本文までスキップする

現在地

平成16年3月三春町議会定例会会議録

印刷

平成16年三春町告示第18号

平成16年3月三春町議会定例会を、次のとおり招集する。

平成16年3月1日
三春町長 鈴 木 義 孝

1 日 時 平成16年3月8日(月曜日)午前10時
2 場 所 三春町議会議場

平成16年3月8日、三春町議会3月定例会を三春町議会議場に招集した。
1、応招議員・不応招議員
1)応招議員(18名)
1番 萬 年 智
2番 橋 本 敏 昭
3番 加 藤 徳 治
4番 渡 辺 泰 譽
5番 五十嵐 信 安
6番 佐久間 茂
7番 栗 山 喜 一
8番 上 石 直 寿
9番 村 上 瑞 夫
10番 渡 辺 渡
11番 日下部 三 枝
12番 陰 山 丈 夫
13番 佐 藤 一 八
14番 儀 同 公 治
15番 渡 辺 勝 雄
16番 三 瓶 正 栄
17番 柳 沼 一 男
18番 本 多 一 安
2)不応招議員(なし)

2、会議に付した事件は次のとおりである。
議案第6号 町道路線の認定及び廃止について
議案第7号 風致地区内における建築等の規制に関する条例の制定について
議案第8号 三春町土地取得事業特別会計条例を廃止する条例の制定について
議案第9号 三春町特別職報酬等審議会条例等の一部を改正する条例の制定について
議案第10号 三春町振興対策審議会条例の一部を改正する条例の制定について
議案第11号 町長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第12号 教育長の給与、勤務時間、その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第13号 三春町児童館条例の一部を改正する条例の制定について
議案第14号 三春町工場等立地促進条例の一部を改正する条例の制定について
議案第15号 三春町下水道条例の一部を改正する条例の制定について
議案第16号 三春町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第17号 田村地方心身障害児就学指導審議会の廃止について
議案第18号 平成15年度三春町一般会計補正予算(第6号)について
議案第19号 平成15年度三春町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について
議案第20号 平成15年度三春町老人保健特別会計補正予算(第2号)について
議案第21号 平成15年度三春町介護保険特別会計補正予算(第3号)について
議案第22号 平成15年度三春町土地取得事業特別会計補正予算(第3号)について
議案第23号 平成15年度三春町宅地造成事業会計補正予算(第1号)について
議案第24号 平成16年度三春町一般会計予算について
議案第25号 平成16年度三春町国民健康保険特別会計予算について
議案第26号 平成16年度三春町老人保健特別会計予算について
議案第27号 平成16年度三春町介護保険特別会計予算について
議案第28号 平成16年度三春町町営バス事業特別会計予算について
議案第29号 平成16年度三春町水道事業会計予算について
議案第30号 平成16年度三春町下水道事業等会計予算について
議案第31号 平成16年度三春町宅地造成事業会計予算について

平成16年3月8日(月曜日)

1、出席議員は次のとおりである。
1番 萬 年 智
2番 橋 本 敏 昭
3番 加 藤 徳 治
4番 渡 辺 泰 譽
5番 五十嵐 信 安
6番 佐久間 茂
7番 栗 山 喜 一
8番 上 石 直 寿
9番 村 上 瑞 夫
10番 渡 辺 渡
11番 日下部 三 枝
12番 陰 山 丈 夫
13番 佐 藤 一 八
14番 儀 同 公 治
15番 渡 辺 勝 雄
16番 三 瓶 正 栄
17番 柳 沼 一 男
18番 本 多 一 安

2、欠席議員は次のとおりである。
なし

3、職務のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
事 務 局 長 市 川 昌 勝
書記 今 泉 喜 徳

4、地方自治法第 121条の規定により説明のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
町 長 鈴 木 義 孝
助 役 橋 本 健 夫
代表監査委員 園 部 甲 三
○総務部門
部門総括参事(助役兼任) 橋 本 健 夫
部門総括兼総務担当総括主幹 湯 峰 初 夫
財政・企画担当総括主幹 橋 本 国 春
○町民生活部門
部門総括参事(助役兼任) 橋 本 健 夫
部門総括兼生活環境担当総括主幹 佐久間 正 生
町民担当総括主幹 織 田 芳 子
税務担当総括主幹 影 山 常 光
保健福祉担当総括主幹 村 上 正 義
敬老園担当総括主幹真 壁 岩 友
○事業部門
部門総括参与 小手川 征三郎
部門総括兼市街地整備兼農林振興担当総括主幹 深 谷 茂
地域整備担当総括主幹 松 本 正 幸
農業委員会会長 加 藤 武 彦
農業委員会事務局事務局長 大 内 馨
○企業局
部門総括
管理者(職務代理者)局長(総括主幹) 遠 藤 誠 作
○収入役の補助事務会計担当
会 計総括主幹 橋 本 光 家
○教育委員会
教育委員委員長 深 谷 信 吾
部門総括兼学校教育担当教育次長(総括主幹) 田 中 金 弥 欠 席
交流館担当総括主幹 原 毅
部門総括教育長 橋 本 弘

5、議事日程は次のとおりである。
議事日程第1号 平成16年3月8日(月曜日) 午前10時開会
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 会期の決定
第 3 諸般の報告
第 4 議案の提出(一括上程)
第 5 町長挨拶並びに提案理由の説明
第 6 議案の質疑
第 7 議案の委員会付託
第 8 請願陳情事件の委員会付託

6、会議次第は次のとおりである。
(開会 午前10時)
【開 会 宣 言】
○議長 ただいまの出席議員は18名であります。
定足数に達しておりますので、ただいまから平成16年三春町議会3月定例会を開会いたします。
ただちに本日の会議を開きます。
【会議録署名議員の指名】
○議長 日程第1により、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第113条の規定により、11番、日下部三枝君、12番、?山?夫君のご両名を指名いたします。
【会 期 の 決 定】
○議長 日程第2により、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日より3月19日までの12日間といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。
よって本定例会の会期は、本日より3月19日までの12日間と決定いたしました。
なお、会期日程につきましては、お手元に通知いたしました日程表のとおりといたしますのでご了承を願います。
【諸 般 の 報 告】
○議長 日程第3により、諸般の報告を行います。
監査委員より、平成15年度第9回、10回、11回の例月出納検査報告、平成15年度定期監査報告がありましたので、その写しをお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。
【議 案 の 提 出】
○議長 日程第4により、議案の提出を行います。
提出議案は、お手元にお配りしました、議案第6号「町道路線の認定及び廃止について」から議案第31号「平成16年度三春町宅地造成事業会計予算について」までの26議案であります。
【町長挨拶並びに提案理由の説明】
○議長 日程第5により、町長挨拶並びに提案理由の説明を求めます。
鈴木町長!
〇町長 3月とはいえ寒い日が続く今日このごろでありますが、新年度の予算を審議していただく3月定例会の開会にあたり、ご挨拶と提出議案の説明を申し上げます。
国内の経済状況は長期にわたる不況の中で、デフレから脱出できない状況にあります。また、国の景気対策の効果が見られず、国、地方自治体とも財政は厳しさを増しており、平成14年度末の国、地方の累積債務額は700兆円を超えているといわれています。こうしたことから、国においては三位一体改革と称し、国庫補助金の削減、地方交付税の見直し、税源移譲を進めておりますが、地方自治体の財政状況は一層厳しくなってきております。特に地方自治体の財源を保障している地方交付税制度の見直しは、地方自治体財政に大きな影響を及ぼしてきております。これらのことから、平成16年度の町予算編成に当っては、短時間ではありましたが、事務事業の見直し、各種団体の支援のあり方の検討、財源の確保に検討を加え予算編成を行いました。
それでは、議案説明書により説明をいたします。
(別紙議案説明書のとおり)
以上で議案の説明といたしますが、十分ご審議を賜り、議決いただきますようお願い申し上げまして、説明を終わります。
【議 案 の 質 疑】
○議長 日程第6により、会議規則第37条の規定により、提出議案に対する質疑を行います。
これは議案第6号から議案第31号までの提案理由の説明に対する質疑であります。
議案第6号、「町道路線の認定及び廃止について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第7号、「風致地区内における建築等の規制に関する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第8号、「三春町土地取得事業特別会計条例を廃止する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第9号、「三春町特別職報酬等審議会条例等の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第10号、「三春町振興対策審議会条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第11号、「町長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第12号、「教育長の給与、勤務時間、その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第13号、「三春町児童館条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第14号、「三春町工場等立地促進条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第15号、「三春町下水道条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第16号、「三春町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第17号、「田村地方心身障害児就学指導審議会の廃止について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第18号、「平成15年度三春町一般会計補正予算(第6号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第19号、「平成15年度三春町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第20号、「平成15年度三春町老人保健特別会計補正予算(第2号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第21号、「平成15年度三春町介護保険特別会計補正予算(第3号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第22号、「平成15年度三春町土地取得事業特別会計補正予算(第3号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第23号、「平成15年度三春町宅地造成事業会計補正予算(第1号)について」を議題とします。
収益的収入及び支出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第24号、「平成16年度三春町一般会計予算について」を議題とします。
歳入全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第25号、「平成16年度三春町国民健康保険特別会計予算について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第26号、「平成16年度三春町老人保健特別会計予算について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第27号、「平成16年度三春町介護保険特別会計予算について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第28号、「平成16年度三春町町営バス事業特別会計予算について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第29号、「平成16年度三春町水道事業会計予算について」を議題とします。
収益的収入及び支出について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 資本的収入及び支出について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第30号、「平成16年度三春町下水道事業等会計予算について」を議題とします。
収益的収入及び支出について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 資本的収入及び支出について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 議案第31号、「平成16年度三春町宅地造成事業会計予算について」を議題とします。
収益的収入及び支出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 以上で質疑を終結いたします。
【議 案 の 委 員 会 付 託】
○議長 日程第7により、議案の委員会付託を行います。
ただいま、議題となっております「議案第6号から議案第31号まで」は、お手元にお配りしました議案付託表のとおり、各常任委員会に付託することにご異議ございませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。
よって、各常任委員会にそれぞれ付託することに決定いたしました。
なお、付託以外の議案についても、各常任委員会において審査されるようお願いいたします。
【請願陳情事件の委員会付託】
○議長 日程第8により、請願陳情事件の委員会付託を行います。
委員会付託に先立ち、請願第1号、「消費者保護基本法の抜本改正等を求める意見書に関する請願書」が提出されておりますので、紹介議員の説明を求めます。
11番、日下部三枝君!
○11番(日下部三枝君) それでは、請願書の朗読をもちまして、請願の説明に代えさせていただきます。
(請願書朗読)
以上です。審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長 ただいまの説明に対する質疑があれば、これを許します。
(なしの声あり)
○議長 請願陳情事件の委員会付託を行います。請願陳情事件の委員会付託につきましては、お手元にお配りいたしました請願陳情事件文書表のとおり、各常任委員会に付託することにご異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。
よって、請願陳情事件文書表のとおり、各常任委員会に付託することに決定いたしました。
【 散 会 宣 言 】
○議長 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
これにて散会をいたします。
ご苦労様でした。
(閉会 午前10時53分)


平成16年3月9日(金曜日)

1、出席議員は次のとおりである。
1番 萬 年 智
2番 橋 本 敏 昭
3番 加 藤 徳 治
4番 渡 辺 泰 譽
5番 五十嵐 信 安
6番 佐久間 茂
7番 栗 山 喜 一
8番 上 石 直 寿
9番 村 上 瑞 夫
10番 渡 辺 渡
11番 日下部 三 枝
12番 陰 山 丈 夫
13番 佐 藤 一 八
14番 儀 同 公 治
15番 渡 辺 勝 雄
16番 三 瓶 正 栄
17番 柳 沼 一 男
18番 本 多 一 安

2、欠席議員は次のとおりである。
なし

3、職務のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
事 務 局 長 市 川 昌 勝
書記 今 泉 喜 徳

4、地方自治法第 121条の規定により説明のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
町 長 鈴 木 義 孝
助 役 橋 本 健 夫
代表監査委員 園 部 甲 三
○総務部門
部門総括参事(助役兼任) 橋 本 健 夫
部門総括兼総務担当総括主幹 湯 峰 初 夫
財政・企画担当総括主幹 橋 本 国 春
○町民生活部門
部門総括参事(助役兼任) 橋 本 健 夫
部門総括兼生活環境担当総括主幹 佐久間 正 生
町民担当総括主幹 織 田 芳 子
税務担当総括主幹 影 山 常 光
保健福祉担当総括主幹 村 上 正 義
敬老園担当総括主幹真 壁 岩 友
○事業部門
部門総括参与 小手川 征三郎
部門総括兼市街地整備兼農林振興担当総括主幹 深 谷 茂
地域整備担当総括主幹 松 本 正 幸
農業委員会会長 加 藤 武 彦
農業委員会事務局事務局長 大 内 馨
○企業局
部門総括
管理者(職務代理者)局長(総括主幹) 遠 藤 誠 作
○収入役の補助事務会計担当
会 計総括主幹 橋 本 光 家
○教育委員会
教育委員委員長 深 谷 信 吾
部門総括兼学校教育担当教育次長(総括主幹) 田 中 金 弥
交流館担当総括主幹 原 毅
部門総括教育長 橋 本 弘

5、議事日程は次のとおりである。
議事日程第2号 平成16年3月9日(火曜日) 午前10時開会
第 1 一般質問

6、会議次第は次のとおりである。
(開会 午前10時00分)
【開 会 宣 言】
○議長 ただいまの出席議員は18名であります。
定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
【一 般 質 問】
○議長 日程第1により一般質問を行います。
議会の申し合わせにより、一般質問は、質問席において、一問一答により行います。
質問の全体時間は、再々質問まで30分以内の時間制限であります。
通告による質問を順次許します。
15番、渡辺勝雄君、質問席に登壇願います。
第1の質問を許します。
〇15番(渡辺勝雄君) 議長の許しを得ましたので、通告しておきました事項について質問をいたします。質問の前に、先月2月14日、小学生があってはならない事故にあい、町民の懸命な捜査協力により発見されましたが、一命を取り戻すことはできませんでした。関係者には謹んでお悔やみ申し上げます。子供の命を守ることの重要性について次の質問に移ります。
最初に児童虐待防止対策について3点について伺います。大阪岸和田市で中学3年生が餓死寸前の痛ましい事件に代表されるように、親などによる虐待が発覚するケースが増加の一途をたどっております。マスコミの報道に胸をえぐられる思いで質問に取り上げました。
厚生労働省の調査によると、全国の児童相談所が処理した虐待に関する相談件数は、2002年度、2万3,738件で、統計を取り始めた1990年度の21倍以上に達していると、実態は深刻な状況が続いております。また、虐待相談の中身でありますが、身体的虐待46.1%と最も多く、ネグレクト、いわゆる無視するとか放置するなどは37.7%、心理的虐待は12.8%、性的虐待3.5%となっております。また主な虐待者といいますと、実の母が63.2%と一番多く、次いで実の父が22.4%、実の父以外の父が6.7%、実の母以外の母が1.6%、祖父母などその他が6%となっております。いずれも2002年度に厚生労働省の調査による実態でございます。その上で、我が町の相談状況と児童虐待についての対応策について伺いたいと思います。
3点目でございますが、虐待の早期発見と事件の未然防止には、地域住民や関係機関の協力が欠かすことのできないことから、学校、保健福祉、医療、警察関係者が密に連携を図り、地域ぐるみで虐待増加傾向に歯止めを目的とした児童虐待防止ネットワークの設置は、命を守ることを最優先に考えると欠かすことのできない重要課題だと思うのでありますが、その対応について伺いたいと思います。
○議長 第1の質問に対する当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
〇町長 15番議員の質問にお答えいたします。児童虐待防止対策についてお答えいたします。子供や子育てを取り巻く問題の中で、年々増加、深刻化する児童虐待は、最も大きな課題になっております。三春町の相談状況については、平成12年度以降、教育委員会や保健センターに「子供の様子が心配だ」と5件の相談がありました。相談者は近隣知人、医療機関、学校などであり、うち2件はより専門性の高い児童相談所へつなぎ、3件は児童相談所の指導のもと、町保健師などが相談、援助してまいりました。
児童虐待防止につきましては、国では平成12年に児童虐待の防止に関する法律を施行し、国民に要保護児童を発見したときの通告義務を定め、そして地方公共団体の役割を明示するなど、早期発見、防止対策への取り組みが強化されております。なお、三春町における対応策ですが、町に相談が入った場合には、迅速かつ適切な対応が求められることから、専門機関である児童相談所に相談し、対応策を検討の上、児童相談所に独自に対応してもらうか、もしくは児童相談所の指導のもと、町担当者が適切な相談、援助を講じているところであります。
また児童虐待は実母によるものが最も多く、子育て不安やストレスが虐待につながるとも考えられ、虐待が子供に与える影響も深刻であります。そのことから予防にも重点を置き、児童にかかわる所管において、子育て支援センター事業、保健婦110番電話相談、乳幼児検診の強化、地域の育児サークル支援などの事業を積極的に展開しているところであります。
ご質問の児童虐待防止ネットワークの設置でありますが、複雑多様な要因によって引き起こされる児童虐待は、家庭内で発生することが多いため、発見が難しいという側面があります。そのため、保健、福祉、医療、教育、警察などの関係機関などが連携し、早期発見し、子育てや生活相談の実施など、家庭に対する総合的な支援に迅速かつ適切に取り組むことが重要となりますので、ネットワークを設置することは防止対策を強化する上で有効と考えております。
しかし、町には児童虐待について専門的知識、技術を有する人材がいないため、児童相談所の専門性と指導力は不可欠となります。今後は児童相談所の参加、設置への指導協力を要請し、設置に向けた検討を進めてまいりたいと思います。よろしくお願いをいたします。
○議長 再質問があればこれを許します。
渡辺勝雄君!
〇15番(渡辺勝雄君) 私は平成13年6月の定例会において、育児に思い余るとか、児童虐待とか、我が町からは事件や事故を出してはならない思いで取り上げたことがありますが、いずれにしても相談の多少にかかわらず、この児童虐待に対する予防から自立支援まで視野に入れた研修会、またネットワークの設置などについて積極的に取り組むべきだと思いますがいかがでしょうか。
○議長 当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○ 町長 ご提案にそうように努力してまいりたいと思います。
○議長 再々質問があればこれを許します。
(なしの声あり)
○議長 第2の質問を許します。
○15番(渡辺勝雄君) 次の質問でありますが、三春中学校体育館建設計画について伺っていきたいと思います。平成16年度三春中学校体育館建設ありきで補助事業の対象とし、国や県に対して積極的に働きかけていくと、今まで平成12年度から15年の3月まで、同僚議員が体育館建設について一般質問で取り上げた当局の答弁でございます。私はもうそろそろその結論と明るい見通しの報告があってもいいのではないかとの思いで、今回取り上げたわけでありますが、その経過と体育館建設についての進捗状況について伺いたいと思います。
○議長 第2の質問に対する当局の答弁を求めます。
田中教育次長!
○教育次長 三春中学校の体育館についてご説明を申し上げます。三春中学校の体育館改築につきましては、今年度実施計画、16年度建設で事務を進めているところでございます。実施設計につきましては、株式会社の春山建築設計事務所に委託しておりますが、間もなく完了、納品の予定でございます。
さて、この事業を実施するためには、国庫負担、いわゆる国の補助の採択を受けることがまず第1でございます。事業の採択要件は、今までいくつかありましたが、大きく分けで二つございました。町は当初、建物の経過年数、三春中学校の体育館は既に45年経っております。この経過年数を資格要件とする不適格建物改築事業で採択を受けることで事務を進めておりました。
しかし今年の1月20日になりまして、県庁で開催されました公立学校の施設整備課長会議におきまして、文部科学省の採択方針が変わりました。それは今まで、いわゆる経過年数が過ぎたものと危険物というふうなこと二つが採択要件でございましたが、国のほうは、あくまでも経過年数ではなくて危険物の建物でなければならないというふうなことでございました。町は経過年数の不適格建物で、いわゆる進めていたわけでございます。この国の考え方、これは文部科学省の16年度、新しい年度の予算が約141億強削減されております。これで45年過ぎたからということではなくて、建物の診断、耐力度の診断これに重点を置いたものでございます。この国の考え方、傾向につきましては、16年来年度ばかりでなく17年度以降も続くと考えております。
このようなことから、文部科学省の採択方針に町はあわせなければなりません。事業採択を受けるためには、今話しましたように、事業目的を変更しないとならないわけでございます。いわゆる危険建物改築事業として申請する必要が生じたわけでございます。危険建物改築事業とは、耐力度診断、診査といいますか、この三春中学校の体育館がどれくらいの耐力度があるのかということでございます。この調査を行いまして、その点数によって、その構造上に危険な建物、構造上危険な建物であるというふうなことを証明して改築の必要性を示すものでございます。この耐力度調査につきましては、現在、町は専門業者に委託しており、現在、調査を終えまして、間もなく報告書が提出される予定でございます。この危険度調査の作業を行いまして、16年度建設で事務を進めているところであります。
当町同様、ほかの三春町ばかりでなく、県内、全国的といったほうがいいでしょうけれども、この形でやっている市町村がかなりございます。この認定を取り下げるということの市町村はまだございませんで、町も16年度、この建設実施に向けて、県全体かなり文科省も建物の採択がオーバーしております。このように非常に厳しい状況となっておりますが、先ほども話いたしましたとおり、建設して45年を経過しておりますので、老朽化も著しく、雨漏りのひどい三春中学校体育館は、一日も早い改築が望まれており、施設面での教育条件の改善を図ることは急務と教育委員会としても考えております。
このようなことから、16年度建設を目指して、国、県へ働きかけていきたいと考えております。間もなく耐力度調査の報告がまとまりますので、これをもって、持参して、再度、国、県に働きかけていきたいと考えております。ご理解をいただきたいと思います。以上でございます。
○議長 再質問があればこれを許します。
15番、渡辺勝雄君!
○15番(渡辺勝雄君) 私は14年12月定例会において、学校施設の耐震調査状況について伺ったことがあります。これは、昭和56年以前に建てた建築物において、特に教育施設の建築物においては問題がありますよという文部科学省の指摘でございました。町の当局はそのときは、財政当局と検討を重ねて、その対応に万全を期していきたいということでありましたが、今、この体育館、特に古い体育館が今まで騒がれてきたことでありますが、文部省の査定もかなり厳しくなってきたという状況で、この危険度調査というんですか、いうことがやらなければ補助の対象にはならないんですよということでありますが、危険度調査、また耐震調査等は、その内容的には違いがあるんでしょうか。
また、これを出せば、この補助の対象に、この16年度が間に合って町民の期待に応えられる、16年度いっぱいで完成されるという見通しについて再度伺っていきたいと思います。
○議長 当局の答弁を求めます。
田中教育次長!
○教育次長 今、再質問の件でございますが、1点目の耐力度調査につきまして、今、体育館が具体的に行っている調査の件についてご説明をいたします。満点が1万点でございます。それに対して、このいわゆる耐力度、減点してまいります。今、概算でございますが、数字は一人歩きしますので、大体3千点から2,500点くらいの数字出てまいります。そうしますと、この体育館は1万点満点ですので、7千点から7,500点ほどマイナスであるというふうなことでございます。ゼロに近いほうが危ないということになります。その調査をやっております。それで、数字は今の予想では、鉄骨部分については2,500点前後の点数ではないかなというふうなことでございます。それが耐力度調査と危険度調査については若干違いはございますが、今回実施しておりますのが、耐力度調査ですので、その点についてだけご説明させていただきます。
2点目の16年度は大丈夫なのかというふうなことですが、これは先ほどもお話しましたとおり、国県の予算額がございます。絶対評価ではございませんので、いわゆる県の枠がございます。その中でA市、B市とか、三春町とかありまして、例えば、いわゆる10校だけ採択するというふうな予算の枠ですと、この耐力度調査の点数によって相対評価されます。要は10校のうちが採択だとしますと、耐力度調査の低いほうから1、2、3、4ととっていきますから、その枠の中でうまく三春がはまっていただきたいというふうな考え方でございまして、県内で先ほどお話いたしましたとおり、手を挙げた町村がまだ手を下げない状態でございまして、どの市町村が提出するのか事務局でもわかりません。それにつきまして、今回耐力度調査を行いまして、教育委員会としても鋭意国県に働きをかけていきたいというふうなことでございまして、点数はあくまで相対的なものでございまして、あとは予算の枠内ということが現実的な答弁できる内容でございます。以上でございます。
○議長 再々質問があれば、これを許します。
(なしの声あり)
○議長 第3の質問を許します。
○15番(渡辺勝雄君) 第3の質問でありますが、教育施設整備統合など、検討委員会設置について伺っておきたいと思います。社会経済状況の変化、少子化の進展により学校の小規模化に加え、教育施設の老朽化など、児童生徒を取り巻く教育施設の環境が大きく変化しております。平成11年度10月以来、私を含めた同僚議員が教育施設に対し取り上げられた要旨は、三春中学校サブクランドについては7回、中学校給食についても7回、中学校体育館について6回、沢石小学校トイレについて2回、学校の安全対策について2回、耐震調査及び統合1回など、合計26回に及ぶ質疑をしてきたわけでありますが、教育施設整備の進捗の方向が見えないのが現実であります。特に少子化と施設の老朽化については、待ったなしの状況にあります。このような教育施設環境の変化は学校の活力の低下につながるものとして懸念されるものであります。
その上で、教育長の諮問機関として総合的に教育施設の整備、また統廃合を視野に入れた検討委員会の設置を提言するものでありますが、伺いたいと思います。
○議長 第3の質問に対する当局の答弁を求めます。
教育長!
○教育長 ただいまの質問についてお答えいたします。教育委員会として提案させていただきました少子化傾向における中長期的な学校整備方針(案)、これはいままで教育委員会などで話し合われてきた学校整備等についてまとめたものでございました。これにつきましては、先週3月2日にはじめて議会との勉強会を開催させていただきました。その内容について若干説明させていただきますと、過去5年前の三春町内での新1年生の就学児は201名でした。来年16年度の就学児は167名、そして5年後の平成21年度には136名になることが予想されます。ここ10年間で33%減ということになります。
この就学児童数からみましても、三春町において少子化が急速に進んでいるということがいえると思います。出生人口から推測した将来における小学校1年生の就学予定者は、中郷小学校と中妻小学校におきましては、平成18年度から一桁の児童数になることが予想されております。一桁の児童数が数年続きますと、ご承知のように、当然現状では複式学級ということになってしまうことも考えられます。教育委員会としましては、複式学級の良し悪しではなくて、子供たちにとってよりよい教育環境はいかにあるべきか、今いる子供たちにとってどうすることが一番よいのかということに議論を重ね、学校を統合することによるメリットとデメリットなどを検討しながら、一つの叩き台として今回提案させていただいたわけでございます。
議会との勉強会が第1回目であり、その次の日、3月3日に校長が学校経営の諸問題について協議する会としてできております学校経営懇談会、この会におきましても提案をさせていただきました。今後は教育委員会でも継続協議してまいりますが、各地区において教育懇談会を開催する予定にしております。
おただしの教育長の諮問機関としての教育施設整備統合等検討委員会の設置、これにつきましては、各地区での教育懇談会の意見要望などを取りまとめた上、町長部局、それに教育委員会、また議会などの意見を求めながら、組織が屋上屋にかすることにならないように慎重に検討協議しながら、その是非について結論を出してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくご理解いただきたいと存じます。
○議長 再質問があればこれを許します。
渡辺勝雄君!
○15番(渡辺勝雄君) この教育施設整備、また統廃合の問題は、地域住民にとっても教育委員会はもとより、町にとっても避けて通れない大変重要な課題なので、最後に町長の見解を伺って質問を終わりたいと思います。
○議長 当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○町長 ただいま教育次長、教育長からの答弁のとおりでございますので、ご理解をいただきいたと思います。
○議長 再々質問を許します。
(なしの声あり)
○議長 13番、佐藤一八君、質問席に登壇願います。
第1の質問を許します。
○13番(佐藤一八君) ただいま許可をいただきましたものですから、質問に入らせていただきます。質問に先立ちまして、私にとりましては初めての質問でありますので、所信の一端を申し上げ、関係各位のご理解を賜りたいと存じます。
今、世界が変わり、日本までが大きく変わり、政治経済の仕組みまでが変わっています。我が三春町もこの影響を受けないはずがありません。町民の多くのかたがたから、先を見据えた三春町づくり、新たなビジョンに向け具体的な行動とその実現を求める声が高まっています。私たちは、三春町は先見性を持った力強いリーダーのもとでまちづくりが進められてきました。現在、少子高齢化社会、明るい商店街にはなってきましたが、一部の地域ではまだ整備に着手されておりません。地場産業や農業基盤整備の事業、農業後継者対策や未婚者対策など、すべてに手を差しのべてもよい状態ではないでしょうか。私はこれらをすべて早急に解決していかなければならないと考えております。
前町長は任期半年を残しつつ突然辞職し、町民にとって考えられないリーダーであったとしか思えません。新鈴木町長は行政経験が豊富なかたなので、リーダーの手で先見性を持って町政をまじめに考え、町民の手に取り戻すことではないでしょうか。真摯に、町民の声に耳を傾けるリーダーとこれを支える町民の熱意でございます。これからは希望を持って若者たちが未来をつくっていかなければなりません。未来は現在の結果ですから、現在には過去の声をいかさずして未来は開かれません。力強いすてきな若者をたくさん育てなければならないし、生き生きした若者に愛されるまちには、お年寄りの安らぎが満ち溢れることを確信し、人にやさしい三春町づくりに全力で取り組みたいと考え、私は議会議員になりました。
本日まで時間を経過した現在、私は鈴木町長に対し町民のだれもが、子や孫に語れるまちづくりをしていただきたいと要望いたします。過日、貴重なお時間をいただきましたまちづくり懇談会での町長の所信の一端をお聞きし、ある意味で安心をいたしたところであります。
早速ですが第1の質問、町村合併について質問いたします。三春町は当面合併をしないと、まちづくり懇談会でお聞きしておりましたが、最近、田村5町村で合併に向けた推進協議会の内容を報道等で拝見いたしました。合併されますと新しい市が誕生し、もう一方では郡山市で我が三春町は市と市の間に入り、合併をしなくても本当に町政運営をしていけるのかと、町民のかたがたには今になって不安を持っている町民も多くおります。
現在、田村5町村では船引町を中心とした都市の誕生まで、あと1年とうかがっております。この活力溢れた話を聞くと、我が三春町はこれでよいのか、この合併に参加する気があるのなら、今からでもという声も聞こえますが、町長の考えをお伺いします。
一つ、三春町は当面合併をしないとお聞きしましたが、本当に大丈夫なのでしょうか。
二つ、田村5町村では船引を中心とした新市誕生まであと1年とうかがっておりますが、三春町はこれでよいのか。
三つ、行財政面に影響すると思うが、大丈夫なのでしょうか。
この3点をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長 第1の質問に対する当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○ 町長 13番議員の質問にお答えいたします。まず第1点目についてお答えいたします。三春町では市町村合併問題について、平成14年の1年間に町民、町議会、町の三者が一体となって地区懇談会を開催し、真剣に議論を重ねるとともに、町議会と町の共同による市町村合併の町民検討資料を発行するなど、この問題に対する共通認識を図り、町民の意見集約に努めました。その結果、大多数の町民の皆さんから合併しないでやっていけるなら合併しないというご意見をいただき、それらのご意見を踏まえ、町議会と町では当面合併をしないという方針を出したわけであります。
したがいまして、私たちは歴史的、文化的な伝統をいかしたまちづくりを今後とも進めていかなければならないと考えますし、大多数の町民のかたもそれを望んだわけであります。三春町としては、自己決定、自己責任のもとに行財政運営を目指すことを基本的な考え方におき、自主財源の確保や歳出の徹底した見直しを行い、町民生活の維持向上をはかるべく行財政改革を推進してまいることが最善の道であると考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
2点目についてお答えをいたします。新しい市が誕生いたしましても、郡内各町村との関係については、これまでどおりの関係を保つこととなります。つまりし尿、ごみ処理、特別養護老人施設、地域イントラネットなどの広域行政は、従来と変わりなくこれまでどおりの枠組みで進めていくこととなっておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
3点目についてでありますが、現在、国が進めている三位一体改革を見ますと、合併をしてもしなくても厳しい行財政運営を余儀なくされることは確実であります。つまり合併したからといって財政的に大丈夫であるという保障はないわけであります。したがいまして、合併するにせよ、否合併を選択するにせよ、強い決意を持って行財政改革を推進しなければならないということは明らかでありますので、これまでのとおり三春町が単独で自立すべく行財政改革を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長 再質問があればこれを許します。
佐藤一八君!
〇13番(佐藤一八君) ただいま町長の答弁でありますが、ある意味では安心いたしましたように思いますが、今日の新聞の報道によりますと、合併3法案、自主から半強制に推進役は知事からという声もありますが、これをやっていきますと、市町村だけでなくやはり県知事側からも押し付けにつながるとの声があるわけであります。政府は8日の事務次官会議に市町村合併特法の期限が5年の3月末に切れたのち、さらなる合併促進を定め、合併新法案ということでありますが、市町村の中に合併特例区を5年以内だけ設置できる制度を設けるというようなお話が新聞等でありました。町長の答弁になりますが、今の時点では合併しないで三春町独自で頑張っていくという方向で理解してよろしいですか。
新しい市になると、三春町にある共有財産等が都市に移される物件もあると思うが、その対策などは考えているのでしょうか。あとは財政面ですが、必要なものはやっていきますが、無駄な経費は使わないで、三春方針でやっていくということの理解でよろしいのでしょうか。よろしくお願いします。
○議長 答弁を求めます。
鈴木町長!
○ 町長 国で新しい法律を制定して合併を推進しようという考え方で、知事にその勧告の権利をということが新聞に報道されておりますけれども、今日までの福島県の佐藤知事は、市町村合併は市町村の自主性を尊重すると、こういうふうな考えを述べておりましたので、それは今後推移をみないと何とも言えないのかなと、こんなふうに思います。
それからもう1点は、田村地方の合併によって公共施設が新しい市のほうに移らないのかという心配なのかなと思いますけれども、現時点ではそのような話は全く聞いてはおりません。
それから3点目の財政については、先ほども申し上げましたように、厳しく行財政改革に取り組みまして、財政的にしっかりとした自立できる町政運営に努めてまいりたいと、このように考えておりますので、議会の皆さんがたのご指導ご鞭撻もお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
〇議長 再々質問があればこれを許します。
(なしの声あり)
〇議長 第2の質問を許します。
〇13番(佐藤一八)君 第2の質問は、三春町水道は本当に安全なのかについてであります。三春町の水道は、私の記憶からすると清水地内から松橋地内と水源地を変更され、水の利用者が多くなり、蛇沢地区に移行、大滝根川から水源確保であったと思われます。三春ダム建設に伴い込木大志田地内に移転され、現在にいたっています。三春町の水道は、生物処理と活性炭吸着による高度処理施設によって、おいしい水を提供していると思われますが、その水源、大滝根川が最近になく変化してきています。給水口から上流に約2キロメートルのところ、光大寺集落中ほどに春山駒場地区から流れる川と芦沢地区から流れてくる川が交わります。さらに上流に行くと田村衛生処理センターがあり、処理された水も大滝根川に流れているのも事実であります。三春ダム建設前、衛生処理センターの下には春山の堤防があり、光大寺発電所があって、その水が飲まれていたので、その時点ではきれいな水だったと思います。衛生処理センターの下から三春町水道の給水口まで、最近になく水鳥や鴨類がいなくなっているのも事実です。また、川の石に付着しているのも水苔ではなく、ヘドロであるといえます。
3年前になりますが、春山地区中ノ縄に産業廃棄物が不法投棄されていたのをご存知でしょうか。雨が降ると産廃の水も大滝根川に流れ込んでいたのも事実であります。油の混じった水も流れ込んでいました。そのとき水道企業局ではどんな対応をされたのでしょうか。掘り起こしてあるように見えますが、いくらおいしい水とはいっても、産廃からの流れた水やヘドロの水を町民は現在も飲んでいるのです。私も三春町の水道を飲んでいる一人として不安に思っています。
今、我が国では牛肉や鳥肉等が問題になっておりますが、食に対する安全、安心だといえるでしょうか。水は毎日家庭では欠かせない飲み物なので、早めに対策をし、安全安心でおいしい水を提供してほしいと思います。
三春企業局では、当然水質調査は行っていると思いますが、毎月どのような調査を行っているかお伺いします。春山地区に産廃が捨てられていたが、その産廃の水が現在も大滝根川に流れているのが、企業局では町民にどのような説明を行ったか。水は毎日欠かせない飲み物なので、安全安心で水を提供しているか、この3点をお伺いしたいと思います。
〇議長 第2の質問に対する当局の答弁を求めます。
企業局長!
○ 企業局長 それでは、ただいまの質問にお答え申し上げます。まず3点ございましたので、1番目から申し上げます。1番目は水道の水質検査のお話でございますが、現在の日本の水道は46項目の水質検査が義務付けられております。三春町では浄水場をはじめ、家庭の蛇口、それから取水口などで毎日検査、定期検査、それから自動検査機器による検査など、検査計画を立てて実施しております。
2番目でございますが、春山地区の産廃の水についてでございますけれども、春山地内の産業廃棄物不法投棄については、平成13年8月に明らかになったものでございます。当時福島県と船引町の立会いで警察が調べた結果では、広さが1,500平米の土地に約2千立方の廃プラスチック、建築廃材などが投棄されていたことが確認されています。その問題について、その場所の立地する船引町はこういう対応をしております。現場から近くの水田に汚水が染み出していたため、外に流れないように一つはシートを張りました。それから敷地の奥のほうですね、湧き水が出ていたと、これが廃棄物の中に入りますと、放流水が多くなりますので、コルゲートパイプでその湧き水をバイパス処理して流れ込まないようにしている。それから、不法投棄された場所から出てくる水については、池に集めて廃棄物処分場に運んで処理するなど、応急保全の処置を一つ講じたと。これについては年間、当時で数百万の金がかかったと。これは船引町が負担しておったわけでございますけれども、これをある程度長期的な対応ができるようにということで、14年度に船引町は浄化施設を設置しました。この浄化施設の内容は、町の下水の処理場を小さくしたような機能を持っているものでございます。結果としては下水道と同じレベルの処理をした上で放流しております。参考までに申し上げますと、船引町はこのために約2千万の金を町の一般財源を投入してやっております。ですから、それが不法投棄のままであれば非常に問題かと思いますが、現在あそこから出ている問題については水質検査の上からも問題ございません。そういうことでやっております。
今度この廃棄物の処分関係でございますが、あそこのごみを掘って、出元の確認をしたと、あそこに投棄した人は逮捕されまして、今、警察のほうにおるようでございますが、これらの調査の中で、依頼主が判明したということで、県のほうは代執行でなく依頼主にそこからの撤去を命令するようなことで、現在各企業が順次そこから処分場に運び出しているという状況でございます。参考までにここの水質の関係でございますが、船引町はその放流口で調べていると。それから三春町は取水口で調べております。それからダムの管理所は、この上流側で、場所にすれば20年、30年近く定点観測を続けております。一番近いところは、光大寺で調べたデータを毎月把握していると。さらに郡山市は独自に三春ダムから水源を求めるということで、調査をしております。いずれも問題になるような数値は出ておりません。
町はどうしたかということについてでございますが、水質調査の結果は全項目については町の広報に、それから公営企業の決算書に記録として、非常に大事な数値でございますので、参考資料に毎回三春町は載せております。こういう状態の対応をしているということを一つご了承願いたいと思いますが。それから三春町の水源になっている大滝根川を考えてみた場合、広さが226平方キロあります。これは三春町の面積の約3倍にあたると。そこに3万人が住んでおりますので、過去にも廃棄物の不法投棄や油の流出事故等が発生しておりまして、その都度町は、県、それから利水者である郡山市、それから上流で取水しております船引町、それとダムを管理しています三春ダム管理所などと連携して、それぞれ水質検査をして安全を確認しながら運転しております。
この場合、事故の状況によって対応が違いますが、場合によっては安全が確認されるまでの間は取水を停止するというような措置も取っております。これらの状況ですが、過剰に、言葉はちょっと誤解されがちな言葉かもしれませんが、その伝え方によっては社会不安を起すような話になりかねないということで、広報等についてはその都度、その状況等によって判断するというような考え方で対応してきました。
3番目の安全な水かということですが、三春町はダム建設のときに浄水場を移転するという話がありまして、最終的に1万5、6千トンの水を地下水から取ることは、調査してもほぼ不可能であったということで、川の水を飲むというような決断をしました。この場合、どういう問題が起こるかといえば、先ほどご指摘なような水質問題は当然想定されます。これをどう対応したかでございますが、こういう問題はいつ起こるかわかりません。そういうことで上流部での汚染事故は覚悟しなければならないだろうということで、約8億円をかけて日本では数少ない高度浄水施設を導入したということでございまして、現在の技術では日本の水をつくる立場からいえば、安全性という点でいえば非常に高いものを導入しております。これは当然コスト増になりますから、水道料金に転嫁されているということでございます。
それに続きまして、水質事故があった場合、先ほど申し上げましたけれども、原因が確認されるまでの間は取水を停止することになると。その場合に断水の事態も考えられますので、それをあらかじめ考えて平成6年から9年にかけて山田と芹ケ沢、これに三春町が1日に使う分くらいの水を蓄えられるだけの配水池を整備しました。これも全国的には多分5、6時間しかもたないくらいのもので、国は今、半日もつような施設を整備するようにという指導をしておりますが、この点についても、多分、三春町はほかのまちの約倍以上の能力を配水池にもたせるように。これもやっぱり、平成2、3年当時に三春町の浄水場をどうつくり変えていくかという議論の中で、そういう問題はどこにおいても起こりうる問題であるということで、起きた場合に水が飲めないんでは困りますので、そういうことを前提の施設を整備しておったわけです。
それから、当然上流部には約6千ヘクタールの農地があります。これも農薬を使いますから、農薬汚染の問題もあると。活性炭、先ほどの質問の中にもありましたような活性炭は、そういうものに対応として入れたものでございまして、これも全国で約2千近い浄水場がございますが、二桁台ですね、2、30カ所しか、それも全量活性炭を通した水を配っているのは、多分10カ所をくだらない、その程度のグレードの水をつくっているということでございます。例えば、三春町の下流では、例えば福島市では、この大滝根側が入っていく阿武隈川水系で市民の約半分飲む水を取っていると。それからそこをさらに下流にいって、岩沼市の水道も福島県から流れ出た水を原水にしております。それぞれそういう対応をしていると。
ですから、やっぱりきれいな水が使えれば、原水がきれいな水を確保できればそれはそれとしていいことなんですが、現実には生活排水の混じった川の水を飲まざるを得ない。そのためには安全性を高く維持できるような施設整備を多少金がかかっても整備していくということでやってきたわけでございます。
最後にですが、16年度から10年ぶりに水質基準が変わるということで、現在まで46項目の検査をやってまいりましたが、これについては項目が50項目になると。さらに農薬検査も101の種類の物質を調べた上で、公表するような。これは法律上は水質検査計画を立てなさいということですね。それは計画を立てることばかりではなくて、立てたものと、それからその結果については今までは、例えば広報に書くとか何かでしたが、インターネットとか何かでもホームページで公開できるように。それから、それぞれ水質を細かなデータが欲しいというかたには開示するようにという状態になっております。
そういうことで、当時どこまで公表したかという話ですが、これが船引町の対応が、今みたいな対応がされなければ、それなりの広報のし方はあったかと思いますが、かなりの予算を投入してやったという。これも多分、産業廃棄物が不法投棄されていたところの対応としては一番早かったんではないかと思いますね。何年経っても普通はそれぞれの機関がうちのほうではないというか、これはなかなか難しいといって棚上げにするケースが多いんですけれども、あそこの場所を見ていただければわかりますが、きちんと施設を設けて、そこで出た水は全部処理された上で放流されております。そういうことで説明不足だった点もあろうかと思いますが、安心して飲んでいただいて結構でございます。さらに上流部でどういう状態があるのかについては、気持ちを緩めないで監視しながら、いい水を引き続いて送ってまいりたいと思いますので、よろしくご理解のほどを申し上げます。
〇議長 再質問を許します。
佐藤一八君!
〇13番(佐藤一八君) ただいまの答弁でございますが、それをされているということであると思ったものですから、私、3月1日の日に近くに田んぼをつくっている関係上、写真を撮ってまいりました。それで、処理されておりますが、水はやはり流れていると、そしてビニールシートで覆いを被っていますが、現在このようにはがれていてごみが見えて、これでも安全だということには私はいかなんではないかなということで質問させていただきました。
次にですが、もう一つありますが、大滝根川下水道事業で12月の10日、福島民報新聞の記事に載っておったんですが、田村郡内、整備が進められていた大滝根川流域下水道事業ということで、来月の4月から船引町が供用するということであります。阿武隈川に流れ込む大滝根川の流域下水道事業は、船引、常葉、大越、滝根の4町で進められており、最下流で船引だと。17年度にはこの3町も加わってくるということでありますので、その辺から、どうしても私は安心して飲めないような状態だということで質問させていただきました。やはりこういうものが、今年から来年に向けて衛生処理センターから約300メートルの上流に下水道の水が流れてくるということは、やはり企業局でも対策を行っているのでしょうかということで伺いたいと思います。
〇議長 答弁を求めます。
企業局長!
〇企業局長 ただいまの質問にお答え申し上げます。上流部での大滝根川の流域下水道については、三春ダムの汚染を守るということで平成のはじめころですね、国県が中に入って上流部に働きかけていたものでございまして、基本的には生活排水、それから産業排水をそこで浄化して川に戻すという考え方でございます。最終的には日量で最大で1万5、6千トンの水が川に出るような形になりますが、これについてもいろいろ見方がございまして、集めて直上流で放流された場合に、水道の水源としては水処理で大変なんではないのかと。一方、そこで浄化されたものなんだから、それほど心配することではないんではないかと。これも三春町は当時平成2、3年当時ですね、あそこに浄水場を造る中で、し尿処理場の放流水が入るという事実がございましたので、それに対応できるようなことで生物処理のほうはそういう目的があったわけですね。それで今回もそういう水が出た場合に、生物処理の前処理でやっている分が働くということで対応できると考えております。ただ、実際、今度理論的なもの、当時想定されたものでそのまま行くかどうかということは、やってみないとわからないという部分がありますので、16年度にあそこの放流水が水処理をする上での水道の原水にどういう影響を与えるのかというものを平成2、3年当時にここの浄水場の基本的な計画をまとめる際にかかわった学者の先生がたに、ちょっと手伝っていただいて、どういう影響、どういう対応をしなければいけないのかという調査検討をしたいと考えております。この状況については整理され次第、議会のかたがたにも報告するようになると思いますが、そういうことで常に先手先手で対応を考えてくようなことにはしたいと思っております。
それから、先ほど現場の写真の話がございましたが、時々現場を見ておりましたが、一番新しい情報としてどうなのかということで、実は昨日午後、船引町の担当課にまいりまして、その状況を確認したと。掘ってあるのは結局、出した廃棄物の台数がそれぞれの会社ごとにある程度つかめたということで、どこどこの会社については何台運んだんだから、何台運んでくださいというような対応でシートが若干はがれていたところありましたけれども、そういう対応をしておりますので、我々も注意して監視と、それからその対策を考えていきたいと思っておりますので、どうかご理解を賜りたいと思います。
〇議長 再々質問があればこれを許します。
佐藤一八君!
〇13番(佐藤一八君) 今、答弁していただきましたから、その辺は安心いたしましたが、私が思うには、三春町だけでなく、やはりこれは県にも働きかけて光大寺近くのところに砂防ダムとか、水を飲ますような何らかの対応をしていただければ、きれいな水になっておいしい水を安全、安心で提供していただけるような対策をしていただきたいという、強く要望して私の答弁を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長 答えはいりませんか。
〇13番(佐藤一八君) いりません。
○議長 6番、佐久間茂君、質問席に登壇願います。
第1の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 第1の質問は、女性模擬議会についてであります。2月24日に女性議会、模擬議会でございますが、この議場でそういうものがありました。私は傍聴をさせてもらいましたが、傍聴してよかったなと思っております。そして、女性議員からの質問は相当多方面にわたりました。その中で私も、今後大変参考にして取り組んでいかなければならない問題もあったわけであります。その多岐にわたった質問に対する町当局の答弁、これまたなかなか親切な答弁だったということについては評価をいたしますけれども、気になった点もたくさんございました。したがって、今ここではその中の2点について質問をしたいと思うわけでございます。
一つは、答弁の中で三春の人口は2万195人であるという答弁がございました。なぜ2万195人であるかということについては、私が聞いた範囲では説明がございませんでした。私もその内容は大体うすうすわかっておりますが、その際、婦人の議員の皆さん、それから傍聴席いっぱいになっていた皆さんは、さも以外な顔をしたことを皆さん気が付いたと思うんです。やっぱり2万195人というのには説明をしなければいけない、なぜか。今月各家庭に配られました広報みはるには、ちゃんと三春の人口は1万9,560人であるというふうに公表されているからであります。その差は635人にのぼります。したがって、これはやっぱり正確な説明をしなければいけないんじゃないか、こういうふうに思うのが第1点であります。
第2点は、質問の中にこういう質問がございました。まほらホールの観覧席の改善について、正面席になると、正面、正面の席です。正面席になると、前面ですね、前の人の影で舞台がほとんど見えない、勾配を付けて後列でも見通せるようにできないか。こういう質問がございました。それに対する答弁、ここでは繰り返しませんけれども、はじめは、まほらホール、小ホールの間の中ホールをつくりたいと思ったが、金がかかるのでまほらホールを中ホール兼用にするようになっちゃったんだというふうなことを言っておりました。しかし、それを兼用にする途中では、いろいろ議論があったことはご承知のとおりであります。そのときに、兼用にすると確かにこういうデメリットもございます。平らだから当然前の人が邪魔になって舞台が見えなくなりますよと。その心配はございますということを、我々を含めた町民に説明をしていたかどうか。これは今ここでもって、言い方悪いですが、言い訳聞くんじゃないんです。そういうことを知らせておられたかと、そのことを聞くんでありますから、詳しくこうこうこうでこうなっちゃったんだと、こうなっちゃったことについて聞いているんですから、簡単にご説明を願いたい、こういうふうな二つの問題です。今の問題はとにかく平土間、手で動かす拝謁可変のメリット、デメリットについては一定の資料の発表あったわけですから、その中にあったのかないのかだけお答え願いたい。以上でございます。これが第1点です。
○議長 第1の質問に対する当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○ 町長 6番議員の質問にお答えいたします。三春町で初めての女性議員による模擬議会が開かれたこと、男女共同参画社会の中にあってすばらしい試みであったと考えております。質問についても女性ならではの考えによるものや、生活に密着した質問など、大変有意義な模擬議会となりました。今後もこのような機会があることを願っております。
模擬議会での答弁の中で、高齢者人口の説明中、町の人口を2万195人と申し上げました。これは年代別人口のリストが、住民基本台帳人口による数値しか把握できない状況にあるため、町の人口も住民基本台帳人口を使いました。町広報には国勢調査を基礎とした現住人口が掲載されております。答弁の中でこれらの説明が不足したことをお詫びいたしたいと思います。
二つ目の質問に対しては教育委員会のほうで答弁をいたします。
○議長 原総括主幹!
○ 原総括主幹 交流館の施設の基本設計について確認を受けた状況については、佐久間議員さん当然承知ということで、今ご質問があったので、その辺は割愛させていただきたいと思いますが、基本設計を最終的に検討委員会と議会の合同常任委員会でご審議いただき、ご了承いただいて、現在の平土間の設計になったわけでございます。町民の皆さんにそのデメリットについて説明をしていたかということでございますが、基本設計がご承認いただいたのちに、平成11年になりますが、7月から12年にかけまして、旧町の区長会の勉強会、あるいは三春町婦人会連絡協議会の勉強会、それから公民館が実施しておりました明徳大学の学習会、あるいは三春まちづくり協会等、それから公民館の定期利用団体、それから街路事業の地権者等、団体の集まり、集会等を利用いたしまして、図面と模型を使いまして、平土間ホールを含む施設全体の概要説明会を細かく行ってまいりました。これらの説明、話し合いの中で、平土間であることから、1階後ろ座席から舞台が見えにくくなる可能性がある旨の説明をしたこともございますが、多くの場合はホールの広さの問題、面積の問題ですとか、平土間にした場合の多目的利用のメリットについての話し合いが多かったと考えております。このような状況で、町民の皆様には団体の集会、あるいはこちらから呼びかけをして説明会、勉強会を行ってまいったということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長 再質問があればこれを許します。
佐久間茂君!
〇6番(佐久間茂君) 第1点の人口の問題については、町長から率直に述べられましたので了解をいたします。やっぱり答弁というものは、具合悪かったら具合悪かったんだと言ってくれれば、それで話は多くの場合は終わりになるのです。
第2点は、ですから今になってみれば具合が悪いということだということになれば、それはわかりますが、私どもによく説明をしておったと、各関係団体の話の中では平土間だから見えにくいかもしれない、その可能性があるということは言っておったというのは、確かに私どもも少しうかつであったなと思いますが、やっぱりそれは言い訳なんですね。可能性がある、しかし、できてみたあと、岩江でしたか、岩江のまちづくり懇談会でも出ましたね。それから今度の婦人模擬議会でもでましたね。それから音楽会みたいな目をつぶって聞くようなものなら別ですが、歌舞伎みたいなものが、自分が座った席の前に多少とも座高の高い男性でも座られた日には、これはまいっちゃいますね。
しかしこれは、平土間であって、舞台がどれだけの高さだから、角度からいえば可能性があるんではないんですよ、今にして思えば設計者なり、役場の専門知識を持っている人は当然そうなるということがわかるはずです。それはやっぱりデメリットとして我々に教えてもらいたかった。私今でも憶えているんです。議会では少し金がかかっても手でもって動かす椅子ではなくて、電動で動くような椅子にしてもらいたいなということを、おそらく全議員がいったんです。そのときのデメリット、メリットの中には、あまりにご親切に、手動の場合には電気的故障がないというメリットがあります。これ親切すぎますよね。電気つかわないんだから電気的故障があるはずないんです。そこまで親切に教えていただきながら、平土間の場合は前が見えなくなるかもしれませんよ。こういうことはやっぱり教えるべきではなかったのか。言いにいく話だけれども、相当高名なかたの設計であるために、役場の職員も十分、多少の専門知識のある職員も意見を十分言わなかったんじゃないか。私はこの悔いは残ります。可能性があるというのはどこで言ったんですか。それから可能性じゃなくてなりますよと言いましたか。
〇議長 答弁を求めます。
原総括主幹!
○原総括主幹 議会のほうにつきましては、平成10年の9月4日と11年の6月8日に合同常任委員会を開催していただいて、その時点で、ただいま議員さんがおっしゃったようなホールの椅子の形について議論があったというふうに私もうかがっております。それから答弁の中で、平土間なので後ろから舞台が見にくくなると言い切った説明をしたかどうかということでございますが、これにつきましては、当時、私も公民館として、館長として利用団体、あるいは婦人会連絡協議会の勉強会、説明会に出席しておりましたが、先ほどお話しましたように、後ろから見にくくなるというデメリットの話はそれほどなくて、要するにメリット、交流広場とホワイエと、それからホールの平土間が一体的に使えるというふうなことで、こういう使い勝手もありますよ、ああいう使い勝手もありますよというふうな説明が主だったというふうに記憶しております。言い切ったかと言われますと、1階後ろから見にくくなる場合もあるけれども、メリットのほうが多いんですよというふうな説明だったように記憶しております。ですから、言い切ったかと聞かれますと、それは定かではないとお答えするしかないと思います。以上でございます。
〇議長 再々質問があればこれを許します。
佐久間茂君!
〇6番(佐久間茂君) 私は一般質問というのは、あまり要望はいわないほうがいいんですが、お互いの反省点として、やっぱり自由にものが言える。町側が予想しているものをすべてさらけ出して、こうやればこういうメリットもあるが、こういうデメリットもあるんです。私は前の人が邪魔になって前が見えなくなりますよといわれた場合には、私だったらば考え方変わったと思うんです。私の専門性が足りない点を、足りなかった建築についてですよ。足りなかった点についても反省をしながら、その2倍ほどの反省を皆さんに求めたいと思います。これは答弁はいらないことです。要望ではありません。要求であります。
○議長 第2の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 第2の質問は、上大町の歩道の石柱についてでございます。いわゆるボラードといわれているものであります。私は平成11年の3月の定例会で、盛んにこのボラードに自動車がぶつかっているということを取り上げました。そのときには、「いずれにいたしましてもご指摘の問題点、この街路整備を実施いただいた県へも、この指摘の問題を報告し改善策の糸口を見い出していきたいと考えております。」こういうふうに現在の教育次長が担当として答えたわけであります。それはどうなったかということを聞きましたのが、平成11年の9月でありますが、何か今実験中でありますと、めっきり少なくなりました。慣れればなくなるんではないでしょうか。なお、この実験結果を添えて県に要望してまいりますと、こういうふうに、これまた教育次長が当時の担当として答えたわけでございます。その後も盛んにぶつかっておりました。役場の駐車場入り口などはボラードそのものの石のほうが割れたということもあったようですが、私はしばらくこの問題について質問をしませんでしたが、最近、佐久間さんこのごろやらないんじゃないとのと、ぶつかっているんですよといわれて、佐久間さん最後までやらなければだめじゃないのと激励ともつかないお叱りともつかない声をいただきまして、ここに出します。結果は明らかでしょう。上大町、下大町比べてみなさい。僅かに30センチくらいあのボラードが背が高いだけでさっぱりぶつからないんではないですか。あとは荒町をご覧ください。私が見る限りでは、本格的に石であろうと何であろうとぶつかったであろう本格的な交通事故が一つあったようですが、あとはないようですね。これもあまり言い訳はする必要はもうないと思うんです。失敗しましたと、失敗したからあっち背を高くしたんでしょう。だから、今までにどのような要望を県に対してしてきたのか、これは文書主義によって文書を見せてもらいたい。そうして今からでも、あれは何も石の柱を高くしなくたっていいんですよ。あの上に三春駒の旗か何か立てたっていいんですよ。高さが高ければ見えるんですから、だからいくら言っても県ではやってくれないんですというならば、三春町で格安な事故防止策をぜひとってもらいたい。まだぶつかっているんだそうです。これが2番目の質問です。
○議長 第2の質問に対する当局の答弁を求めます。
小手川参与!
○小手川参与 ただいまのご質問にお答えいたします。全くそのとおりでございます。ちょっと説明をさせていただきますが、上大町の歩道石柱、ボラードというものでございますが、これは高さが40センチでございまして、運転席から非常に見にくいと、車の死角に入るということで事故が起きております。役場の周辺、郵便局駐車場、旧公民館、農協などの出入りが頻繁な場所で車との接触が起きております。昨年度実施されました中央大町につきましては、上大町の反省をもとに沿線住民の皆さんと協議を重ねまして、県のほうに石柱、ボラードの改良を要望いたしまして、その結果、高さ70センチの背丈の高いタイプが設置されておりまして、ここでは事故は起きておりません。
上大町の改良につきましては、維持管理を行っております県の三春土木事務所に引き続き要望をしているところでございます。特に出入りの多い場所につきましては、町が改良することも含めまして、三春土木事務所と協議し、接触事故の防止に努めていきたいと考えております。以上でございます。
○議長 再質問があればこれを許します。
佐久間茂君!
〇6番(佐久間茂君) ただいまの小手川参与の答弁、非常に私はすがすがしい答弁であったというふうに思います。いつまでも長引かせて、さらに事故が起きないように鋭意、最悪の場合には三春の町としても応急の防止策をぜひ取っていただきたい。これまで5年間かかったこと、大変に残念でありますけれども、ひとつこの機会に私はいち早い改善を望んでおきたいと思うのであります。こんなこと

このページに関するお問い合わせ

議会事務局 代表

〒963-7796 福島県田村郡三春町字大町1-2
Tel:0247-62-8124  Fax:0247-61-2310

お問い合わせフォーム

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

お求めの情報が十分掲載されていましたか?
ページの構成や内容、表現は分かりやすいものでしたか?
この情報をすぐに見つけることができましたか?

トップに戻る