のがな、あるいは郡山の文化センターのがなとか、そういのも目立っております。こういったのがちょうどグランドの団体使用予定みたいな形でずっと年間組まれるようになれば、また一つ安全、安心もするなと思うのでありますが、そういうソフト計画的なことはいかがなものでありましょうか、ということであります。
あと、内容的にでありますが、演奏会、それから公演会、あと民俗資料館のほうも見せていただいていて、あまり専門的に偏っていて難しいのではないのかなと、わっと人を動員するようなものが足りないんではないかという感じ持つわけであります。もちろん高尚な文化的な催しは結構であすますから、中にはだっとこのざいのほうのじいちゃん、ばあちゃんでも皆くるくらいの興行的なものも、たまにはくませてやるとか、そういうところで、やはり第1年度でありますから、年間にわたりましてずっといっぱいやってみてはどうなのかなと思います。
というのは、状況によってはでありますが、なかなか先ほども人口の問題あげましたが、だんだんとやっぱり減っていく傾向になりますと、これは落ちていきますような状況になりますから、そういうところで思い切って広げて、それをさらに発展させていくというような方向をとってしかるべきかなと。そういう点でソフト計画みたいなのが、腹づもりがありましたらお聞きしたいと思うのであります。よろしくお願いします。
○議長 第2の質問に対する答弁を求めます。
原総括主幹!
○ 原総括主幹 皆様のご尽力によりまして、約10年にわたって検討を重ねてまいりました町民センター建設事業も完了いたしまして、4月1日に公民館等の供用を開始し、22日にまほらホールの落成を迎えることができました。これも一重に地権者をはじめ、町民の皆様のご協力のたまものであり、心からお礼申し上げます。交流館利用の実情についてでございますが、落成記念事業といたしまして、4月23日から5月5日までの13日間、町内の各種団体のかたがたに無料でまほらホールの利用体験をしていただきました。その期間、約2,607名のかたがたが参加されました。そのほかにもたくさんのかたがたが施設見学に訪れられ、そこからさまざまな声を聞くことができました。まず出演されたかたがたからは、音の響きがすばらしく、観客と一体感があり、非常に充実した公演ができると声が寄せられております。
また、旧公民館にはなかった本格的な舞台演出を体験していただくことで、日ごろの練習にも熱が入るようになり、次回の発表会にはさらなるレベルアップを図り、趣向をこらした演出をしたい、といった喜びや期待の声も寄せられております。また、町内の小・中学校や田村高校の合唱、合奏の練習やピアノ教室の発表会の利用も多く、子供たちにすばらしい環境と楽器を使う機会ができたことへの喜びの声も寄せられております。このような場から中高とか、小中連携とするような新しい教育体系が生まれることも期待されようかと考えます。
また、今週には、町内の全学校が参加する音楽祭をこのホールで開催いたしますが、児童生徒たちはここに出場することを喜び、例年にない張り切り方であると学校関係者からも伝えられております。こうした町民のかたがたの喜びや関心の高まりは、必ずやこの町の文化の発展に大きく結びついていくことと実感いたします。
また、観客のかたからは、どの席からも出演者の表情がよく見え、大規模ホールでは絶対に味わえない臨場感と贅沢な劇場空間を体験できるといったような感想も寄せられております。400人といった規模のホールが近隣にないことから、気軽に借りられるホールとして町外のかたの申し込みもあります。さらにまほらホールに導入したピアノも大好評で、プロのピアニストのかたから、スタンウエイの中でも、非常に質のよいピアノの購入がなされたとの言葉をちょうだいし、毎年演奏の機会を持ちたいというような、うれしい感想もいただいております。
4月1日から供用開始しました公民館等の利用も非常に高く、定期利用団体54団体以外にも、さまざまな団体が利用され、4月、5月の2カ月で、まほらホールを除く会場だけで5,549名、まほらホールを含めますと9,604名のかたが利用されております。この数字は旧公民館の約4カ月分の利用に相当するもので、町の文化活動が倍にも活性化されるとした有効利用であることがうかがえると思います。
利用者からは新しい施設で、冷暖房やエレベーター、それからクラブロッカーといった設備が完備され、快適な環境で活動ができるというような声が寄せられております。さらに交流館は営業での使用や、まほらホール以外の場所で飲食が自由にできるという利用者への規制が少ないことも好評でございまして、企業や近隣の市町村のかたなど、新しい利用者層も増えております。
このように、施設利用者が町内の宿泊施設や飲食店を利用する機会が増えたり、来場者も帰りには商店に立ち寄るなどの姿も見受けられますことから、交流館ができたことによる経済効果も大きいのではないかと感じております。今後も町民皆様からの意見を伺い、より一層充実した施設運営に取り組んでまいりたいと存じます。
それから、交流館の自主事業は、三春交流館運営協会と町とが協力して進めていくシステムを導入しております。運営協会の役員には、生涯学習施設建設検討委員のかたや、専門的な知識を持ったかたなど、7名を選任いたしまして、幹事会は各地区のまちづくり協会などからの推薦者で構成しております。運営協会主催の第1回目の事業といたしましては、4月24日にバイオリンとピアノによる演奏会を開催し、好評のうちに終了いたしました。現在も交流館担当職員と運営協会委員とで、年間の事業計画を作成しているところであります。
本年度は施設の特徴や設備を町民のかたがたに紹介することを目的に、さまざまなジャンルの催しを実施したいと考えております。具体的には歌舞伎、管弦楽、ピアノソロコンサート、現代劇、映画上映会、マチとムラとの交流イベントなどの事業案について現在企画を進めているところであります。また各公演ごとにアンケート調査を実施するなど、町民の声を反映した事業を今後さらに展開できるよう配慮することにも努めてまいりたいと考えております。
○議長 再質問を許します。
新田正光君!
○ 17番(新田正光君) 大分生き生きとした答弁いただいておりまして、私も喜んでおるところでありますが、私どものほうの見方としても、今総括主幹から10年くらいかかっていろいろ取り組んできたという事情が話されましたが、私どもがいわゆる文化センター的な公民館というものをですね、あったのが山梨県の三珠村なんですよ、7千くらいの。やはり座席的には400くらいのホールをつくって、ただ由緒あるもので、武田が落城したときに武士を捨てて、初代目団十郎の歌舞伎文化センターなんですよ。それがたまたま先週、私会合で見れかったんだけど、家内によく見ておけといったんだけど、そういうところではそのあれで、ふるさと劇場ですか、NHKでやっている梅沢富美男の、あれを公演したんです、先週の予定番組として。
やはり、内外に広く知られるということは、それだけ信頼も出てくるということは、その利用の方法も出てくるんであろうと思うものであります。そういうところで、今年一杯は本当に外交員になったつもりで、一つ年間努力していただきたい、こういうことは無理でしょうか、お願いしてあれしたいと思うんですが、ぜひその外交面にも力を入れ、あと興行的な、いわゆる楽しみの場みたいなものも、広く組み込んでお願いしたいと思うわけですがいかがでしょうか。
○議長 当局の答弁を求めます。
原総括主幹!
○ 原総括主幹 ご指摘のとおり、現在職員、アンテナを高くいたしまして県のいろいろな事業、それからお話をいただく先生がたの伝手を頼ってというようなことで、さまざまなものを巻き込んで実施していきたいということで考えておりまして、近くは7月5日にNHKラジオ深夜の集いというのを招聘いたしまして、実施するようなことで、現在、交流館ニュースのほうで参加者を募っておるという状況でございますし、ご指摘のように今年1年いろいろなジャンル、例えば歌舞伎等につきましても、なかなか伝手がないと安く呼んでくることできませんし、現在、交流館運営協会のほうでは、ぜひ落語もやってみたいというようなことで、意欲的に取り組んでおりますので、今後ともご支援をよろしくお願いしたいと存じます。
○議長 再々質問があればこれを許します。
(なしの声あり)
○議長 第3の質問を許します。
○ 17番(新田正光君) 第3の質問は、ごみの不法投棄とその防止、あるいは処理などの対策についてであります。最近、春の道路周辺の草刈りとか、あるいは農耕地であったところで荒れているところなどを共働作業的に草刈りなどがされております。その中で、特にこれはちょっとしたポイ捨て的な、不法投棄なんて大型のものではなくて、ポイ捨て的な面なのかもしれませんが、どうも目立ってしかたがありません。今朝も永作の下から坂道を上がって出たばかりのところに行きましたらば、ここの草刈ったところから缶がいっぱい道路に出ておりました。
また、朝早くやる商売なものですから、歩いていますと、道路に店からお弁当など買って、おそらく深夜便できて休憩しながら食べたかたなんだろうと思うんですが、空弁当をビニールに入れたまま道路にぴょんと投げ捨てておくんですね。そのほかにもまだ猫の死骸、犬の死骸なんて、これも朝早く歩くととんでもないものが目に付くわけであります。
こういうポイ捨て的なものを、これをなくすることはやはり相当深い、教育的な活動が必要なんではないかと思うんですが、自分の車の座席はきれいにしておくんです。そして、ここにあったゴミを道路に捨てるんですが、ある面ではあっと思ってブレーキかけたりなんかして、危険にもつながりますので、やはりなくしたいと思うものであります。都会によりましては、このポイ捨て禁止の条例等もいろいろつくるんですが、我が町でも今から何年くらい前になりますか、監視員制度をつくりまして、要するにごみを捨てるのを監視する。まあ密告まではしなくとも、ナンバーなんぼのあれがやったというような、そこまでは必ずしも私は歓迎しませんが、ただ、こう見て歩ってて、そうすると見られているなと思うとと、やはり遠慮してみて、ついぞ自分の家までごみを持っていいってしまったなんていう事態も可能なんでないかと思いますが。その監視員制度が制度的に区長さんにお願いするとか何かという形で、兼ね職みたいな形で行ってしまったような感じ、今持っているのであります。
やはり、区長さんとかまちづくり協会長さんというのは本当に仕事が今たくさんいっぱいありまして、そういう監視しているような状態ではないのであります。朝早起きして、そんなことをお願いできる状況、気の毒でなりませんので、やはり朝早く運動しているかたが相当いるわけであります。ああいうかたたちにちょっとしたマークみたいなものをあれしてね、若干監視員みたいなものを復活させれば、一部避けることができるんじゃなかろうかと。そういうところで、現状はどうなっておりまして、これからどういうふうな対策、町として講じていったらいいのか、お話いただきたいと思うわけであります。
第2番は、ちょっとこれは大型になるわけですが、はっきりと捨てるつもりで都市部やなんかから持ってきて、要するに電気製品の使えなくなったものとか何かを、草地、荒地になっている畑などにぽっと置いていく問題です。私のうちのほうは、これもまちづくり協会長の指導で、区長の時代かな、あれしまして、日にちを決めて整理したことがありましたが、相当な量が捨てられてあったんですね、西田に隣接しているものですから、西田というのはもともといろいろな面で廃棄物の投棄場所になっているんですが、そのついでに見つからないように、人家が少ないところに置いていくというような状態が、やはりあるわけであります。
そういったのは、もちろん基本的には電気製品でありますから、過日ありましたように、料金を払って運び込んで処理するというのが本筋なんでしょうが、それに入らないような、昔からあった、あれは安い電気関係のありますね、そこでは取らないんですよね。そういうのの処理の仕方ですが、どういう対策がいいのかお聞きしたいと思うわけであります。よろしくお願いします。
○議長 第3の質問に対する当局の答弁を求めます。
佐久間総括主幹!
○ 佐久間総括主幹 ただいま17番議員よりご質問のありました、ごみの不法投棄対策について申し上げます。昨年度回収されました不法投棄と思われるごみの量でございますが、1年間で約4トン程度でございます。これは平成13年度と14年を比較しますと、約20%程度増加している傾向にございます。内訳ですが、一番多いのがタイヤですね、車のタイヤ、耕運機のタイヤとかそういうものもございますが、その次に多いのが使えなくなったような自転車ですね。それとバッテリーなどと、こういうものが一般家庭で使われていたものが使えなくなったようなものを捨てられるという傾向がございます。
それで、農機具とか、住宅設備といったような産業廃棄物に入るものも若干やはり投棄されている現状にございます。不法投棄の発見の主なものにつきましては、直接住民の皆様からの通報によるものが大半で、一部産業廃棄物については、福島県が委嘱しております産業廃棄物不法投棄監視員というのが、現在三春町に1名おります。この者によるものも若干ございますが、それで発見されました不法投棄ごみというのは、当然散乱していることが多いわけであります。
その回収作業についても清掃奉仕活動などということで、地元住民の皆様がたのご協力によるものが圧倒的に多く、通報、回収の相当部分が町民の皆さんのご協力によって成り立っている現状でございます。
特に先ほど議員が申されましたように、春の草刈りというのは、おそらく道路愛護会活動の法面の草刈りを意味しているんだと思いますが、当然これをやりますと、空き瓶やら空き缶結構ございます。これは道路愛護会、それから住民の皆さんによる活動によりまして回収をさせてもらっております。
それで町でも、通報から回収までの期間を短縮するということと、発生原因の調査なども含めまして、できるだけ直営収集を行っております。不法投棄はなかなか完全になくなるということは考えられいなわけでありますが、できるだけ早期に、小規模なうちに回収し監視体制があることを示すことで不法投棄の増加に歯止めをかけたいと、このようなことを考えております。
それから、先ほど、捨てる気で捨てたというような形では、全くどうしようもない話なんですが、冷蔵庫とか、家電品については、リサイクル義務が生じております。当然これ処理料がかかります。通常ですと販売店さんにお引取りを願ったり、または郵便局でリサイクル券を購入しまして、それを私のほうに持ち込んでいただければ、そこで処理をできるわけですが、何分にも料金がかかりま

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