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平成19年3月三春町議会定例会会議録

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三春町告示第10号

平成19年3月三春町議会定例会を、次のとおり招集する。

平成19年2月26日

三春町長 鈴 木 義 孝

1 日 時 平成19年3月5日(月曜日)午前10時
2 場 所 三春町議会議場


平成19年3月5日、三春町議会3月定例会を三春町議会議場に招集した。
1、応招議員・不応招議員
1)応招議員(18名)
1番 萬年 智
2番 橋本 敏昭
3番 加藤 徳治
4番 渡辺 泰譽
5番 五十嵐 信安
6番 佐久間 茂
7番 栗山 喜一
8番 上石 直寿
9番 村上 瑞夫
10番 渡辺 渡
11番 日下部 三枝
12番 ?山 ?夫
13番 佐藤 一八
14番 儀同 公治
15番 渡辺 勝雄
16番 三瓶 正栄
17番 柳沼 一男
18番 本多 一安
2)不応招議員(なし)

2、会議に付した事件は次のとおりである。
議案第 3号 町道路線の認定及び廃止について
議案第 4号 三春町病院事業基金条例の制定について
議案第 5号 三春町刊行物等管理基金条例を廃止する条例の制定について
議案第 6号 職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第 7号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第 8号 単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準に関する条例の全部を改正す
る条例の制定について
議案第 9号 三春町税条例の一部を改正する条例の制定について
議案第10号 三春町重度心身障がい者医療費の給付に関する条例の一部を改正する条例の制
定について
議案第11号 三春町健康診査負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について
議案第12号 三春町病院事業条例の一部を改正する条例の制定について
議案第13号 三春町消防団設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第14号 田村広域行政組合規約の変更について
議案第15号 郡山地方広域市町村圏組合規約の変更について
議案第16号 郡山地方広域消防組合規約の変更について
議案第17号 平成18年度三春町一般会計補正予算(第6号)について
議案第18号 平成18年度三春町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について
議案第19号 平成18年度三春町老人保健特別会計補正予算(第2号)について
議案第20号 平成18年度三春町介護保険特別会計補正予算(第3号)について
議案第21号 平成18年度三春町町営バス事業特別会計補正予算(第3号)について
議案第22号 平成18年度三春町敬老園事業特別会計補正予算(第1号)について
議案第23号 平成19年度三春町一般会計予算について
議案第24号 平成19年度三春町国民健康保険特別会計予算について
議案第25号 平成19年度三春町老人保健特別会計予算について
議案第26号 平成19年度三春町介護保険特別会計予算について
議案第27号 平成19年度三春町町営バス事業特別会計予算について
議案第28号 平成19年度三春町敬老園事業特別会計予算について
議案第29号 平成19年度三春町病院事業会計予算について
議案第30号 平成19年度三春町水道事業会計予算について
議案第31号 平成19年度三春町下水道事業等会計予算について
議案第32号 平成19年度三春町宅地造成事業会計予算について

平成19年3月5日(月曜日)
1、出席議員は次のとおりである。
1番 萬年 智
2番 橋本 敏昭
3番 加藤 徳治
4番 渡辺 泰譽
5番 五十嵐 信安
6番 佐久間 茂
7番 栗山 喜一
8番 上石 直寿
9番 村上 瑞夫
10番 渡辺 渡
11番 日下部 三枝
12番 ?山 ?夫
13番 佐藤 一八
14番 儀同 公治
15番 渡辺 勝雄
16番 三瓶 正栄
17番 柳沼 一男
18番 本多 一安
2、欠席議員は次のとおりである。
なし
3、職務のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
事務局長 田中 金弥
書記 影山 敏夫
4、地方自治法第 121条の規定により説明のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
町長 鈴木 義孝
助役 橋本 健夫
行財政改革室長 遠藤 誠作
総務課長 橋本 国春
住民税務課長 橋本 正亀
保健福祉課長 原 毅
産業建設課長 影山 常光
会計室長 織田 芳子
企業局長 松本 正幸
教育委員会委員長 深谷 信吾
教育長 橋本 弘
教育次長兼教育課長 湯峰 初夫
生涯学習課長 加藤 康子
農業委員会会長 橋本 顕隆
代表監査委員 野口 ?彦
5、議事日程は次のとおりである。
議事日程 平成19年3月5日(月曜日) 午前10時開会
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 会期の決定
第 3 諸般の報告
第 4 議案の提出
第 5 町長挨拶並びに提案理由の説明
第 6 議案の質疑
第 7 議案の委員会付託
第 8 請願第2号の取り下げ
第 9 陳情事件の委員会付託

6、会議次第は次のとおりである。
(開会 午前10時00分)

【開 会 宣 言】

○議長 ただいまの出席議員は18名であります。
定足数に達しておりますので、平成19年三春町議会3月定例会を開会いたします。
ただちに本日の会議を開きます。

【会議録署名議員の指名】

○議長 日程第1により、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第113条の規定により、2番橋本敏昭君、3番加藤徳治君のご両名を指名いたします。

【会 期 の 決 定】

○議長 日程第2により、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日より3月16日までの12日間といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。
よって本定例会の会期は、本日より3月16日までの12日間と決定しました。
なお、会期日程につきましては、お手元に通知しました日程表のとおりとしますので、ご了承願います。

【諸 般 の 報 告】

○議長 日程第3により、諸般の報告を行います。
監査委員より、平成18年度第9回、10回、11回の例月出納検査結果報告がありましたので、その写しをお手元に配布しておきましたから、ご了承願います。

【議 案 の 提 出】

○議長 日程第4により、議案の提出を行います。
提出議案は、お手元にお配りしました「議案第3号 町道路線の認定及び廃止について」から「議案第32号 平成19年度三春町宅地造成事業会計予算について」までの30議案であります。

【町長挨拶並びに提案理由の説明】

○議長 日程第5により、町長挨拶並びに提案理由の説明を求めます。
鈴木町長!
○町長 3月定例会の開会にあたり、ご挨拶と提案理由の説明をいたします。
この冬は、暖冬で過ごしやすい反面、今後の天候を心配する方もおられますが、今後も穏やかな天候であることを願うものであります。
さて、平成18年度の町関係事業の進捗状況でありますが、この4月1日より町立病院として開院する三春病院の事業や桜川河川改修事業の促進など、町の重点事業を始め、町が今年度計画していた事務事業が町民の方々のご協力とご支援により、ほぼ順調に実施できていますことに、感謝を申し上げます。
本議会は、平成19年度の予算を審議していただく議会でもあります。平成19年度の予算編成にあたりましては、少子高齢化が進む中での人口減少、国・地方を合わせた財政再建対策など、地方自治体を取り巻く環境は厳しいものがあります。
そのような状況の中で、町は町民、議会の理解と協力を得ながら「第2次行財政改革大綱・財政構造改革プログラム」により行財政改革を進めてまいり、当初掲げた目標が達成できる見込みであります。
しかしながら、今後の「地方分権改革推進」や「新型交付税の導入」など地方自治体行政を取り巻く環境の変化に適切に対応するためには、改革の手綱を緩めることなく、取り組んでまいる所存であります。
また、同時に今年度策定いたしました「第6次三春町長期計画」の基本理念であります「安全安心、自主自立、継続発展するまちづくり」を進めるために、町が、これまで培ってきたさまざまな資産、資源を有効活用するため、限られた財源ではありますが、それらの施策を講じる予算編成を行いましたので、今後とも「まちづくり」に、ご支援をよろしくお願いし、議案の説明をさせていただきます。
(別紙議案説明書により説明)
以上で提出議案の説明といたしますけれども、十分ご審議をいただいて、可決していただきますようにお願いを申し上げまして、ご挨拶と提案議案の説明といたします。

【議 案 の 質 疑】

○議長 日程第6により、会議規則第37条の規定により、提出議案に対する質疑を行います。
これは、議案第3号から議案第32号までの提案理由の説明に対する質疑であります。
議案第3号、「町道路線の認定及び廃止について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第4号、「三春町病院事業基金条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第5号、「三春町刊行物等管理基金条例を廃止する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第6号、「職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第7号、「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第8号、「単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準に関する条例の全部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第9号、「三春町税条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第10号、「三春町重度心身障がい者医療費の給付に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第11号、「三春町健康診査負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第12号、「三春町病院事業条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第13号、「三春町消防団設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第14号、「田村広域行政組合規約の変更について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第15号、「郡山地方広域市町村圏組合規約の変更について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第16号、「郡山地方広域消防組合規約の変更について」を議題とします。
これより質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第17号、「平成18年度三春町一般会計補正予算(第6号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第18号、「平成18年度三春町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第19号、「平成18年度三春町老人保健特別会計補正予算(第2号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第20号、「平成18年度三春町介護保険特別会計補正予算(第3号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第21号、「平成18年度三春町町営バス事業特別会計補正予算(第3号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第22号、「平成18年度三春町敬老園事業特別会計補正予算(第1号)について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第23号、「平成19年度三春町一般会計予算について」を議題とします。
歳入全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第24号、「平成19年度三春町国民健康保険特別会計予算について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第25号、「平成19年度三春町老人保健特別会計予算について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第26号、「平成19年度三春町介護保険特別会計予算について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第27号、「平成19年度三春町町営バス事業特別会計予算について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第28号、「平成19年度三春町敬老園事業特別会計予算について」を議題とします。
歳入歳出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第29号、「平成19年度三春町病院事業会計予算について」を議題とします。
資本的収入及び支出について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第30号、「平成19年度三春町水道事業会計予算について」を議題とします。
収益的収入及び支出について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
資本的収入及び支出について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第31号、「平成19年度三春町下水道事業等会計予算について」を議題とします。
収益的収入及び支出について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
資本的収入及び支出について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。
議案第32号、「平成19年度三春町宅地造成事業会計予算について」を議題とします。
収益的収入及び支出全般について質疑を許します。
(なしの声あり)
○議長 質疑なしと認めます。

【議案の委員会付託】

○議長 日程第7により、議案の委員会付託を行います。
ただいま議題となっております議案第3号から議案第32号までは、お手元にお配りしました議案付託表のとおり、各常任委員会に付託することに、ご異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。
よって、各常任委員会にそれぞれ付託することに決定いたしました。
なお、付託以外の議案についても、各常任委員会において審査されるようお願いをいたします。

【請願第2号の取り下げ】

○議長 日程第8により、請願第2号「平成19年度箱施用いもち病防除剤の経費の一部助成について」の取り下げについてを議題といたします。
請願第2号「平成19年度箱施用いもち病防除剤の経費の一部助成について」は、請願者から諸般の事情により請願書を取り下げたいとの申し出がありましたので、これを許可することにご異議ございませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。
よって、請願第2号「平成19年度箱施用いもち病防除剤の経費の一部助成について」を取り下げることに、許可することに決定いたしました。

【陳情事件の委員会付託】

○議長 日程第9により、陳情事件の委員会付託を行います。
陳情事件の委員会付託につきましては、お手元にお配りしました陳情事件文書表のとおり、各常任委員会に付託することに、ご異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長 異議なしと認めます。
よって陳情事件文書表のとおり、各常任委員会に付託することに決定をいたしました。

【散 会 宣 言】

○議長 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
これにて散会をいたします。苦労様でございました。
(散会 午前10時45分)

平成19年3月6日(火曜日)
1、出席議員は次のとおりである。
1番 萬年 智
2番 橋本 敏昭
3番 加藤 徳治
4番 渡辺 泰譽
5番 五十嵐 信安
6番 佐久間 茂
7番 欠席(栗山喜一)
8番 上石 直寿
9番 村上 瑞夫
10番 渡辺 渡
11番 欠席(日下部三枝)
12番 ?山 ?夫
13番 佐藤 一八
14番 儀同 公治
15番 渡辺 勝雄
16番 三瓶 正栄
17番 柳沼 一男
18番 本多 一安
2、欠席議員は次のとおりである。
7番、栗 山 喜 一 11番、日下部 三 枝
3、職務のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
事務局長 田中 金弥
書記 影山 敏夫
4、地方自治法第 121条の規定により説明のため議場に出席した者の職氏名は次のとおりである。
町長 鈴木 義孝
助役 橋本 健夫
行財政改革室長 遠藤 誠作
総務課長 橋本 国春
住民税務課長 橋本 正亀
保健福祉課長 原 毅
産業建設課長 影山 常光
会計室長 織田 芳子
企業局長 松本 正幸
教育委員会委員長 深谷 信吾
教育長 橋本 弘
教育次長兼教育課長 湯峰 初夫
生涯学習課長 加藤 康子
農業委員会会長 橋本 顕隆
代表監査委員 野口 ?彦
5、議事日程は次のとおりである。
議事日程 平成19年3月6日(火曜日) 午前10時開会
第 1 一般質問
6、会議次第は次のとおりである。
(開会 午前10時1分)

【開 会 宣 言】

○議長 会議に先立ち報告いたします。会議規則第2条による欠席届は、一身上の都合により7番栗山喜一君、11番日下部三枝君の2名であります。なお、11番日下部三枝君の一般質問については本人より取下げの申し出があり、これを許可いたしましたので、ご報告申し上げます。
さらには、福島民報社並びに福島民友新聞社より、一般質問の写真撮影の申し出でがあり、これを許可いたしましたので併せてご報告申し上げます。
ただいまの出席議員は16名であります。
定足数に達しておりますので、ただちに本日の会議を開きます。

【一 般 質 問】

○議長 日程第1により、一般質問を行います。
議会の申し合わせにより、一般質問は、質問席において、一問一答により行います。
質問の全体時間は、再々質問まで30分以内の時間制限であります。
通告による質問を順次許します。
14番儀同公治君!質問席に登壇願います。
第1の質問を許します。
○14番(儀同公治君) 議長より発言の許可を得ましたので、先に通告しておきました事項につきまして、質問をいたしたいと思います。
第1の質問は、三春町学校等の施設整備検討委員会についてであります。
当委員会が昨年の7月に設置されまして、その目的は、急速な少子化が進む中、小中学校及び保育所、幼稚園のこれからのあり方について調査検討を行い、将来を担う大事な子どもたちに、より良い充実した環境整備するためとあります。当委員会においては、半年が経過したところではございますが、予定どおり順調に進められておられるのか、また近い将来においての学校の統廃合、保育所、幼稚園の民間への移行など、新たな運営方法へ向けての話し合いなども持たれているのか、お尋ねをいたしたいと思います。
私は、学校作りにはハードな面と同時に、他を思いやる豊かな心などを育てるソフト面の教育指導も重要かと考えます。それらを含めて具体的にどのような手順で進められているのか、目標とする委員会の検討結果、素案作りなどは、いつ頃を想定しておられるのか、そして私は学校などの施設整備をはじめ、これからの教育行政が我が三春町にとって重要な政策課題の一つであろうと考えるものであります。町の将来、我が国の未来を担う大切な宝であります子どもたちの健全育成、人を思いやる豊かな人間性を育てるための基本理念について、改めて伺いたいと思います。
○議長 第1の質問に対する当局の答弁を求めます。
橋本教育長!
○教育長 ただ今の14番議員の質問にお答えいたします。
三春町学校等の施設整備検討委員会は、将来を担う子供たちのために充実したより良い教育施設を整備することを目的として設置いたしました。
委員は、各地区のまちづくり協会から推薦をいただきました14名の方と有識者1名、計15名により構成されております。
検討委員会は、1月までに4回の検討会を開催しました。委員会では、保育所、幼稚園、小学校、中学校の今後の施設のあり方について検討することとなりますが、全ての施設を同時に検討することは、議論がまとまりづらいことから、全体的な方針は踏まえつつも、中学校から検討することとしました。
第1回から3回までの検討委員会では、現地調査を含め主として中学校の施設状況や生徒数の予測、教員の配置状況、部活動の状況、学校の適正規模などの調査・研究を主に行われました。
4回目の検討委員会では、三春町においては規模の大きい三春中学校、それに中規模校の岩江中学校、小規模校の沢石中学校の校長先生に出席をいただきまして、中学校としての適正規模について学力・生徒の学校生活・人間形成・部活動・進路指導等の面から意見交換を行いました。
次回は、委員同士による中学校の適正規模について協議を行い、意見を取りまとめることとしております。
検討委員は、平成19年度末までの任期でありますが、中学校についての中間答申、小学校での中間答申、そして19年度末には全体での答申が行われることになります。
それぞれの答申を受け、町として議会や教育委員会と協議しながら、これからの教育施設のあり方についての考えをまとめてまいりたいと考えております。
また、幼稚園・保育所についても、民間を含めた三春町のこれからの保育や幼児教育のあり方について検討をすることとなります。なお、保育所、幼稚園の検討は直接携わる民間幼稚園を含めた保育士や教諭による保育事業等内容検討委員会とも連携した検討をすることを考えております。
将来を担う子どもたちの豊かな人間性の育成につきましては、児童を取り巻く環境の変化、少子化、社会体験や自然体験の減少などの状況を考慮し、児童・生徒の人間として調和のとれた育成を一層重視していく必要があると考えます。
教育は、望ましい集団の中で最大の効果を上げることが必要と考えます。そのため、将来を見据え、三春町での学校の適正規模、適正配置を中心に教育環境の整備を図らなければなりません。学校が過度に小規模化すると、様々な教育上の支障が生じてまいります。友達同士が学び合い、助け合う環境が作れないため、授業の幅に厚みがなくなり、教師からの一方的な教授に偏りがちになります。生活習慣としても、一定の規模を持つことが重要であると考えます。児童生徒の人間関係が固定化されると、社会性を育てることが困難になり、リーダー性も育成されません。より望ましい環境のもとで、人間として、発達段階に応じた適切な体験や人との関わりを意図的・計画的に設定すると共に、一人ひとりの児童生徒の実態に即した、具体的な場面での適時性のある指導が、豊かな人間性を育むうえで、何よりも大切であると考えております。以上でございます。
○議長 再質問があればこれを許します。
儀同公治君!
○14番(儀同公治君) ただ今教育長からですね、検討委員会のことお聞きしまして、今まだ始ったばかりでありまして、一つひとつきちんと手順をしてやっていくという話、理解できました。
後段のほうの私の質問の中の人を思いやる心とか、豊かな心、時折教育委員会の資料、本などには良く見る言葉でありまして、その点についてもう少し具体的にどのような学校教育の中で、ということで再質問させていただきたい、このように思います。
教育委員会が17年度版ですが、「三春の教育」という冊子を出しておりまして、その中で抜粋にありますけども、子どもと教師の夢が共に育つ特色のある学校作りとございます。また、その中で心の教育の充実ということで、二つほど上げられておりまして、一つは、道徳時間の充実であります。もう一つは心に響く豊かな体験活動と示されております。私は道徳性の高い教育を目指すものとして、日常生活においてですね、家庭や社会の基本的なルールに沿った生活態度や、また行動様式を高め、生命の尊重、人格の確立、人間愛など人間尊重の精神を養うことだろうと思うわけであります。そして道徳的態度とその実践的行動といたしまして、誰にも親切にし弱い人や不幸な人をいたわる心、自分や世の中のために尽くしてくれる周りの人々に対し尊敬をし感謝をする。そんな心を育てるために道徳の時間など充実した内容、命の尊さ、人を愛する心を持ち続け、他人のため世の中のために尽くされた素晴らしい先人達の残された言葉や、あるいはそうした先人の行動を教える、そういうことも大事なことではないかと私は思うわけであります。
たとえばインドのマハトマ・ガンジー、非暴力を通して人間社会の問題を解決しようと生涯を通して訴えました。マザーテレサは、繰り返し愛とは何かを訴えました。この宇宙と人間がどう繋がっているのか、人は人として命をいただくことがどれだけ貴重なことかを子どもたちに伝え、育てていくことが大事なことかと思います。そして三春町の学校からは、これからもいじめの無い、人にやさしい思いやりの心を持った子どもたちがたくさん育っていくことを願いたいと思うわけであります。もう既に道徳の時間にこのようなことをなされているのであれば、さらに充実されて継続していただきたいと思いますし、そうでなければ、このようなことも試してみてはいかがと思いますが、ご見解を聞かせていただきたいと思います。
○議長 当局の答弁を求めます。
橋本教育長!
○教育長 議員の今の質問にありましたように、「三春町の教育」では、確かな学力と心の教育、この二つを柱として子ども、教師の夢が育つ教育を進めております。
心の教育につきましては、今のお話にありましたように学校では道徳の教育を中心に進めております。道徳でも道徳の時間、これは一週間に1時間の時間でございますが、その中の指導では今のお話にありましたように、発達段階に応じた子供たちの心に響くような資料を用いて指導を展開しております。偉人が世の人々のために尽くした、そういう資料などももちろん使用してございます。また、学校全体を通した学校教育の中で道徳的実践力を高めるための指導も展開されております。また、強化特別活動、総合的な学習の時間などあらゆる教育の場面において、意図的計画的に指導がなされているわけでございます。
また、具体的にということでございましたが、現在はボランティア活動や自然体験活動など体験的な活動の充実、道徳教育における善悪の判断、また社会生活のルールなど重点的な指導の工夫を重ね、障害児との交流や高齢者との交流の推進なども進めてまいっております。 さらに児童生徒の発達段階に即して、このような具体的な体験と結びつけながら道徳の時間で学んだこと、補充、進化、統合を図って豊かな人間性の育成に努めているところでございます。ご理解をいただければと思います。
○議長 再々質問があればこれを許します。
(ありませんの声あり)
○議長 第2の質問を許します。
○14番(儀同公治君) 第2の質問は、今後の町政に対する施政方針などについて、伺いたいと思います。
先般、19年度の行事予定表が配布されました。その中で今年9月で満了となる町長と町会議員の選挙について、9月16日投票で行われる旨の予定が示されておりました。町長においては就任以来、町民の目線に立った町政運営を基本に町民生活に密着した政策を柱として、その運営にあたってこられたものと思うところであります。また、三春町の厳しい財政状況など各地域の懇談会などを通して率直に述べられ、町民の理解を求め、そして早々に助役を長とした行財政改革職員委員会を設置し、費用対効果を念頭に置きながら行財政改革や、町民との協働によって自主自立のまちづくりを進めるために、三春町第2次行財政改革大綱を作成しました。それを基本とした改革に取組みながら、あらゆる事務事業の見直しを進めるなど歳出削減に努め、将来に向けて健全で弾力性のある財政運営に資するために、三春町財政構造プログラムを策定し、経費の削減により捻出した財源で繰上償還などを行いながら目標以上の実績をあげられたことなど、高く評価するものであります。
さらには、県立三春病院の廃止に伴い、高齢化社会に向けての町民にとっての一番大事な安全安心の基本となる地域医療確立のために、県との話し合いに積極的に応じ、公設民営による病院計画、そして設計施工一括方式という新しい発注方式を取り入れながら、平成20年5月完成を目指し新病院建設に向けて、力強く進められているところであります。
また、長年の懸案事項でありました桜川河川改修事業も本年度は景観形成事業として前進され、今後が期待されるとこであります。引き続き強いリーダーシップのもと、要望活動などを行いながら、早期完成に向けて努力しなければならないと考えるものであります。町長においてはさらに行財政改革を推し進め、初心忘れることなく、町民と一緒に安全と安心そして活力あるまちづくりのため、様々な課題に積極的に取組んでいただきたいと願うのは、私ばかりでなく多くの町民が望んでいるものと思います。今後どのような姿勢と決意で町政運営にあたるのか、また9月の町長選に向けての考えなども併せてお伺いするものであります。以上であります。
○議長 第2の質問に対する当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○町長 14番議員の質問にお答えいたします。
月日の経つのは早いものであります。町長に就任して3年半を迎えようとしております。
振り返ってみますと、私は、大きく分けて4つの公約を掲げ町長になりました。
要約して申し上げますと、一つ目として、町民の目線に立って町政運営を行うことであります。町は町民生活に直接関わる仕事をしております。それぞれの現場を重視して町民の声や提案などをできる限り町政に取り入れたいと考えたからであります。
二つ目として、行財政改革を進め、財政の健全化に努めることであります。監査委員より危険水域に入っているとの指摘を受けていた町の財政の立て直しは急務と考えました。平成16年度から18年度まで3年間の財政構造改革プログラムを立ち上げ、町の財政状況を広報などで町民にお知らせをするとともに、各種施策を執行するにあたり、ご理解とご協力をいただきながら改革を進めてまいりました。また、議会と議論を重ねながら、歳出の見直しを図るとともに、職員共々給与カットにも踏み切り、削減に積極的に取り組んでまいりました。この3年間の成果は、議会にも報告しておりますとおり、目標を達成できる見込みであります。
三つ目として、「見直すべきこと」、「継承すべきこと」をはっきりさせることであります。平成16年4月には役場の組織をわかりやすく、スリムにするため見直しを行いました。また、継続する事業については、早期完成を目指すことでありました。長年、雨漏りに悩まされておりました三春中学校体育館の改築、設置場所について紆余曲折を経て建設にこぎつけた田村西部環境センター、北成田分校の廃止の際、地元との約束があった跡地に北保育所の建設、そして、町道富沢平沢線も完成することができました。今後は継続事業である桜川河川改修事業、町道柏崎大峰線改良事業の早期完成を目指し、取り組んでいかなければならないと考えております。
四つ目として、滝桜観光を活かしながら、通年型の市街地観光づくりを目指すことであります。滝桜の雪害やそれに伴う後継木の育成、協力金の取り組みなどマスコミにも大きく取り上げられました。また、渋滞緩和と街なか誘導のためシャトルバスの運行、協力金を活用し、駐車場の拡張整備も図ることができました。観光事業は幅が広く、奥が深いものであり、まだまだこれからでありますが、協力金をきっかけに観光事業の専門家が三春町の観光振興に関わってくれるとの話もありますので期待しているところでございます。いずれも多くの町民の方々のご協力と議会の建設的な議論のおかげであります。
公約に掲げました以上の4つに加え、新規事業として取り組んだものは、農業振興策の一
つとして有機農業の推進を図るための堆肥センターの建設、また、県立三春病院の廃止に伴い、4月1日から町立三春病院としてスタートすることは、わが町にとって歴史に残る大きな事業ではないかと思います。新病院の建設や少子化対策、保育所、幼稚園、小中学校の施設整備、城山公園整備など、課題は山積しておりますが、残る約半年間、これらの課題に一生懸命取り組んでまいりたいと考えております。
また、9月の町長選に向けての考えをということでありますが、改革はまだまだ道半ばであります。また、第6次長期計画の基本理念であります「安全安心なまち」「自主自立のまち」「継続発展するまち」を目指していかなければならないと思います。町民の皆さんのご理解とご支援をいただけるのであれば、前向きに検討してまいりたいと思います。
○議長 再質問があればこれを許します。
儀同公治君!
○14番(儀同公治君) 是非ですね、今話された心境をしっかりと胸においてですね、力強くさらに前進されますよう願いまして質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長 6番佐久間茂君!質問席に登壇願います。
第1の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 今回、私は3点について質問します。
第1の質問は、町財政の健全化についてであります。一番古くは私は平成9年ごろだったと思いますが、そろそろ三春町の財政は危険水域に入りつつあるのではないかと、こういうふうに言って、役場からは残念ながら課長ではありましたが、そろそろ三春丸は危険水域に突入しつつあるのですというふうな答を得ました。それ以来私は、三春の財政はよほど気をつけてやらないと困ったことになるということで一貫をし、それ相応の意見を述べ予算に対しても発言をしてきたところであります。若干今回の3年間の経過について触れたいと思いますが、健全化についてのあゆみについて触れたいと思いますが、平成16年12月に鈴木町長は「極めて厳しい三春町財政を健全化するためだと」こいうことで、議会に経費削減などを内容とする「三春町財政構造改革プログラムについて」という議案を提出し、全議員の賛成によって、このプログラムが可決されたわけであります。
しかし、少なくとも私の賛成という行動は、賛成という意思表示は、三春町の財政状態が起債制限比率で言えば、県下最低、県下最低という状態のもとで、好むと好まざるとに係わらず賛成せざるを得ないという、苦しい苦渋の賛成であったのです。私以外の議員もおそらくはそうであったと思います。
当時鈴木町長も私の質問に答えて、要約すれば「私も非常に辛いんだ」と、「しかしこういう状態なんだから理解をしていただきたい」というふうに答えたものでありました。そして今この3年間のプログラムの最終月を今3月迎えているわけであります。その結果、まだ今年度はもちろん監査委員の報告は出ておりませんが、中間の平成17年度の監査報告によれば、その間の財政改革プログラムによる費用節約については、評価されるというふうに評価をしております。監査委員2人ともここにおいでになるわけでありますが、評価するというふうに評価をしているわけであります。
私もご承知のように1月に、ほとんどの家庭に私の考えを書いてお配りしておりますが、財政健全化に一歩を進めたというふうに評価をいたしました。この間、町民の皆さんも役場の諸君も相当我慢をしたと、このことを認めつつ一歩前進したと私は評価をしているのであります。しかし三春町民である限り、町政に対する批判や意見は自由であります。
最近私は前町長の伊藤さんが発行された「三春町町政討議資料第1集」というものを読みました。こういう本でありますが、皆さんご覧になったと思います。その中に次のような批判が記述をされております。書かれております。それ読み上げれば次のようなものであります。「経費削減により捻出した財源による町債の繰上償還という財政構造改革の方針は、診断なき処方箋によって、薬効も定かでない投薬を行っているようなもので、様々な副作用に町は悩んでいる。この現状は速やかに改善されるべきものである。」以上がその文章でございます。
三春町の財政が再建の一歩を進めたとはいえ、厳しい状態に変わりはない現在、私は過去3年間に渡って三春町の財政状態を数字でもって県内各市町村と比べたものを、ほとんどの家庭にお配りをしております。その資料を見ても、いまだ厳しい状態ではないということは言えない、厳しい状態にあるんであります。したがってこういふうなご意見もあるんですから、批判のご意見があるというのは良いことなんですよ。それにはやっぱり答えていかなければ。でありますから、今まだ厳しい状態にあるわけでありますから、今後の財政再建策について、この1番目の質問者に答えたことによって、鈴木町長新聞記事流に言えば「3月定例会において再び立候補する決意を表明した」と、こういう記事になるんだろうと思いますから、この際、全町民に向けた町長の率直な今後の財政再建策について、伺いたいんであります。以上です。
○議長 第1の質問に対する当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○町長 6番議員の質問にお答えいたします。
町では、平成16年9月定例会において、財政の健全性の早期回復を達成するために、町と議会が一体となり、町民の理解と協力を得ながら財政の構造改革を進めていくこととする「三春町財政の構造改革に関する条例」を制定いたしました。それに基づき、同年12月に「三春町財政構造改革プログラム」を策定したところであります。
プログラムの目的は、歳出規模を縮小し財政運営の構造改革を進め、経費の削減により捻出した財源により、町債の繰上償還を行うことであります。
平成16年度から18年度までの3年間の削減計画目標を示し、現在まで計画を上回る実績を上げることができております。
これにより、平成18年度末における借入金の残高も、目標の120億円に対し、約115億円まで削減することが出来る見込みであります。
平成17年度決算監査における監査委員の評価、及び議員の「財政再建の一歩を進めたと言える」との見解には感謝を申し上げるものであります。
しかしながら、財政状況がいまだ厳しい状況にあることは議員同様に認識しているところであり、今後も引き続き財政の健全化に向けた取組みが必要であります。
具体的には、総務省の助言により平成18年3月に策定した「三春町集中改革プラン」に基づき、示された改革項目について、目標年次を定め、着実に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたしたいと思います。
○議長 再質問があればこれを許します。
佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 今の町長の答弁が具体化するのが、今度の予算でありますので、予算を十分審議をさせてもらうということになります。しかしいくらお金に困ったとはいえ、削ってはならないところもあるわけでありますから、私はいま町長の意見が予算にどのように表れているか、昨日の予算提案理由ではそこのとこを省略したわけでありますが、やっぱり政治というのは、何も困っていない人にはともかく、困っている人に光を当てるということで、優勝劣敗ではあってはならないと思うんではありますが、一番気にしている重点的な予算の使い方、それはどこにあるのか、端的で結構ですから一つだけ例をあげていただきたいと思います。
○議長 当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○町長 財政構造改革プログラムの3年間の実績、経験を十分検証いたしまして、19年度の予算編成に取り組んだわけであります。そんな中で、どこに重点を置いたのかということでありますけれども、一つはですね、やはり財政改革を進める上で道路維持補修、さらには町の施設全体の維持補修を後手にならないように、計画的な維持補修を進めることによって、かなりの無駄を省けるのではないかと、しかも一元化、営繕の一元化を図るために、専門の担当者を配置するというふうな4月からの人事の考え方をしておるわけであります。
それから各まちづくり協会からの19年度に対する要望事項として、町道の維持補修、さらにはU字溝布設、そういう要望箇所が例年になく多く出されました。これらについて前向きに予算を増額して計上したところであります。ご理解をいただきたいと思います。
○議長 再々質問があればこれを許します。
(ありませんの声あり)
○議長 第2の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 第2の質問は、入札等の改革についてであります。
最近の福島県をはじめとするいろいろないまわしい談合事件によって、当然のことではありますけれども、改めて「談合は犯罪である」ということが全国にとどろき渡った。全国的確認になったと。そしてここ三春町でも談合は犯罪であるということは、もはや誰一人として異論がない全町民的な合意になったと思うんです。もしそうでない人が居るとすれば、極めて例外であろうと、こういうふうに思います。そして私の12月における一般質問に対して、町は予定価格の公表は落札率の低下に効果があったことを確認しました。そしてさらにいくつかのこれからの改革予定を示しました。もう新しい年度が間近であります。それを含めて今後の入札とそれに関連する事項、つまり随意契約であるとか、あるいは指名停止であるとか、そういう問題について改革計画についてまず聞いておきたいのであります。
○議長 第2の質問に対する当局の答弁を求めます。
橋本総務課長!
○総務課長 6番議員の質問にお答えいたします。
まず初めに三春町は、談合等不正行為の違法な行為については厳しく対処していく考えであります。
ご質問の今後の入札の改革計画についてでありますが、先の12月定例会でお答えしましたように、一般競争入札の導入を検討しているところであります。
ただしその導入にあたっては、無制限に参加を求めるのではなく、不良不適格業者の排除やダンピング防止のため、一定の資格要件を設け、その資格を有するもののみの入札参加を認める、制限付一般競争入札の検討をしたいと考えております。
また、その対象案件も金額や事業内容等、一定の水準を設けるなど町内業者の受注機会にも配慮していく考えであります。
次に随意契約についてですが、先に随意契約検討会にて検証し、議会にも報告しているところでありますが、契約の透明性の確保、競争原理を生かした契約に今まで以上に取り組んでいく考えであります。
次に指名停止についてでありますが、新聞報道等にもありますように、国では談合などの違法行為をした企業に対する、入札参加資格の停止期間の上限延長を検討するなど方針を打ち出しております。
三春町においても、談合等不正行為に対して厳しく対処していくため、指名停止期間の延長などを含めた基準の見直しを行なっていく考えでありますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長 再質問があればこれを許します。
佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 今の総務課長の答弁、従来の入札に関する答弁からすれば、相当点数は高く上げてもいいかなと思いますが、まだまだ難しい点がたくさんあるのかなと思うんであります。
まず、なんて言いますか、12月に予定価格の公表は落札率の低下について効果があったということです。私もそれを要求してきた。これについては今後はむしろ柔軟にやってもらいたいというのが私の考え方であります。つまり、事前公表、予定価格の事前公表は、落札率100%とか99%がざらにある状態では非常に効果がある。事前に予定価格を公表したのにそれピタリ入れるというのは、みんな遠慮しますよね。少し下げる、こういうことです。少し下がるんですからそれ以上は下がらない。だから今度事後にすると、さて予定価格はいくらだろうと、それより高く入れたんじゃ取れねえし、それすれすれだったら他の人に負けちゃうしということで、さらに100、99じゃなくもう少しそれ以下に下げることも出来るわけですから、だから機械的にやらないで臨機応変にやることを私はむしろ認めたいと思うんです。そして工事以外にも歴史的に100ばっかり、あるいは最近遠慮したのか99というのありますが、100ばっかりという種類の物品というか大きなものの納入ありますよね。それなんかはやっぱり事前公表すると、100でなくなるわけですね。それを経て今度事後公表にすれば下がるということですから、そうすると今度私に対する何となく町民の中から町民のごく一部から聞こえてくる範囲では、「佐久間さん公共工事じゃ町の納入はちっとも儲かってねえんだ」という話があります。本当に儲かってないんでしょうか、100でなければ儲からないのか。これは今度の福島事件で検事の冒頭陳述の中にこういうのがあります。「普通の民間工事の場合は粗利益が5%から10%である。そして公共工事の場合は、95%ちょっと低いくらいの落札でやって粗利益は10%から20%であると。公共工事は民間工事よりも粗利益は多いと。」これ検事の冒頭陳述ですよ。さらにはそこには言いたくないんですが、被告になった人自体がだいたい、その県内17ヶ所の建設業協会が調整をやってると思うと、こう言ってるわけです。ここまで言われちゃ、言われた人は抗議をしなくちゃいけない。今だ抗議の話聞いたことありません。だから私は、儲からないことは無い、だから95以上はやっぱりおかしいのかなと。しかし最低これ以上は儲からないであろうというところを、最低価格を考えることはプラスである。こう思います。
もう一つ、先程、制限付一般入札と言いましたね、私はまずこの登録業者のクラスがあるわけでしょう。小さい土建屋さん、中くらい大きいところ巨大なやつと、この別けかたを厳しくやっていただいて、小さいものに大きいものは入れないと、これを入れるとやっぱり弱肉強食になるわけですから。だから極端なこと言えば、小さい仕事は町内に限定してもその人たちが絶対に談合しないんであれば、私は認めるべきだと。そして何とか町内の業者が一生懸命研究をして生き残っていけるようにすべきではないかと、そうしないといざという時には遠くのほうから誰か頼んでこなければいけないことになるわけですから、だから今言ったように前提としては、絶対に談合しないんだという約束をしてもらう、そして町の中は町の中でもいいから、小さい大工さんでもいいから、そん中では競争してもらうと、こうしなければならないというふうに私は思っているわけです。そういうふうなことについてですね、今後よほど考えてもらいたい。
指名停止については、ここで言うのも言いにくいような気もしますが、三春病院の建設を担当した業者、担当する業者、今朝の新聞を見たら北陸のほうではすでに指名停止始りましたよね。早晩ここでもって指名停止になる可能性というのは少ないか多いかといえば多いと思うんです。ただ私は22日の臨時会でこの契約を認める際に、指名停止になっていないんだから賛成したんであります。賛成できたというか。だから今後停止になっても私は、あの契約は取り消せとは絶対に言いませんから、現場の技術者と町は責任を持って、日本中に有名になるような立派なものを作ってもらう責任あると思うんです。それを今後は期待するのみなんでありますが、しかし指名停止は難しいですよ。三春のような小さな町が日本中でどこで誰が悪いことしたか調べる能力無いんですから、だから今後指名停止というのは、県で指名停止したら指名停止だとか、いろんなこと考えないとダメなんじゃないかと。今度の病院の問題でもいろいろ町民からありました。「何で今まで長年大きい工事は、あそこだと決まっていたのにあそこでないんですか」と、だってあそこは、12月1日現在で受験資格が無かったんだと、「なんだそうか」と納得してもらいましたが、なかなか大変な時代になったなと思うんです。その辺について工夫を一つ聞かせてもらいたい。
○議長 当局の答弁を求めます。
橋本総務課長!
○総務課長 今の再質問の中でありました、事前公表による99%とかですね、そういう落札率の件なんですけども、事前公表することによって落札率が高止まりではないかという話も聞かれますんで、その辺については検討して行きたいというふうに考えております。
それから指名競争入札から一般競争入札に変えた場合に、今ご質問にありましたように、最低価格の問題これについても、指名競争入札から一般競争入札にする場合については、現在設けておりませんけれども、これらについても検討する必要があるのではないかというふうに考えております。
それから一般競争入札で制限を付ける場合の制限の付け方についても、先程答弁しましたように、工事の内容、金額等によって具体的に検討を進めたいというふうに考えております。
それから指名停止についても先程答弁しましたように、全国どこでどの業者がどうやってるというのを町の段階で把握することも出来ませんので、それらについてそれとですね、従来町に指名願いが出ていたといってもですね、指名してない業者にどうするかというような問題も含めて、今後検討していきたいというふうに考えておりますんで、ご理解をいただきたいと思います。以上です。
今の答弁、再質問の中で町内の業者に対するというご質問あった件については、当然町の発注する件数も従来より極端に減っております。ということなども鑑みながら発注にあたっては、その辺も検討を加えていきたいと考えております。ご理解いただきたいと思います。
○議長 再々質問があればこれを許します。
(ありませんの声あり)
○議長 第3の質問を許します。
○6番(佐久間茂君) 第3の質問は、町の国際交流についてであります。
最近、最近というのはいろいろございますが、この国際交流については、私は従来あまり過度な勧奨はすべきでないと、国際交流というのは草の根交流が良いんだと、官製交流というのはあまり良くないという考え方で一貫してまいりましたが、そうは言っても町でも一定のお金は使ってまいりましたから、町民からいろいろ意見が最近あったんです。聞いてみると「みんな一生懸命やってんだけど、なんかすれ違いが多くなっちゃった」というふうに感じておりました。そこにもってきて今度、最近政経東北という雑誌に国際交流関連の記事が出ました。それで相当町民の関心も高くなりました。これお読みにならない方も新聞に広告が出て目次が出ましたよね、それでだいぶ関心があると。どうゆうことになったかというと、この国際交流に本当に一生懸命に本当のボランティアですね、本当に一生懸命やってる人は、あの人一生懸命やってるんだと分かる人からですね、「あんた一生懸命やってるようだけど、一体何やってんだい」と、こう言われて何やってんだいって言われたって困っちゃうなと、こういうふうなことでありますね。それからこの雑誌は広く売られているわけですから、三春の人達は他の方に行った時や他の人が来た時に、「なんだい三春の国際交流はたいしたもんだと聞いてたけど、何かそうでもねえようだない」なんて言われてがっかりしてる。こういう状態になっているわけであります。先程から申し上げましたように、この運動に主体的に携わっている人達は本当にご苦労様だと思うんです。高く評価はしたいと私は思うんです。だから何か出たからといって、誰が悪いということじゃないけども、長年このいろんなことをやってきた町の国際交流については、私はまあ多少曲がり角に来てるんじゃないかと、私はこの間ずっと文教委員として議会で議員としてまいりました。ライスレイクの建設についても実は文教委員会は、ひょっとすると他の常任委員会から言わせると、なんだ騒いでばっかいると言われるんではないかと思われるほど、活発な議論をしてきたんです。当時の伊藤町長もあるいは志田助役もその時にはですね、わざわざ文教委員会に足を運んでいただいたくらいなんです。だからどうしたらいいんだろうというのは町長に聞いたほうが良いのかなと思いますが、これ所管からいうとこれ教育長に聞いておかなければいけない。答も難しいだろうと思うけれども、ここで喋ったのは幸い防災無線で伝わりますからね、あっそうかというふうなこと、答えていただけたらありがたい。こういうことであります。
○議長 第3の質問に対する当局の答弁を求めます。
橋本教育長!
○教育長 ただ今の6番議員の質問に、お答えいたします。
三春町の国際交流事業は、今から20年前の英語教育助手の招聘をきっかけに始まりました。その時期に、三春町国際交流協会が町民によって設立されて、行政と一体になり姉妹都市交流中心の事業を展開してまいりました。
教育の分野では、中学生や高校生を対象にしたアメリカサマーキャンプ、交換留学生の派遣事業、教職員による研修、また「合理的な生活を学ぶ旅」等、町民による相互交流事業も行われてまいりました。20年間に渡り、協会を中心にした町民の皆様による活躍が事業を支えており、事業を通して多くの青少年や町民の皆様に国際理解の重要性について体験していただく機会が提供されてまいりました。
今般の世界情勢は、政治・経済・文化ともに地球全体的な規模で広がりを見せております。今後益々お互いの国々が、お互いの文化を尊重し国際的な相互理解を進め、共存していくことが必要であります。
三春町の国際交流におきましても、この視点を充分に配慮し、姉妹都市交流を引き続き継続しながら、世界諸国との交流や異文化理解のための事業を積極的に推進してまいる所存でございます。
国際交流は、21世紀を担う子どもたちに、「豊かな人間性や社会性、国際社会に生きる日本人としての自覚を育成し、生きる力を培う」という基本的な狙いもあります。また、国際化の進展に伴い、国際社会の中で日本人としての自覚を持ち主体的に生きていく上で必要な資質や能力の基礎を培うことも大切であります。このような観点から、教育における国際交流、国際化については、今後益々重要になってまいります。
事業の推進にあたりましては、20年間の経験を活かして、三春町国際交流協会をはじめとする、町民との協働による国際交流、町民の皆様の知恵と力を充分に発揮していただけるような国際交流の展開を支援するとともに、事業の拠点として、指定管理者制度を導入しました三春町国際交流館「ライスレイクの家」を町民主体型の運営ができるように支援をしてまいる考えでございます。
○議長 再質問があればこれを許します。
佐久間茂君!
○6番(佐久間茂君) 教育長の答弁と同じように、私も国際交流というのは極めて必要な大事なことだと思っております。これは草の根交流が大事だと言っているんです。
ちょっと話が大きくなりますけども、私はブッシュ大統領のイラク政策についてはまったく反対であります。まったく反対ではありますけどもそれは、大統領に反対なのであって、やっぱりアメリカの国民と日本の国民は仲良くしなければいけない。向こうの小さな町の人たちと、三春町とも仲良くしなければいけない。国の緊張状態が生まれてもそういう事が全国各地でたくさんあれば、ひょっとするとあの忌まわしい戦争さえ無かったんではないかと。だからこの小さな単位としての国際交流というのは極めて大事だ。国際交流活動に参加している人はその重要な小さくても重要な仕事の一力を担っているんだと思うんです。だから私は、今後とも町があるべき姿での国際交流については金は無くても、一定の援助はすべきである。しかしこれも聞く人によっては、気に入らない言葉かもしれませんが、教育とか国際交流とかいうのは、公には金は出すが口は出さないというのが一番いいんです。あまり口を出しすぎると官製交流になって、これは外務大臣とブッシュの付き合いみたいなものになっちゃって、なんの面白みも無くなる。こういう形であれば私はかえっていいんじゃないかなと思うんです。だから私はこの雑誌社がこういう記事を出してくれたのはありがたいと思うんです。みんなの議論の対象になるから。そこでもってあるべき姿を探していくということになればいいなと思うんです。
従来から私はライスレイク作る時も前町長も言ったんであります。官製交流より草の根が良いということはわかってるんだと。しかし今これ我々が止めちゃったらば、どうも具合良く行かないんだと。だから今ライスレイクの家というものを建てて、それを拠点にしてそこから利益も生んで、それで国際交流進めて行こうと。当時からの課長の皆さんもここにいるわけですからそういう状態だったと思うんです。だから今言った中で町民主体型の運営にライスレイクを変えるということ言いましたが、その内容についてですね、今私が言ったことと併せてご賛同いただけるかということと、町民主体型のとはどういう意味なのか具体的に聞いておきたいと思うんです。
○議長 当局の答弁を求めます。
橋本教育長!
○教育長 今の議員のお話にありました草の根交流。私が申し上げました町民主体型の交流を同じ意味と私は解釈しております。具体的に申し上げますと、今まで行われてきました従来の青少年や町民の相互の派遣事業などは継続して行ければと、それから姉妹都市ばかりの交流でなくて、いま桜の木を基にハンガリーやポーランドとも交流がスタートしております。これらの事業も町民主体として進めていかれればと、町として一生懸命応援しなければならないとそう思いますし、いま町内に外国の子供たちが小学校・中学校に在籍しております。入ってきた当時、日本語が話せないということでいろいろ苦労をしました。教育委員会でも仲立ちをして、県とのそういう事業を推進する団体から派遣していただいた職員などによって、言葉が少しでも早く話せるように、ということに努めてまいってきたわけでございますが、現在専門学校に入りたい、高校に入りたいという希望を持っている子どもたちは、なかなか日本の高校に専門学校に難しい状態にあります。そういうふうなこともこの国際交流協会をはじめとする事業の一つとして進めていかなければならないのではないか、町内に在住する外国の人たちとの交流も国際交流として大事ではないか。と思っている次第でございます。以上でございます。
○議長 再々質問があればこれを許します。
(ありませんの声あり)
○議長 15番渡辺勝雄君!質問席に登壇願います。
第1の質問を許します。
○15番(渡辺勝雄君) 議長の許しを得ましたので通告しておきました事項について、一般質問をいたします。本日は質問事項5点に渡って用意してきました。的を絞って質問を進めていきたいと思います。
まず妊婦健康診査事業について伺います。近年高齢者やストレスを抱える妊婦が増加傾向にあると共に、就業などの理由により健康診査を受けない妊婦が多く、母体や胎児の健康確保を図る上で妊婦健康診査の重要性、必要性が全国的に高まっております。少子化対策の一環として妊娠中の健診費用の負担軽減が求められております。子どもを産み育てたいという願う人たちへの経済的な支援策として、現在妊婦無料健診は当町においては2回までとなっております。私は5回まで拡大すべきと思うのであります。なぜ5回までかと申しますと、健診5回までが全国の基準であります。また、福島県でも子育て支援として第3子より6回目以降を補助していくと言われております。原則自己負担がなくなるように負担すると言われております。また、厚生労働省では公費負担は14回程度行われることが望ましいと強調されております。そうしたことから、少子化対策の一環として国の考え方、県の考え方、今私の思いを述べましたが、町の考えと実施計画などについて伺いたいと思います。
○議長 第1の質問に対する当局の答弁を求めます。
原保健福祉課長!
○保健福祉課長 妊婦健康診査の目的といたしましては、妊娠を早期に診断し、早期より管理を開始すること。正常に経過していることを確認し、保健指導の機会とすること。妊娠異常の早期発見・早期治療を行なうこと。とされております。
現在、三春町では妊婦健康診査の目的を果たすべく、すべての妊婦を対象に妊娠前期と妊娠後期に各1回ずつ公費負担し、受診勧奨をしております。
平成17年度の公費負担による妊婦健康診査件数は、妊娠前期125件、妊娠後期126件となっております。
一方、平成19年2月23日全国児童福祉主管課長会議では「健康な妊娠、出産を迎える上で最低限必要な妊婦健康診査については5回を基準として公費負担の範囲を検討することが望ましい」との方針が示され、県でもお質しの通り第3子の妊婦健康診査補助の予算化が現在進んでおる状況にございます。
町では、平成19年度の妊婦健康診査は現在同様、前期・後期2回の公費負担を予定し、現在予算を計上いたしております。但し、安全に安心して出産ができるよう、これまで以上に、妊婦健康診査に係る検査項目の内容の充実等も視野に入れて、実施してまいりたいと考えております。
公費負担による妊婦健康診査の受診回数の拡大につきましては、少子化問題全体の整理と対策を踏まえた対応が必要と考えられます。平成19年度に新設されます少子化対策班との協議の中で具現化に向けて検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解いただきたいと思います。
○議長 再質問があればこれを許します。
渡辺勝雄君!
○15番(渡辺勝雄君) 先日2月28日の財務行政懇話会に私、参加いたしました。その中で全国的に少子化対策は避けて通れない地方自治体に与えられた、最大の重要課題であると私は思ってきたわけであります。いま課長から言われたように、そういうふうな考えを踏まえて19年度は少子化対策班を設けて、この子育て支援にあたっていくという答弁がありましたが、確かに投資しなけばならない三春町におきましては、かなり厳しい財政状況であると思われますが、そこは是非全国基準の健康健診5回まで無料実施の方向を示していただきたい、そう思うわけでございます。そういうことで町長の見解を伺ってこの質問を終わりたいと思います。
○議長 当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○町長 少子化対策とりわけ子育て支援というのは、町にとっても非常に重要な課題だと思っております。そんなことでですね、課長からの答弁にもありましたように、19年度は三春町の少子化対策、そして子育て支援ていうものは、どうあるべきものかという施策を組み立てるための専門の対策班というものを4月人事で設けるということにしております。そして内部で検討委員会を立上げましてですね、19年いっぱいくらいにはですね、町の方針を定めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長 再々質問があればこれを許します。
(ありませんの声あり)
○議長 第2の質問を許します。
○15番(渡辺勝雄君) いまの答弁で少子化対策班というチームを作って、真剣に取り組んでいくという力強い方向が示されました。次の質問に移りたいと思います。
乳幼児医療費助成事業について伺っていきたいと思います。人口減少社会時代における少子化対策、雇用対策など様々な課題の取組みが急務となっております。特に少子化対策の中でも保護者の経済的負担を軽減し、安心して子どもを産み育てる環境を整備することが強く求められております。特に保護者からは子どもにかかる医療費の経済的負担が大きく、助成制度の拡充が求められております。当町においては乳幼児医療助成は0歳から6歳までとなっております。子育て支援の一貫として、これまた財政厳しい状況ではあります。と思いますが是非ですね、この小学6年生まで助成拡大すべきと私は思いますが、この実施計画などについても伺っておきたいと思います。
○議長 第2の質問に対する当局の答弁を求めます。
原保健福祉課長!
○保健福祉課長 乳幼児医療費助成事業につきましては、平成18年度から、現物給付化を拡大するなど、利用者の負担軽減に努めているところであります。
ご指摘の対象年齢の拡大につきましては、現在担当課におきまして、実施した場合の効果や財政負担等について、具体的に検討しているところでございます。
町は少子化対策や子育て支援は重点施策としてとらえ、平成19年度にそれぞれの部署で実施している子育て支援事業や少子化対策事業を、統合的に検討し施策の充実を図ることを目的に、前の質問でもお答えしました少子化対策班を設置することとしております。
乳幼児医療費助成事業につきましても、少子化対策における重要な施策の一つと位置付け、その中で対象年齢拡大等の具現化に向けて検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。
○議長 再質問があればこれを許します。
渡辺勝雄君!
○15番(渡辺勝雄君) 少子化対策、子育て支援対策と併せて少子化対策班を設けて、いろいろな施策を真剣に取り組んでいくと、課長の答弁でありましたが、期待したいと思っております。
○議長 第3の質問を許します。
○15番(渡辺勝雄君) 多目的トイレ、オストメイト(人工肛門、人工膀胱装着者)対応トイレについて、伺っていきたいと思います。
県ではユニバーサルデザインのまちづくり、安全で安心な社会の形成、子育て支援など重点的に推進して行くといわれております。我が町はこの春、春の観光シーズンでは、30数万人の観光客で賑わいます。そうした中トイレの対応といいますと、仮設トイレが大部分かと思いますが、そこで多目的トイレ、多機能トイレといいますか、またオストメイトトイレ等の対応について、どこに現在設置されているのか、また案内や表示などその状況について伺いたい。またですね設置計画、すぐ花見の期間になりますが、そういう計画があれば早急に立ち上げて、春の観光シーズンまで間に合うように設置すべきと思いますが、伺いたいと思います。
○議長 第3の質問に対する当局の答弁を求めます。
原保健福祉課長!
○保健福祉課長 お答えいたします。
国では、障害者自立支援法の円滑な実施を図るため、660億円規模の補正予算を組み、「障害者自立支援対策臨時特例交付金」を創設いたしました。交付金は、各都道府県に配分されたのち、県が基金を設置した上で、平成19年度から平成20年度までに交付金対象事業を実施する市町村等に交付するものとなっております。この交付金事業のメニューの中に「オストメイト対応トイレ設備緊急整備事業」が創設されました。
現在、町にはオストメイト対応トイレは設置されておりませんが、町内の対象者は35名程度おり、また観光客も多いことから、是非この事業を活用し、公共施設等へ設置していきたいと考えております。
ただし、設置するにあたりましては、給排水工事等の対応が必要なことから、お質しの春の観光シーズンの設置は困難な状況にございます。通年観光を見据え、なるべく早い時期に設置することと致したいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長 再質問があればこれを許します。
渡辺勝雄君!
○15番(渡辺勝雄君) 検討していくということであります。オストメイト対応トイレ、こういう表示板がオストメイトのトイレなんですね、三春町では見られないということでありますので、是非ともこういうふうな表示板見られるように、早急に設置をお願いしたいと思います。以上であります。
○議長 第4の質問を許します。
○15番(渡辺勝雄君) 第4の質問でありますが、三春病院にヘリポート確保についてを伺っていきたいと思います。
言うまでも無くこの4月より、県立病院が三春町立病院として病院の運営を民間に任せ、指定管理者制度を活用して、いわゆる公設民営としてスタート出来ることは、地域医療の確保、地域住民の命を守る観点から町民にとって大変嬉しいことであると思います。
また、新しい病院建設も来年度の平成20年度春オープンを目指し、粛々と進めているところでありますが、新しい病院を中心とした周辺総合整備事業の中に、救急救命体制整備事業の一環としてドクターヘリの役割は重要であります。現在国におきましても、このドクターヘリへの全国配備が推進されております。三春町立病院にこのドクターヘリの着陸、ヘリポートと言います。この整備を確保しておくべきだと私は思いますので、伺いたいと思います。
○議長 第4の質問に対する当局の答弁を求めます。
鈴木町長!
○町長 お答えいたします。
ドクターヘリは、医療に恵まれない遠隔地などで、生命の危険が切迫している重症患者が出た場合に、消防や医療機関等からの要請で出動するものであります。現在、過疎地や高速交通体系を利用できない地域を対象に、全国的に整備を進める動きがあります。
三春町のように、30万都市に隣接し、町内を高速道路が横断し、東西にインターチェンジを持っているような地域では、今でも郡山市内の総合病院や県立医大病院までの搬送につきましては、車で対応できているところであります。
なお、福島県の地域医療計画上、三春病院は、救急協力病院ではありますが、重症者につきましては、救急救命センターを持つ郡山市内の3次救急病院において対応するという位置付けとなっております。従いまして、これらを総合的に勘案しますと、ヘリポートを備える程の規模にはないものと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長 第5の質問を許します。
○15番(渡辺勝雄君) 次の質問でありますが、耕作放棄地、遊休農地対策について伺っていきたいと思います。
農業、農村近代化事業、遊休農地解消事業、特に農業では一概には言えないかと思いますが、担い手の不足、高齢化による遊休農地、耕作放棄地が町内においても増加傾向にあるのではないかと思われます。この遊休農地解消事業の状況とその事業計画などについて、伺っておきたいと思います。
また、この遊休農地を新たな担い手や企業ですね、農産物を作るという企業などにですね、企業などの参入に貸付けを積極的に推進していく方向の体制づくりの整備が私は重要であると思います。この点伺っておきたいと思います。
○議長 第5の質問に対する当局の答弁を求めます。
影山産業建設課長!
○産業建設課長 まず、最初に、農業・農村近代化事業として位置づけをしている事業の主な実施状況としましては、パイプハウスの導入に関する補助事業があります。こうした補助事業を

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